東洋大学は1963年に、日本で最初に観光学科を設置しました。いわゆるホテルマンを養成することが当初の主な目的です。ホテルには、宿泊だけではなく、料理を提供する飲食関係の業務もあり、栄養学というより、思いやりや心からのおもてなしといった、ホスピタリティやサービスといった側面を学ぶ講義科目もあります。この授業では調理実習を行い、「若鶏のソテーカレー風味 バターライス添え」を作ります。鶏はある程度解体済みですが、ペティナイフでさらにカットする必要があります。調理をする人、食材を切る人など、毎回その時のメニューによって分担が変わります。調理の途中で出る洗い物や、食事に使った食器の洗浄、管理を担当する班もあります。最近の学生は、普段あまり調理をしませんが、ここでしっかりと学んで自信をつけてほしいと思います。料理はレシピがさまざまで、人によって作り方はさまざまです。これが正しい、間違い、ということもなく、自分なりに興味を持って調理をすることが一番です。デジタル化が進む昨今ですが、この分野は、デジタル化をすることができないアナログ的な分野です。情報を得ることも必要ですが、主体的にすぐに行動ができる、気が利く、ということが大切です。体験型の授業を通じて、みなさんには楽しく学んでもらいたいと考えています。

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小池 鉄夫教授国際観光学部 国際観光学科

  • 専門:食生活コンサルタント、ホテル飲料管理
  • 掲載内容は、取材当時のものです