応用化学科

変革する社会に応える化学。

高分子材料研究室(石井茂 教授)

ゴミの有効利用 → 未利用生体分子の資源化

様々な生体分子が化学原料として使われています。生体で合成されるグルコースを例にすると、生体のエネルギー源となり、化学的には界面活性剤、生分解性プラスチック原料として。またグルコースが多数繋がったセルロース、デンプンも繊維、食品・化粧品等への添加物原料として化学的に利用されています。しかし生体分子には数多くの種類があり、化学資源として有効利用されず廃棄されている物もあります。これらを化学資源として有効利用することが研究テーマであり、現在は生体高分子の一種である「キチン・キトサンへの化学修飾による機能性高分子材料の開発」を主に研究しています。原料の「キチン」はカニやエビなど甲殻類の殻に含まれ、特に日本では大量のカニ・エビが消費され、殻がゴミとして焼却、または埋め立て等で廃棄されています。「キチン」を化学処理することにより「キトサン」になりますが、「キチン・キトサン」はセルロースと構造が類似しており年間生産量もセルロースに匹敵すると言われ、残された最後のバイオマス資源とも言われています。この研究室では「キチン・キトサン」に様々な化学修飾を施し、機能性材料、例えば

  • 工場排水から有害な重金属を捕集するための高分子金属捕集材
  • 生分解性プラスチックの開発
  • 高分子触媒への応用
  • 高吸水性樹脂の開発

等を行っています。

この研究室を希望する方へ

  • 当然なことですが、化学、実験が好きな学生。

    未知のことを研究するため、答えは教科書に書いてありません。答えを探すために実験繰り返し行います。そのためには化学、実験が好きな学生に来てほしいです。

  • 積極的な学生。めげない学生。

    実験も1回で成功するとは限りません。成功するまで何回も実験を行う必要があるので、何事も前向きに取り組める学生。

  • コミュニケーション能力のある学生

    自分の実験結果を人に理解して貰うためにはコミュニケーション能力が大切です。