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7月7日(木) 東洋大学男女共学100周年記念学術講演会

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文学部学術講演会
『「モダン日本」における都市のドラマトゥルギー』開催

7月7日(木) 東洋大学男女共学100周年記念 文学部学術講演会「「モダン日本」における都市のドラマトゥルギー」を開催しました

サンドラ先生と学生フランス・ストラスブール大学外国語・外国文化学部からサンドラ・シャール先生をお招きし、7月7日に「「モダン日本」における都市のドラマトゥルギー- 銀座とモダン・ガール-」と題する学術講演会を開催しました。本講演会は東洋大学男女共学100周年記念事業の一環であり、今回の招へいは井上円了記念研究助成により実現しました。

竹村学長の開会挨拶に続いて行われた講演は、ドラマトゥルギー、すなわち人間関係が一種のロールプレイングとして成り立っているとする考え方を用いて、関東大震災後の銀座における「女性」の位置を明らかにしていくものでした。「女性」に付与されるイメージの歴史的特質を解明しようとする点において、まさに男女共学の歴史を振り返る今回の事業の趣旨にかなったものであったように思われます。

 講演には文学部を中心として600名をこえる学生が参加し、会場の井上円了ホールはほぼ満員となりました。講演会後は、キーワードである「モダン・ガール」の理解を巡って学生からの鋭い質問が飛び交い、会の終了後にはシャール先生に写真や握手を求める学生も現れるなど、先生のご講演は多くの学生に刺激を与えたようです。以下に学生から寄せられた感想の一部を紹介します。

 「モダン・ガールという存在については、その単語を知っていたくらいで、深く考えたことはありませんでした。今回の講演では、彼女たちが出現した背景や、社会でどのような捉え方がされていたかを詳細に知ることができて非常に興味深かったです。特に、近代化による女性の公共の場への進出と連動して登場したという説明がとても分かりやすかったです。また、風刺画や痛烈な文章など批判的な意見も少なからずあったということを初めて知り、驚きました。」

サンドラ先生と黒板

 「All the world's a stage and all the men and women merely playersというシェークスピアの有名な言葉で始まったところに興味を持った。この言葉は、私の解釈だとこの世に存在する全世界は舞台であって、すべての人間(男も女も)はその舞台の役者に過ぎないという意味である。時代や流行によって舞台も、役者も変わっていくところが今回の講演の内容と重なっているのかなと思った。講演では、関東大震災直後からの銀座の変化が少しずつ表現されていて面白かった。特に「100%の資本主義」であるアメリカニズムを象徴しているアメリカのハリウッド映画から影響を受け、服装や食事、お店の内装や姿勢、音楽までアメリカナイズされている時代の日本を知れて不思議な気持ちになった。日本人の顔、低い鼻でブロンドの髪色を真似しているモダン・ガールの話も少しクスっと笑ってしまうほど面白かった。」

 ストラスブール大学と東洋大学には30年を超える学術交流・学生交流の歴史があり、昨年度文学部はストラスブール大学において大学間協定30周年記念講演会を実現し、また同大学の栄・村上・ジルー先生、アントナン・ベシュレール先生を東洋大学にお招きして講演会を開催しています(詳細はこちら)。

講師紹介

講師サンドラ ・ シャール教授
 フランス・ストラスブール大学外国語・外国文化学部

サンドラ先生

 「近代日本と工業化」「近代日本における女性の表象」などを研究テーマとするフランスの代表的な日本研究者。「「女工哀史」言説についてのもう一つの視点: 戦前日本における女性製糸業労働者の生活世界」の題目で、2006年に京都大学から博士(文学)学位を取得。

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