応用生物科学科

自然、いのちに学び、未来を拓く。

環境保健情報学(吉永淳 教授)

人間の生態学

生態学とは生物と環境との相互作用を明らかにする学問です。人間とそれを取り巻く環境との間にどのような相互作用があり、その結果人間の将来の生存や健康にどのような影響がありうるのか、が当研究室の主たる研究テーマです。人間の活動によって環境中の栄養素や汚染物質の流れがどのように改変され、その結果として人間へのそれら物質の流れがどう変わり、結果として人間にどのような影響があるのか、を環境分析化学や健康科学の手法を利用して調べます。

人類の将来を考えて、とくに生殖にかかわる環境からの影響に関心をもっています。生物は生殖がうまくいかないと、個体数が減少し、場合によっては絶滅してしまいます。人間も同じで、絶滅の心配はともかく、個体数(=人口)が減少すると、社会・経済的にも大きな影響がありえます。いま社会的関心をひいている不妊には疾患や年齢など様々な要因が関係していますが、食や生活習慣等の身近な要因も無関係ではないのではと考えています。そうした身近な要因のうちどのようなことが人間の妊娠のしやすさ・しにくさに関係しているのか、若い人々を対象とした質問票調査や生化学的な検査などをもとに、基礎的な調査を続けています。

この研究室を希望する方へ

人間とは生物としてのヒトが文化・社会的な衣をまとったものです。ヒトあるいはその衣、さらには両者の関係に関心を持ってください。その上で、ものごとを数値として定量的にとらえようとする習慣を身に着けてもらいたいと思います。