応用生物科学科

自然、いのちに学び、未来を拓く。

環境健康科学研究室(柏田祥策 教授)

環境汚染化学物質の環境生態系および生物進化への影響

産業革命以降、人為由来の化学物質が環境および生態系を汚染し続けている。地球環境における化学環境の変化は数万年単位で進んでいくものであるが、人間活動の結果、その変化速度が数年単位にまで短縮されている。勿論、その変化に対して環境生物および生態系は対応することが出来ない。1970—80年代、東京湾沿岸の埋め立てとして、大量のゴミを用いて「夢の島」を造成したが、ハエの大発生が起こりその駆除として有機リン殺虫剤を散布したことがあった。しかし、この有機リン殺虫剤の散布という化学的選択圧の結果、1万倍もの耐性もつハエが選択される結果なった。このような人為的選択圧による生物の小進化は、本来あるべき進化とは言えない。環境健康科学研究室では、化学物質の生態リスク評価研究を始めとして、地球生態系生物進化への影響評価研究を行っている。現在の研究テーマは、ナノマテリアルの生態リスク評価と足尾銅山鉱毒事件が生態系進化与えた影響に関する四次元解析である。

この研究室を希望する方へ

環境に対して多方面な興味を持ち、論理性を持って自分のできることとやるべきことの判断ができ、自発的な行動が取れ、普遍的かつ包括的な考え方を好み、緻密さと大胆さを持ち、他を思いやる協調性があり、苦労を厭わず、積極性があり、慎み深く、数学や英語は得意ではないが興味があり、少なくとも数年先と将来の自分にビジョンがある学生の入室を希望する。