生体医工学科

医学・工学両分野を学び、幅広い対応力を身に着けた視野の広い人材の育成。

生体情報学研究室(山崎享子 准教授)

ストレスと生体機能

現代社会はストレスであふれています。ただストレスと一言でいっても、身体的なものから精神的なものまでさまざまなストレスがあり、体への影響も様々です。また、社会や文化の違いでストレスも変わります。私たちがさらされる「ストレス」は、たいへん複雑な構造です。たとえば、ここ数年の「暑さ」一つとっても、「温度」や「湿度」といった物理的なストレスや、「不快」という精神的なストレスなどをあわせもっています。当研究室では、こういった日常に起こりうるストレスを想定してそれらを実験的に再現しながら、ストレスに暴露されたときの体の変化について実験を通して観察し、私たちがストレスから身を守るためにはどのようにしたらよいのかを考えています。現在は生体機能として、特に免疫機能に着目して研究しています。免疫機能もたいへん複雑なネットワークで成り立っています。わたしたちの体全体の免疫能を画一的に評価することは大変困難です。その複雑なネットワークを構成する免疫細胞の中でも、当研究室では特に、初期の生体防御過程で重要な役割を果たしている非特異的免疫やがん細胞とたたかうNK細胞に着目して、ストレスが及ぼす免疫機能について研究し、その影響やメカニズムについて実験を通して探っています。

現在はストレスとして、暑熱環境ストレスや運動によるストレスなどを想定して卒業研究に取り組んでいます。

この研究室を希望する方へ

勉強ができれば研究ができる、というものではありません。大切なことは、目の前にある問題を、手持ちのツールでどのように解決していくかを工夫することです。そのためには、思い立ったら行動するという、意志と行動力が不可欠です。また、失敗する可能性があっても物怖じしない度胸、失敗しても次のことを考えられる精神力も大切です。失敗に対して正面から向き合い、若者ならではのアイディアとバイタリティで問題解決に積極的に取り組める学生を希望します。