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国際シンポジウム 「村上春樹のRealとFuture ― 表象文化研究の視点から」

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国際シンポジウム

村上春樹のRealFuture―表象文化研究の視点から―

Program

主催:ストラスブール大学、東洋大学、国際交流基金

※発表言語は(英語:E)(日本語:J)(フランス語:F)

会期:2018年3月15日(木)~17日(土)

Programme (Japanese version 2) [PDFファイル/209KB] 発表概要 (ver.4) [PDFファイル/474KB]   Poster [PDFファイル/671KB]  Flyer [PDFファイル/503KB]  Programme (French version) [PDFファイル/218KB]

 

【開催趣旨】 

東洋大学では、2018年1月20・21日に文学部国際文化コミュニケーション学科開設記念の国際シンポジウムとして、「日本・ヨーロッパ・台湾における文化コミュニケーションおよび日本文化表象研究」&「海外への日本語・日本文化発信を担う人材育成を考える」を開催した。今回の3月の国際シンポジウムは、その関連事業として、本学海外協定校ストラスブール大学および国際交流基金との共催で、フランス(ストラスブール、パリ)で開催するものである。

現在、フランスにおける現代日本文化理解の中心的なテーマとしては、映画、翻訳、サブカルチャー(大衆文化)があげられる。そしてまた、近年では2011年3月11日の東日本大震災および福島原発事故をめぐる関心も非常に高く、「震災・原発後文学」というテーマを上げることができる。

本事業では、第一Partとして、2018年3月15・16日の2日間、ストラスブール大学において国際シンポジウムを開催する。村上春樹の文学に関する研究発表を、映画、翻訳、文化コミュニケーション、物語、文学教育といったテーマを立てて展開する。その中で村上春樹文学における映画との親和性、表現の映像性・再現性という問題、村上作品の他言語への翻訳における表象変換の特徴、異文化コミュニケーションという視点からの問題、物語の中で描かれる死、暴力、恋愛、そして村上春樹の文学を大学や教育機関で教材とすることにおける文学教育の可能性など、現在の日本・フランス双方の文学文化研究における新しい課題についての研究発表および討論を展開する。

今回のシンポジウムは、東洋大学と、本学の海外協定校であるストラスブール大学との研究教育交流を一層深め、さらにはフランスにおける村上春樹研究を体系化し日本文化理解を促進する意義がある。

 第二Partとして、3月17日にパリ日本文化会館でもシンポジウムを開催する。ここではストラスブール大学でのシンポジウムを受けて、「映画」に焦点を絞ってさらに村上春樹文学について議論と展開する。パリという開催都市の立地条件から、パリ在住の多くの日本研究者や一般の文学・映画愛好者も参加することが予想され、フランスにおける日本文化研究のすそ野を拡大していくうえでも意義があると考える。途中、村上春樹原作(「4月のある晴れた朝に100%の女の子と出会うことについて」)、山川直人監督・脚本の短編映画「100%の女の子」(1982年)を上映する。

 このシンポジウム開催が、学術的な日仏の研究交流を活発化し、よりグローバルな日本文学文化研究へと発展する端緒を開くことになれば幸いである。

(東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科 石田仁志)

 

2018年3月15日(

会場:ストラスブール大学

(4 Rue Blaise Pascal 67081 Strasbourg、France)

10時00分13時00分

Session翻訳・文化コミュニケーション翻訳・比較文学から見る村上春樹

〔司会〕アントニン・ベシュレル

(E)スティーブ・ドッドStephen Dodd(ロンドン大学東洋アフリカ研究所教授)

失われたつながり:

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』における僕とその影

The Missing Link:

Boku and his Shadow in Hard Boiled Wonderland and the End of the World

 

 

(E)大村梓Omura Azusa(山梨県立大学講師)

翻訳におけるエキゾチシズム-村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」

Exoticism in Translation: Murakami Haruki ‘s ‘A Slow Boat to China’

 

 

(F)朝比奈美知子Asahina Michiko(東洋大学文学部教授):

村上春樹における図書館のイメージ

Image de la bibliothèque chez Haruki Murakami

 

 

(F)Anne Bayard-Sakai(Inalco日本言語文化学部教授):

村上春樹、旅に出る(そのIi)

Quand Murakami Haruki part en voyage (suite)

 

 

14時30分~18時00分

Session2:物語(1)村上春樹における表象現実・社会・物語

〔司会〕中村三春

(J)石田仁志Ishida Hitoshi(東洋大学文学部教授):

夢の行方-村上春樹とイスマイル・カダレ

 ‘Dreams’ in Novels of Murakami Haruki and Ismail Kadare

 

 

(F)竹本俊雄Takemoto Toshio(リール大学准教授):https://ssl.gstatic.com/ui/v1/icons/mail/images/cleardot.gif

村上春樹作品における分身像

-「デタッチメント」と「コミットメント」の間で

Le double entre « detachment » et « commitment »

 dans quelques récits de Murakami Haruki

 

 

(J)中川成美Nakagawa Sigemi立命館大学教授):

歴史叙述としてのディストピア

―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』をめぐって

Dystopia as Historical Discourse

Essay for “Hard-Boiled Wonderland and the End of the World”

 

 

(F)ジェラルド・プルーGérald Peloux

セルジー・ポントワーズ大学准教授Université de Cergy-Pontoise):

グローバル時代のトラベルライティング―村上春樹の紀行文

L’écriture de voyage dans un siècle mondialisé

– la pratique de Murakami Haruki

 

 

(J)早川香世Hayakawa Kayo都立武蔵高等学校教諭):

教材としての『鏡』-語ることによる再生

Reading ”Kagami” coming back to life through self help narration

 

2018年3月16日(金)

会場ストラスブール大学

(4 Rue Blaise Pascal 67081 Strasbourg、France)

14時00分18時00分

Session3:物語(2)日本近現代文学の中の村上春樹漱石から現代へ

〔司会〕石田仁志

(J)范淑文Fan,Shu-Wen台湾大学教授National Taiwan University):

村上春樹文学に漂う「死」の匂い―夏目漱石文学の痕跡として見なせないか

The Feeling of “Death” in Murakami Haruki’s Fiction –

Can it be Seen as Traces of Natsume Soseki’s Influence

 

 

(F)杉淵洋一Sugibuchi Yoichi(愛知淑徳大学講師):

受け継がれる震災表象-白樺派から村上春樹へ-

L’image répétitive causée par les séismes importants au japon

-De l’école Shirakaba à Haruki Murakami-

 

 

(F)ブリジット・ルフェーブルBrigitte LefÉVre

リール大学准教授Université de Lille):

野上弥生子の『森』から村上春樹の『ノルウェイの森』まで

De La Forêt de Nogami Yaeko à la Norvegian Wood de Murakami Haruki

 

 

(F)杉江扶美子(ディドロ大学博士課程在学):

古川日出男による村上春樹Rmx

                Furukawa Hideo : un remix de Murakami Haruki ?

 

 

(J)石川隆男Ishikawa Takao(台湾大学National Taiwan University):

「神の子どもたちはみな踊る」の一考察――記憶・忘却の働き

Examining “After the Quake” – The Role of Memories and Forgetting

 

 

(J)野中潤Nonaka Jun(都留文科大学准教授):

並行世界と生き残りの罪障感

Haruki Murakami and Parallel Worlds

 

 

 

2018年3月17日(土)

会場:パリ日本文化会館

(101 bis, quai Branly 75740 Paris Cedex 15, France)

14時30分~18時30分

ご挨拶:パリ日本文化会館関係者

Session4:映画:映像との親和性と乖離

〔司会〕中川成美・石田仁志・Antonin Bechler

(J)助川幸逸郎Sukegawa Koichiro(横浜市立大学講師):

村上春樹は、なぜ映画脚本家になれなかったのか

The reason why Haruki Murakami could not become a screenwriter.

 

 

(J)中村三春Nakamura Miharu(北海道大学教授):

〈見果てぬ〉『ノルウェイの森』

The unfinished film/text: Norwegian Wood

 

 

 

(E)Aaron Gerow(アメリカ、イェール大学教授):

短編映画と短編小説 村上文学のオールタナチブな映画化

Short Films and Novels:

Alternative Cinematic Adaptations of Murakami Haruki

 

 

DVD上映:村上春樹原作「100%の女の子(A Girl,She is 100%)

(1982年、山川直人監督・脚本、11分)

 

(E)Giorgio Amitorano (イタリア、ナポリ東洋大学教授) :

The Screen in the Book. Cinematic references in Murakami Haruki’s Works

 

 

(J)米村みゆきYonemura Miyuki(専修大学教授):

「やみくろ」はいかに表象されるのか

『神の子供たちはみな踊る』の映画脚色に焦点をあてて―

How does Haruki Murakami depict "Yamikuro"?

Focusing on the film "All God's Children Can Dance"

 

連絡先

(フランス)Antonin Bechler: abechler@unistra.fr

(日本)石田仁志 Hitoshi Ishida:ishidah@toyo.jp

 

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