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インタビューシリーズ Episode 1003

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インタビューシリーズ
「Big Bang Interactions with Superb Researchers」

Episode 1003
ブライトン大学 博士後期課程学生
ジェナーロ・ディチェロさん

g英国・ブライトン大学の博士後期課程学生のジェナーロ・ディチェロさんが東洋大学を訪れ、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターの研究員と共同で研究を行っています。

自己紹介と大学の紹介をお願いします。

ブライトン大学のジェナーロ・ディチェロです。博士後期課程の2年生で、今は東洋大学のバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターで研究をしています。私の4年間の「Ph.D研究」は、「Medical Research Council (MRC)」と「Pharmidex」により経済的に支援されています。なお、「Pharmidex」は、脳における「薬とナノ材料の吸着・分散・代謝・排泄・神経毒性」を専門とする企業です。私の博士研究は、「先端材料」、「ナノテクノロジー」、「ソフトマター」、「血液脳関門」の専門家であるProf. S. Mikhalovsky, Dr. R. Whitby, Dr. D. Sarker, Dr. M. Alavijehの指導を受けています。私はUniversity of Brightonで、伝統的な化学と先端解析科学・バイオ科学・ナノ科学・材料科学・薬剤科学を融合させた「学際コース」で勉強し、「薬学・化学」学士号を取得し、「博士研究」を開始しました。

ブライトン大学は1859年に芸術の専門学校として設立され、その後1992年に大学認可を受けました。現在では5つの広大なキャンパスがあり、芸術やビジネス、教育・スポーツ、健康・社会科学や理工学など、様々な分野において21,000名の学生が学んでいます。各学部においてはそれぞれの専門分野に特化した教育・研究が行われており、私は薬学・分子生物学部(PABS)にて研究しています。大学内のそれぞれのグループが、多岐に渡る分野での研究を行っていますが、学生がワークショップを開催して、お互いの研究結果を共有するなどして、大学全体が大きな家族のようにまとまっています。

最近の研究テーマは何ですか?

Gennaro私の博士研究は、近い将来非常に重要となる「新ナノテクノロジー分野」に関わっており、いわゆる「Bottom-up」による「自己集積化過程」を利用した「バイオ医療デヴァイス」の作製を目指しています。ナノ材料の自己組織化を促進する適切な「共有結合」、「非共有結合」を調べています。自己組織化過程を誘発するメカニズムを解析することにより、「ナノ成分」の貯蔵・伝達のための「ナノシステム」を設計することが可能となります。この「融合ナノテクノロジー」の構築が可能であることを証明します。

なぜ研究者になろうと思ったのですか?

幼い頃から、「結果」だけでなく「原因」を理解したいと思い、いつも「科学」に興味を持っていました。すべての材料科学者は「ナノスケール」、「原子スケール」における「物質の制御」を究極の目標としており、それが実現されれば、まったく新しい技術革新時代が到来すると思います。我々は「ナノテクノロジー」という言葉をよく耳にしますが、まだ「ナノテクノロジー研究」は始まったばかりで、解明すべきことがたくさんあります。

イギリスでの生活について教えてください。

イギリスでの私の生活は、東洋大学で出会った研究者の生活と同じです。学校に行く日は、個人の研究やグループの研究のために、ラボで実験をしながら一日を過ごすことが多いです。毎日の実験でとても忙しいですが、居心地のいい大学での生活は楽しいことばかりです。学生の数も多いので、サークルや趣味のグループも数多くあります。私はスポーツが好きなので、実験の後にはいくつかのサークル活動にも参加しています。

海外留学を考えている東洋大学の学生にメッセージをお願いします。

チャンスがあったら、是非海外で研究することをお勧めします。新しい文化を経験できるだけでなく、研究の構想が広がり、他国の研究者との共同研究への道も開けてくることがあります。経験を重ねることで、競争の激しい研究者としてのキャリアもより高まります。私は、意欲と国際性のある人材でないと研究の分野では評価されないと思っています。海外研究にチャレンジすることで、自分の目標や夢に向かって新たなる挑戦ができる人間であるとアピールすることもできると考えています。

バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターでの研究生活はいかがですか?

バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターでは、新しい友人もでき、とても貴重な経験をして、刺激を受ける毎日を過ごしています。すばらしい研究結果とすばらしい思い出を持ってイギリスに帰れることになると思います。研究センターのみなさんはとても親切で、喜んで私を迎え入れてくれました。まったく新しい文化を体験するのは難しいときもありますが、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターではみなさん親切にしていただいて、まるで自分の家や大学にいるようにリラックスして毎日を過ごしています。もうすぐ帰国する日が来ますが、本当にさみしくなりますね。