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「21世紀生まれの新しい数学」―生体医工学科・小山信也教授『絶対数学』を刊行

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書籍紹介

絶対数学
9月上旬、「オンライン書店ビーケーワン」自然科学系ベストセラーランキング1位!/理工学書ベストセラーランキング4位!(ジュンク堂書店調べ)


 たとえば、高さが数十メートルにもおよぶ大木があったとしよう。その木が立っていられるのは、地中深く張っている根のおかげだ。落ち着いて考えれば常識であるが、私たちは主に地上の風景を見やり、隠れている地下―目に見えない根幹部分―に思いを馳せずにいることは多い。
近年、数学の世界で爆発的に進展しているという「絶対数学」。著者は、従来の数学は“地上の風景(木)を見ていた”ものであり、これまで気づかなかった“地下の豊富な構造(根)を読み解く”のが「21世紀生まれの新しい数学」と称される「絶対数学」である、となぞらえる。
「既成の数学のあり方を根本から変えれば、世界中の数学者たちが取り組んでいる100年以上も未解決の“数学最大の難題”「リーマン予想」(前著の紹介記事参考)の解決にも近づけるだろう」と考えた著書ら。本書はこの20年に渡って著者らが研究発展させてきた、「絶対数学」という理論の全容がまとめられた入門書である。
 従来の数学研究は、整数・複素数・関数などを互いの関連から考える「相対的」な概念に基づくものであったが、「絶対数学」は、それらすべての根底に共通してある「一元体」(F1)という絶対的な数学概念を新たに据え、その上に数学を構築するというものだ。
本学の小山教授および東京工業大学の黒川教授は研究の過程で、この「絶対数学」における新哲学と、東洋大学の創立者・井上円了博士が説いた「南無絶対無限尊(なむぜったいむげんそん)」の教えとの共通性に気づいたそうだ。「元来、<絶対><相対><無限>という概念自体が数学的。絶対数学は、井上円了先生の哲学を、理学的・数学的に実践するものであると感じています」(小山教授)。
「数学好きな高校生」程度で理解できる数式を用いて解説を試みたという本書。既成の数学から「新しい数学」へと、学問が進展する瞬間を実感できる一冊。数学の深遠さと、円了博士の教えにも思いを馳せながら、ぜひご一読ください。
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絶対数学

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■書籍名: 絶対数学
■著者名:黒川信重(東京工業大学教授)、小山信也(東洋大学理工学部生体医工学科教授)
■ページ数:157ページ
■販売価格:本体2000円+税
■発売日:2010年9月6日
■出版社:日本評論社
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