総合情報学科

システム情報:社会基盤からスマートフォン、人工知能まで
スポーツ情報:ココロとカラダをICTで解析する
メディア文化:最先端の技術で切り開くメディアとデザイン

集積回路実験室(堀口文男 教授)

高性能・低消費電力LSIとエンターテインメントへの応用

現代生活に無くてはならないPC,携帯、家電製品、インターネットなどに使われているLSIをさらに高集積、高性能化し、ロボット、医療、ユビキタス環境などさまざまな新分野で使われるものにする研究を行っており、具体的には、現在の図書館の情報すべてが小指の先ほどのLSIチップに入り、瞬時に情報を取り出すことができるLSIの実現を目指しています。1平面での高集積化を図ってきたLSIも、パッケージ内で多層のチップ集積が行われており、やがてオンチップで3次元構造を採用し飛躍的な高集積化が実現すると考えられます。MRAM(磁気ランダムアクセスメモリ)は、従来のメモリに置き換わる理想的なメモリとして研究が盛んで、現在は1平面のみの開発ですが、この3次元化に取り組んでいます。また、FPGAを用いた新たなゲームの開発などLSIの応用分野の研究も同時に行っています。当研究室で行っている研究テーマ例を以下にあげます。

  1. MRAM多層化のシステム構築
  2. 太陽電池を利用した新規LSI回路の開発
  3. 新ゲームの開発

例えば卒業研究テーマは「打率と走者スピードを可変とした新型野球ゲーム機の開発」。これは自分でプログラムを作成し、自分オリジナルのゲームを作るというものです。自分の興味のあることをコンピュータを使って実現する。それが、卒業研究を行うためのただひとつのルールです。組み込みソフトを用いて、外出先からインターネットを通じて、エアコンなどの電子機器を制御することに取り組んでいる学生や、音を使って電子機器を制御する技術に取り組んでいる学生もいます。これらは、日常的な、「こんなことができたらいいな」と思うことを電子回路を使って実現するテーマです。
一方、LSIの原理を考え、さらに高性能にするための研究も行っています。自ら集積回路のシミュレーションを行い、設計をして試作した集積回路の測定を行って、高性能化を確認する。こういった最先端のLSI開発も行っています。

この研究室を希望する方へ

どんなことでもよいですから、自分で興味を持ったことについて取り組んでみようと意欲のあるひとならばどなたでも入室OKです。自分にはとても難しくてできそうもないなんて考える必要はありません。その人ごとにできるテーマを選んでやっていただきますので、とりあえずはじめてみてください。きっと面白くなることでしょう。
テーマを進める上で壁にぶつかったら「やったぞ!」といって喜んでください。なぜなら、これを乗り越えたときに大きな自信と能力が備わっていくからです。この壁を乗り越える、ちょっとしたお手伝いをしますが、乗り越えるのは、皆さん自身です。こういった過程を経て、社会に出てから役立つ能力、対応力を身につけられるのです。さあ、皆さん当研究室で楽しみながら、能力アップを実現しましょう。