得た情報をいつでも必要な時にすぐ使うため、人は記憶をします。そして人それぞれに、 “Memory Style(記憶の方法)”があります。テキストにある単語を全部、2分間でできるだけ覚え、終わったら思い出して紙に書き出してみます。覚えやすい単語、思い出せなかった単語があるでしょう。例えば、最後に見ていた単語を覚えていますね。最初に覚えた単語も思い出しやすかったはずです。音声を発してみた人はいますか? 変わった音の単語や聞き覚えのある単語などは覚えやすかったのではないでしょうか。また、場所や出来事を結び付けて連想させて覚える—Happyという単語を見るとお誕生日パーティを思い出す—という方法もあります。ほかにも、絵や画像などの視覚や、単語が書いてあった配置で覚える人、全く別々の単語に何らかの関連性を持たせたり、ストーリーを作ったりして覚える人もいます。人はこうしたさまざまな方法で、情報を取り入れ、経験と知識で理解し、連想させ、暗号化して記憶するのです。研究によると、人の記憶は、読むことで20%、聞いたことが30%、目にしたことが40%、言葉にしたことが50%、動作にしたことが60%…というように、何かを学び、覚えるには、全ての感覚を必要とします。スペルだけ、発音だけでなく、買って、食べて、話して…全ての感覚を使うのです。みなさんが、自身の学びの方法や記憶の方法を知り、その知識が語学だけではなく、ほかの学習でも役立つことに期待しています。

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スエン ウイング サム ロサ講師文学部 国際文化コミュニケーション学科

  • 専門:Teaching English to Speakers of Other Languages(他言語話者に対する英語教授法)
  • 掲載内容は、取材当時のものです