社会文化システム学科

異なるものの、せめぎあうところに。

社会と文化を、密接に結びつき、分けることのできない「システム」として捉えます。そのうえで、社会のさまざまな問題についてグローバルな視点をもって解決の糸口を探ります。「フィールドワーク」による調査研究を重視し、現場から考える姿勢を培って、新しい社会のしくみや文化をつくる人材を目指します。

学問の魅力

現代の社会と世界を洞察する

社会学、人類学や地域研究の観点から、現代の社会と世界を洞察する学問です。基盤となる諸学問の知識や外国語を学んだ上で、国内外を問わず現場に足を運び、自分で見聞きして調べ、分析し、何が問題かを明らかにします。また、社会で有意義な活動をしている国内外のNPOや企業、その他の団体に実際に関わっていくことで、実践的な力を身につけます。

学び方

大学と社会の循環発展型の学び

「文化人類学」「文化社会学」「共生社会学」などの科目で、社会・文化をシステムとして理解するための基礎理論と多角的視点を学んだ上で、個々の出来事に即した社会・文化の理解に努めます。さらに、ゼミでの自主研究やディスカッションなどを通じて、学習の幅を広げ、レベルを高めていくほか、フィールドワークに基づく調査研究にも力を入れています。大学における学びや知識を通して社会を理解・体験し、社会における体験や知見を生かして大学における学びを発展させる。そのような循環発展型の学びを目指します。

4年間の学び

循環発展型の学びの場

社会・文化をシステムとして理解するための基礎理論の修得、地域研究を基盤とする国内外の個別社会・文化の理解、宗教や犯罪その他、個々の事象に即した社会・文化の理解、そして、ゼミでの自主研究やディスカッションなどを通じて、学習の幅を広げレベルを高めます。その際、大学における学びや知識を通して社会を理解・体験し、また、社会における体験や知見を生かして大学における学びを発展させるという、循環発展型の学びを目指します。

カリキュラムマップを見る(PDF: 1ページ, 723KB) ※カリキュラムは改訂することがあります。

卒業論文のテーマ例

  • 伝統的建造物群保存地区制度について
  • ニューカマー児童生徒教育の課題 ~求められる諸機関の連携と多⽂化理解~
  • 巡礼の社会学 ~生のリアリティと四国遍路~
  • 刑務作業とその現状
  • 若年層ギャンブラーとギャンブル依存症

学びの取り組み

社会文化体験演習(コース1)フィールドワークを通じた国際理解分野

私たちの生活は世界といかに結びついているのか――本コースではこの問いについて、地域社会と海外の双方におけるフィールド調査を通じて考え、理解することを基本方針としています。国際協力や海外ボランティアに対する要請は、従来に増して高まっています。そうした海外に向かう活動の土台となる、グローバル社会に関する教養と知識を、具体的かつ実践的に身につけることを、本コースで目指します。具体的には、日本(例えば買う、食べる)と世界各地(例えば生産する、加工する、売る)で展開する社会的・文化的現象がどのように関連しているのかを、エビをテーマとするフィールドワークを通じて理解します。政府や大企業による国際関係ではなく、身近なモノとしてエビを消費するわたしたちとエビをつくる海外の人びととの「ささやかな」関係(=民際関係)から、現在の世界の仕組みを感じ取りましょう。特定のモノをつうじて、その生産地の問題がグローバル化した世界の問題であり、わたしたちの暮らしに直結した問題であることに気づくことが国際理解分野の一大目的です。そのために、歩き、見、聞くというフィールドワークを実施します。また、現地の大学などで自分たちの調査や活動の成果を英語で発表するなど、日本とアジアの地域間連携を目指します。

社会文化体験演習(コース2) キャリア分野

キャリア分野では、フェアトレードの取り組みに実際に係ることによって、自らのキャリアの構築を活かしてもらうプロジェクト型の学習プログラムを用意しています。授業内にSmile F LAOS(スマイル・エフ・ラオス)という国際協力団体を設立し、企業やNPOと連携しながら、東南アジアのラオス産コーヒー豆を買い付け、製品化して、学内外で販売します。この販売活動はすべて学生主体で行い、日々の活動をふりかえりながら主体的に社会に参画していく態度を身につけていきます。そして、この活動の核にあるのが、年末のコーヒー生産地への訪問です。自分たちが販売したコーヒー豆を生産しているラオス南部にスタディツアーとして訪れ、生産者団体を訪問したり、生産者の家計を調査したり、生産者の家庭でホームステイしたりします。一方、コーヒーの売り上げの一部を使い、現地の子どもたちの教育支援活動を行っています。2016年は読書を促進させるために絵本の寄贈やエプロンシアターの上演などを実施しました。こうした活動を通じて、履修生は自ら課題を発見し、解決に向けて主体的に行動できるようになります。

詳細はこちらへ(外部特設サイト)
http://on-site-education.net/