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BNERC:インタビューシリーズ Episode 1009

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スペシャル・インタビュー

Episode 1009
インド工科大学デリー校 博士後期課程学生
アマンディープ・ジンダルさん

Aman san with Maekawa senseiインド工科大学デリー校(インド)の博士後期課程学生のアマンディープ・ジンダルさんが東洋大学を訪問し、川越キャンパスにあるバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターで、同センター研究員と共同で研究を行いました。

[ 左:前川透センター長、右:アマンディープ・ジンダルさん ]

自己紹介と大学の紹介をお願いします。

私の名前はアマンディープ・ジンダルです。インド工科大学デリー校の博士前期課程に入学し、今は博士後期課程に在籍していて、今年度が最終年となります。スダサトゥワ・バス教授の指導の下、化学工学分野の奨学生として研究に励んでいます。私は、国家重要研究機関のひとつである国立工科大学ワランガル校にて化学工学の学士を取得しました。研究以外に好きなことは、いろいろな国で、いろいろな文化のいろいろな人たちに接することです。音楽とクリケットも趣味の一つです。

インド工科大学デリー校(IITデリー校)は、インドのトップ大学のひとつで、世界的にも有名です。国立の高等教育機関で、国家重要研究機関として指定されています。世界的に有名な技術者や研究者を多数輩出しています。

研究テーマは何ですか?

私はリチウムイオン電池の代替品となるようなミクロな燃料電池の設計と作製についてや、より安価で省資源な白金触媒を用いない燃料電池の開発について研究を行っています。

なぜ科学者になろうと思ったのですか?

科学者でもある私の母の影響が大きいですね。母は、英国連邦奨学金制度を利用して英国のレディング大学で博士号を取得しました。私は、母が研究にいそしんでいるそばで、いろいろな論文誌に掲載されている母の論文を見ながら育ちました。また、学部生時代に経験したプロジェクトを通して博士号を取得したいと思うようになりました。3ヵ月にわたるNELプネーでのプロジェクトで、私はエレクトロスピニングを担当しました。このプロジェクトに参加して、もっと研究を続けたいと思うようになり、研究を進めていくほどさらに深く研究に没頭していくになりました。今の指導教員もまた、博士後期課程への進学をサポートしてくれました。この道に進んだことに後悔はありません。

今回がBNERCでの2回目の滞在ですね。BNERCでの研究はどうでしたか?

aman in tokyo日本はとてもすばらしい国です。日本の文化を見て本当に驚くことばかりで、優しい方にたくさん出会いました。研究の時間以外で一番楽しんだことは、思いついたところで電車を途中下車して、いろいろと歩き回って人を観察することです。本当に楽しかったですよ。フルタイムの仕事でも、パートタイムの仕事でも、スポーツでも、何でも全力で努力している日本のみなさんのことを尊敬します。私はベジタリアンですし日本語もあまりできませんが、環境に恵まれていて、状況にも柔軟に対応できたので、日本の生活で大変だと思うことはありませんでした。

バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター(BNERC)は、新しいアイデアが受け入れられ、それを発展させてさらに大きく進めていくことができるところです。世界レベルの設備が一つのセンターに設置されていて、リソース不足で研究が進められないということがないようになっています。ですが、どこでも、施設に大切なのは人です。BNERCのみなさんは、とても協力的で親切な方々ばかりでした。BNERCほどすばらしいセンターは今まで見たこともありません。BNERCに戻りたいと今でも思っています。

また、これまでの研究成果をあげることができたのは、サクチ・クマール教授のおかげです。いつも後ろからしっかりとサポートしてくださいました。また、センター長である前川透教授にも感謝しています。BNERCの研究助手である鵜飼智文さんとネハ・チョーハンさんからもまた、たくさんのサポートを頂きました。お二人がいなかったら、研究を進めることはできなかったと思います。モハメッド・シェイクさんとエビィ・パウロースさんも、1回目の訪問時には特にお世話になりました。他のすべてのBNERCのみなさんも、私を暖かく迎えてくださいました。たくさんの友人ができ、多くの思い出とともにインドに帰ることができました。

研究者としての夢は何ですか?

研究を続けて、社会の発展に少しでも役立てたらと思います。研究助手など研究開発の職に就いて研究を続けて生きたいです。リチウムイオン電池の代替ができたら、環境問題へ大きく貢献できると思うので、ぜひ今取り組んでいる研究を進めていきたいです。