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インタビューシリーズ Episode 1002

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インタビューシリーズ
「Big Bang Interactions with Superb Researchers」

Episode 1002
インド工科大学デリー校 研究員
アラヴィンド・アテューリャ博士

dr athulya aravind東洋大学とインド工科大学デリー校の研究コーディネーターであるアラヴィンド・アテューリャ博士が、両校のナノテクノロジーに関する共同研究を行うため、バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターを訪れています。


自己紹介と大学の紹介をお願いします。

こんにちは、アラヴィンド・アテューリャです。インドのインド工科大学デリー校(IITデリー)で、東洋大学とIITデリーの共同研究プログラムのコーディネーターとして勤務しています。2012年に東洋大学学際・融合科学研究科バイオ・ナノサイエンス融合専攻を修了しました。標的ナノドラッグデリバリーを含むがん治療のためのナノテクノロジーの分野が大学院博士後期課程での研究テーマでした。特に、アプタマーとナノ粒子複合物質を介した腫瘍細胞の標的に関して研究してきています。

最近の研究テーマは何ですか?

現在は、IITデリーのKusuma School of Biological Sciencesと東洋大学BNERCが共同で行っている磁性ナノ粒子、量子ドットや金ナノ粒子上へのタンパク分子の集合化に関する研究プロジェクトに参加しています。

なぜ海外で研究しようと思ったのですか?

2008年に文化交流の交換留学生として日本を訪れたとき、東洋大学教授のサクチ・クマール先生と出会い、東洋大学のBNERCで行われている様々な研究や、センターに整備されている装置や施設について知りました。サクチ・クマール先生の誠実で適切な指導や、研究に対するゆるぎない熱意が、私が海外で研究をしようと決意した理由です。また、日本を訪れる外国人に対して、敬意を持って親切に接してくれる日本の人々に感動し影響されたことも、日本で研究をしたいと思い2009年に博士後期課程生として東洋大学に入学した理由の一つです。

インドでの生活について教えてください。

私は、インドの南西にあるケララ州の出身で、現在はインドの首都であるニューデリーに住んでいます。インドは“量子状態”にある国で、いろいろなものや考え方が混在している国です。文化の違い、それと同時に国としての統一した考えが、世界最大の民主主義国家の結合力となっています。デリーはインドの北部にあり、インドの行政・立法・司法部門が置かれています。インドの北部と南部では文化的に大きく違うところもあり、デリーでの生活をとても楽しんでいます。

あなたは東洋大学とIITデリーが行っている共同研究プロジェクトのコーディネーターですね。具体的にどのようなことをしているのですか?

はい、私は二大学の連携や調整を取る業務を行っています。IITデリーには東洋大学の研究拠点があり、ここでIITデリー内の様々な部局や研究センターとの共同研究を調整しています。また、IITデリーの博士後期課程学生から、毎年多くの共同研究が提案されていますが、その採択もここで実施していますし、BNERCへ訪問する学生や、その逆にIITデリーを訪問してくる東洋大生の留学のサポートも実施しています。このプログラムでは、両大学の学生の国際的な研究を推進し、自分の大学にない設備が使えるよう、お互いの研究施設を利用できる機会も提供しています。このように、両機関の設備やインフラを共同出資して、研究レベルを高めるよう日々努力をしています。このプロジェクトが開始してから一年半の間で、共同研究による論文発表が一編、国際シンポジウムでのポスター発表が一件、共同研究が12件、その他学生や教員の訪問やワークショップ参加などの成果が上がっています。

BNERCでの研究はいかがですか?

BNERCでの研究環境は本当にすばらしいです。BNERCの新棟「BNC Annex::β」には最先端の設備が備わっており、すばらしい環境と雰囲気の中で研究を行っています。

将来の夢は何ですか?

私の夢は、やりがいがある研究機関で働くことです。常に限界に挑戦しながら、実際の商品化につながるような最先端の研究を続けていきたいです。