建築学科

デザインするのは、快適で安全な建築、まち、そして生活。

構造設計+木造建築研究室(Structural Design & Timber Studio)(松野浩一 教授)

建築物の長寿命化と歴史的建築物の保存・活用を実現する構造計画法、設計法、建築技術の構築

実建築物の調査、計測・解析、耐震診断、耐震補強設計、構造設計など何れかを経験して建築実務(設計、施工、設計・監理)を学ぶと共に新たな構造システムを研究します。

(1)木材による制振システムと都市型木造住宅システムの研究

国産すぎ木材を用いて地震による木造建築の揺れを制御する制振システムの研究です。金物、オイルダンパー、粘弾性体などを使用せず、木材100%で構成する新たな取り組みです。この木造制振システムを適用した新都市型木造住宅を設計提案します。

(2)大規模木造建築を実現するハイブリッド構造システムの研究

鉄筋コンクリート構造、鋼構造と組み合わせた大規模木造建築システムの研究です。マンションなど共同住宅、事務所ビル、学校など幅広い建築用途に適用できる構造システムを設計提案します。

(3)伝統構法木造建築の再評価

日本古来の木の文化を継承する伝統構法木造システムの構造性能を科学的に再評価する研究です。文化財、近代木造建築などを対象に建物調査、振動測定の実施、耐震性能評価法、構造補強設計法の構築を行っています。

(4)歴史的建築物のリノベーション・コンバージョン技術の研究

木造建築物、鉄筋コンクリート造建築物、レンガ造建築物など歴史的建築物の保存・活用法、リノベーション・コンバージョン技術の構築に向けた研究です。この分野の先進国である欧州各国の事例から多くの知恵が学び取れます。他から学ぶ事が多い研究テーマです。

振動測定機材と測定風景
(鉄筋コンクリート造+木造)により大規模ハイブリッド木造建築物の振動測定

この研究室を希望する方へ

真剣に取り組めば、自分の可能性を大きく広げることができる時が大学時代です。そのことを信じて努力を惜しまない学生であることを期待します。

構造工学、耐震工学の分野は数学、物理の能力も必要ですが、それよりも国語、歴史の素養はとても大切なものと考えています。建築学では他から学ばなくてはならないことが多く有ります。それが友達であったり、見ず知らずの他人であったり、他の学問分野であったりします。その時、表現力としての会話力、文章力や過去の事例、出来事から現在と未来を考える思考力は必要不可欠です。是非、国語をはじめ語学と歴史の勉学に励んでください。

建築学を学ぶ時、これは実際の建築を設計する時も同じなのですが、”実寸の建築スケール”で見て、考え、学ぶ事です。そのために日頃から建築、まち、都市を意識的に見て、感じてもらいたいです。そこから”実寸の建築スケール”で見て、考え、学ぶ事ができるようになります。みなさんの大いなる可能性に期待します。