食環境科学科 フードサイエンス専攻

いのちを支える「食」を知る。

生物情報学研究室(玉岡迅 准教授)

無機元素組成に基づく産地判別技術の開発

近年、日本経済の発達や国際化により輸入食品が増加し、食品の原産地が多様化している。こうした背景により、農林水産省ではJAS法の品質表示基準制度に基づき、全ての生鮮食品について原産地表示を義務付けている。しかし、客観的に原産地表示の真偽を証明する手法が確立されていないことから食品の原産地偽装が多発しており、社会的に大きな問題となっている。これまで、ブロッコリーや塩、サトイモをはじめ、様々な食品で小売業者等による原産地偽装事件が発生しており、多発している原産地偽装を防ぐための方法の一つとして、科学的な原産地判別技術の開発が望まれている。

現在、食品の原産地判別技術に関する研究の多くは、ワイン、チーズ、コーヒー、オレンジジュース、茶、植物油等、加工食品を対象として行われており、生鮮食品に関しては研究が少なく、実用化されている物はまだまだ多くない。

植物の無機元素組成は生育した土地の環境や土壌の影響を受けており、また、無機元素組成は保存期間中の変性の心配がないことから、原産地判別には無機元素組成の比較が有効であると思われる。

そこで本研究室では、ホウレンソウやコマツナなどの生鮮食品の無機元素組成を調べ、そのデータ解析に基づく産地判別技術の開発を試みている。

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