私たちの生きているこのデジタルエイジでは、ビッグデータの活用はとても重要な意味、価値を持っています。例えばオープンデータを使って新しいイノベーションへの道を切り拓くことができるのです。しかし、それによってプライバシーが侵害されることは避けなければなりません。政策や法規制も刻々と変わっていきますが、テクノロジーもこれに合わせて機動的に変わっていく必要があります。この講義では、その観点から個人情報保護のためのデータ管理についてお話しします。個人情報保護には三つのカギがあります。情報の匿名化による保護、情報の分散化による全情報内容の確保、そして、必要な分量・時のみの情報使用です。これらは、情報の暗号化、P2P技術を使った情報の分散化と、そこから個人情報を含まない情報を必要な時に必要なものだけ提供するシステムを構築することによって成し遂げられます。これからの時代のソリューション構築には研究テーマの垣根を超えた発想が重要となってくるのです。この講義をきっかけにみなさんがそれぞれに興味を持っているテーマを研究していくとともに、それを他のテーマと統合させていく視点を持つようになり、大きな成果につなげてもらえればと願っています。

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吉越 健治教授情報連携学部 情報連携学科

  • 専門:コンピュータ・ネットワーク
  • 掲載内容は、取材当時のものです