Confucius Sinarum philosophus

書名Confucius Sinarum philosophus; sive Scientia Sinensis Latine exposita
装訂/写刊/数量/大きさ洋装       刊 1冊 35cm
著編者Prosperi Intorcetta(1625-1696), Christiani Herdtrich(1625-1684), Francisci Rougemont(1624-1676), Philippi Couplet(1623-1693),
出版年1687年
出版地/出版者Parisiis Danielem Horthemels
参考文献井川義次『宋学の西遷』(人文書院 2009年)

中国へ布教の旅に出たイエズス会宣教師たちは、東洋哲学を翻訳紹介し、西洋哲学に影響を与えた。本書はラテン語で東洋哲学を紹介したもので、『大学』『中庸』『論語』などを含む。1687年にパリで刊行され、ルイ14世(1638-1715)に献上された。

洋書01
著編者として4人のイエズス会士の名前が並ぶ。そのうち、本書刊行の1687年に存命であったのはPhilippi Couplet(中国名:柏応理)とProsperi Intorcetta(殷鐸沢)である。

洋書02
Coupletは1659年からおよそ20年間中国で布教活動を行い、1682年にヨーロッパに帰り、ローマ法王インノケンティウス11世に謁見し、漢文文献を献上。1684年フランス国王ルイ14世に謁見し、中国への宣教師派遣を説いた。しかし1692年、中国へ向かう途中インドのゴア付近で暴風に遭い、船の積荷の落下により死去した。Intorcettaも布教活動につとめ、1696年に杭州で没した。

洋書03
孔子の銅版画。第3章「中国の哲学者の君主、孔子の生涯」の冒頭部分。書名のConfucius(このページではConfucii)は孔子の敬称「孔夫子」にちなむラテン語。