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インド哲学科の沿革-教員組織とカリキュラム

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昭和24年度の専門科目担当者の教員は次のとおりである。

加藤精神専任教授仏教学
花山信勝兼任教授仏教学
藤原猶雪専任教授仏教学・史学
西 義雄専任教授仏教学・梵語
坂本幸雄兼任教授仏教学
宇野円空兼任教授民族学・宗教学
橘高倫一専任教授哲学
杖下隆之専任教授中国哲学
古川哲史専任助教授倫理学
高里良恭兼任講師西洋史学
山際 靖兼任教授美学概論・美術史
朝原梅一専任教授社会政策・社会事業
江口英一兼任助教授

社会思想史

 新制大学は昭和27年度(1952〉をもって第1回の卒業生を世に送り出すことになる。第1回の卒業生2名、新旧の分かれ目であるために、ほとんどが旧制で卒業した。この2名も今日故人である。
 昭和27、8年の当時の開講科目〈専門科目)は次のとおりである。

昭和27年

昭和28年

専門科目

専門科目

仏教学仏教学
仏教学概論仏教学概論
仏教史(日本)仏教史(日本)
仏教史(中国)仏教史(中国)
仏教史(印度)仏教史(印度)
宗教学概論宗教学概論
印度哲学史印度哲学史
印度哲学特講印度哲学特講
印度哲学演習
仏教学特講仏教学特講
日蓮宗学
仏教学演習仏教学演習
真宗学

関連科目

関連科目

西洋哲学史概説西洋哲学史概説
宗教史概説宗教史概説
中国哲学史概説中国哲学史概説
仏教美術仏教美術
比較宗教学比較宗教学
宗教社会事業宗教社会事業
キリスト教概説キリスト教概説
伝道学伝道学
宗教社会学宗教社会学
社会思想史社会思想史
日本思想史日本思想史
教団経営論
梵語(初級・上級)梵語(初級・上級)
巴利語巴利語
西蔵語西蔵語

 ここで気づくことは、印度哲学が整備され、昭和27年の開設科目、「日蓮宗学」「真宗学」は姿を消して、昭和28年には「教団経営論」となったということである。
 昭和28年の教員は、名簿として存在するものは乏しいが、「校友会名簿」に表示されたところでは、加藤精神、藤原リョウ雪、西義堆、勝又俊教、長井真琴、花山信勝、坂本幸男、Crut Beyer、中野隆元、高橋梵仙、篠田龍雄、田村芳朗の名が見える。
 昭和28年以後、32年までのカリキュラムについても、正確な資料が残っていない。しかし、昭和31年には第2部(夜間部)が開設された。今、そのカリキュラムを第1部と比較して示すと、次のとおりである。

第1部

第2部

専攻科目

専攻科目

仏典学仏典学
仏教学概論仏教学概論
仏教史(日本)仏教史(日本)
仏教史(中国)仏教史(中国)
仏教史(印度)仏教史(印度)
宗教学概論宗教学概論
印度哲学史印度哲学史
印度哲学特講印度哲学特講
印度哲学演習印度哲学演習
仏教学特講仏教学特講
仏教学演習仏教学演習
梵語(初級)梵語(初級)

関連科目

関連科目

西洋哲学史概説西洋哲学史概説
宗教史概説宗教史概説
中国哲学史概説中国哲学史
仏教美術仏教美術
比較宗教学
伝道学伝道学
キリスト教概説キリスト教概説
宗教社会学宗教社会学
教団経営論教団経営論
梵語(上級)梵語(上級)
巴利語巴利語
西蔵語西蔵語
宗教法概説
宗教社会事業
日本思想史

 第1部と第2部のカリキュラムを比較して、第2部の方が2科目、科目数が多いこと、第2部の方が、より実際面の方に教科のウェイトがかかっているということがわかる。翌32年になると1、2部ともに同じカリキュラムとなり、それが定着していった。その当時の教員組織は、専任教授として、西義雄、勝又俊教、渡辺照宏、専任助教授に早島鏡正、田村芳朗、金岡秀友、専任講師に近藤文剛、大類純、非常勤に、長井真琴、宮本正尊、花山信勝、坂本幸男、高橋梵仙、玉城康四郎、結城令聞であった。
 昭和54(1979)年、時代の趨勢によって、科名を仏教学科から「印度哲学科」に改称し、それに伴ってカリキュラムも変更した。いまその趣意書によれば、

仏教学科(1・2部)を印度哲学科(1・2部)と改称する理由について

  1.  本学科は、学祖井上円了博士によって、一宗一派に偏らない通仏教を研究教育する学科として直接創設されたものである。爾来、本学科は他の宗立大学の仏教学科が宗学に重点を置いた仏教研究を主とするのに対し、インド哲学、通仏教(インド仏教)を中心とした研究教育を行って来た。現在の本学科のカリキュラムは、学祖以来のインド哲学、通仏教中心の伝統の上に立って組まれたものであり、本学科の基本的性格をより明らかに示す為には、「印度哲学科」の名称が最もふさわしいと考えられる。
  2.  大学設置審議会の「文学部に於ける教育の実施方法について(案)」(51・11・16理事会決定)においては、「インド哲学科」の主要学科目は、1ヴェーダ学、2インド哲学史、3インド宗教史、4近世インド思想史を含むことが望ましいとされているが、 別表 のように、本学科の現在のカリキュラムは、内容的にこれらを充分に含んでいる。
  3.  尚、東京大学等においては、インド哲学、仏教学を教育内容とする学科は、印度哲学科(専攻)と称している場合が多く、インド哲学・仏教学をカバーするものとして現在、印度哲学の名称が一般に広くみとめられていることを付記する。

  今、印度哲学科と改称したときの教員組織は、専任教授として、金岡秀友(第1部主任)、菅沼晃(第2部主任)、大鹿実秋、田村晃祐、助教授に清水乞、講師に森章司、河村孝照(兼担)、助手に里道徳雄、非常勤として、西義雄、高橋梵仙、田村芳朗、武石彰夫である。
 このときのカリキュラムは、科名改称のため大幅に名称を異にするが、前掲理由書にもあるとおり、これまでの科目の内容において、おおくインド哲学宗教を扱ってきているので、内容の点では創立以来の伝統を受け継いでいるといってよい。
 今、科名改称時におけるカリキュラム(昭和54年度)は次のとおりである。

第1部

第2部

専門科目

専門科目

(必修科目)

(必修科目)

仏教学概論仏教学概論
インド仏教史インド仏教史
インド文献学インド文献学
宗教学概論宗教学概論
日本仏教史日本仏教史
中国仏教史中国仏教史
梵語初級梵語初級
インド哲学史インド哲学史
インド哲学特講1インド哲学特講1
インド哲学特講1インド哲学特講1
インド哲学特講2インド哲学特講2
インド哲学特講2インド哲学特講2
インド哲学特講1
インド哲学特講2
インド哲学演習1インド哲学演習1
インド哲学演習2インド哲学演習2
卒業論文卒業論文

(選択科目)

(選択科目)

真言学真言学
真宗学真宗学
禅学禅学
日蓮学日蓮学
インド美術インド美術
社会思想史
宗教社会事業
梵語上級
チベット語チベット語
パーリ語パーリ語
西洋哲学史西洋哲学史
中国哲学史
日本思想史日本思想史
キリスト教概説キリスト教概説
哲学概論哲学概論
心理学概論心理学概論
社会学概論社会学概論
宗教社会学宗教社会学
倫理学概論
東洋史概説

 このようにして、印度哲学科として、改称し、滑り出したわけである。

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