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加工技術基礎コース -理論と実際の結び付きを学ぶ-

画像:加工技術基礎コース

平成23年度の講座の募集は終了しました。
【参考】以下平成23年度講座内容

講座編成にあたって

「ものづくり」は、わが国の産業を支える重要な基盤産業です。図らずも今年の東日本大震災において、太平洋岸の東北各県を始めとして関東北部におけるものづくり拠点は壊滅的な打撃を受けました。しかしながら、工場施設が損壊し、計画停電などの制約も加わる中、被災地では部品メーカーなどものづくり企業の工場再開の朗報を耳にすることが多くなりました。その復興の礎となっているのは「現場の力」です。
日本の製造現場の持っている強さ、即ち、現場で働く社員の技術力と組織力が評価されているとも言えます。現場力の要は、日頃の業務における基盤・基礎技術の存在であり、ものづくりの原点とも言うべき加工技術の重要性を改めて教えてくれました。
今回の加工技術基礎コースでは、理論と実際を現場の技術と結び付けて理解することを目指し、前半は生産加工技術について、後半は先端加工技術の2講座で編成します。

コースの日程

前半・生産加工技術講座

日程 担当講師 講義内容
11月19日(土) 10:00~12:30 吉田善一
(東洋大学理工学部教授)
加工技術総論
13:30~16:00 上野滋
(元・機械振興協会 技術研究所次長)
加工のための計測技術
11月26日(土) 10:00~12:30 東江真一
(ものつくり大学教授)
砥粒加工技術総論
13:30~16:00 由井明紀
(防衛大学校准教授)
高精度研削加工技術

後半・先端加工技術講座

日程 担当講師 講義内容
12月10日(土) 10:00~12:30 神田雄一
(東洋大学理工学部教授)
環境対応加工技術
13:30~16:00 上野滋
(元・機械振興協会 技術研究所次長)
機械部品の加工精度測定(実習)
12月17日(土) 10:00~16:00 吉田善一
(東洋大学理工学部教授)
先端加工技術
講義内容の紹介

今回の講座では、この2年間の受講者の声を踏まえ、各企業の現場力の充実と競争力の向上に向け、一部内容の見直しをしました。再度受講する方も歓迎します。

前半の生産加工技術講座・1日目午前は、「加工技術総論」を取り上げ、加工技術を体系的に学ぶとともに、切削技術を中心に、実際に起きている加工現象などを解明します。
同じく午後の「加工のための計測技術」では、「はかることの意味」を歴史の中で学ぶとともに、測定の実際を例示し、測定結果の判断・理解こそ要であることを示します。

前半・2日目の午前は、「砥粒加工技術総論」を取り上げ、「砥石の3要素と5因子」を始め、砥石の取り扱い手順、及び普通砥石から超砥粒ホイールへの動向などをテーマとします。
同日午後の「高精度研削加工技術」では、研削盤の歴史と現状、加工条件と研削盤の選定、ツルーイングなどの周辺機器、そして高能率研削盤などの高精度研削技術を紹介します。

後半の先端加工技術講座・1日目午前は、「環境対応加工技術」について、環境対応型切削技術を中心に現状と今後の動向などの紹介をします。
同日午後の「機械部品の加工精度測定」では、実習も交え、計測装置の多様な形態や応用例、現場計測の自動化、課題となっている加工精度と経済性などについて学びます。

後半・2日目は、「先端加工技術」をテーマに、レーザー加工やマイクロ加工の物理的原理と応用について学び、微小なものを微小量だけ加工するマイクロ加工技術について、その位置づけや、分類と比較、工業との結び付きを紹介します。また、研究開発の実際では、講師が自ら主導する産官学連携によるものづくりの可能性と醍醐味に触れます。

受講の勧めとお願い 神田雄一・加工技術基礎コース主任講師

加工技術の基礎を身に付けた社員がいる企業は、優れたものづくりを達成しています。
本講座の受講で、現場の技術・技能を理論と結びつけ、新たな実践に繋げていくきっかけを掴んでください。得てして現場を良く知らない我々講師陣も、毎回、受講者の真剣なまなざしや質問、アンケートを通して、大学での学びのニーズがどこにあるのか教えてもらっています。
今回も、緊張感とともに、楽しくもある産学交流の場が生まれ、「現場」と「学」が近くなることを願っています。

昨年度の開催実績からの報告

どのような方が受講しているか   - 年齢、学歴ともに幅広い層が受講 -

昨年度の加工技術基礎コースは2講座編成で実施し、前半の生産加工技術講座の場合、14社から20人の受講者があり、後半の先端加工技術講座の場合、12社から17人の受講者がありました。両講座の連続受講者が12人おり、この重複分を調整しますと16社から25人の受講者がありました。

この25人の方につきまして、年齢別及び学歴別の分布状況(次のグラフ)を整理してみました。年齢別では、30代の方が比較的多く、また学歴別では、理系大学卒の方が比較的多くなっていますが、いずれの場合も幅広い層の方々が受講しています。
日々、現場でものづくりに従事している方々が、この機会に基礎をしっかり学ぼう、又は学び直そうという姿勢が伺われ、主催者の大学サイドとしては喜ぶとともに敬服しています。

年齢別及び学歴別の分布状況
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