労働市場において、学生と企業が出会い、需要と供給、競争の末に採用が決まると、企業はその人の適性をみて、職種を分けて配置をします。企業の諸活動は、管理的機能(ヒトの管理)・会計的機能(現金・資産の記帳)・財務的機能(資金の調達と運用)・保全的機能(財産と従業員の保護)・技術的機能(工場など、製品・サービスの生産)・商事的機能(営業など、製品・サービスの販売)の6つに分かれています。また、人的資源・物的資源・金融的資源・情報的資源の4つの資源が有効的に配分され、効率的に運用されています。なかでも人的資源については、景気が落ち込んだ90年代中ごろから、急激に重視されるようになりました。従業員は従来のような、企業の“歯車”のような扱いではなく、企業にとって資産、資本、財産です。能力を開発、育成し活用すること、休日や勤務時間などの労働条件、福利厚生や労働組合など、あらゆる面で従業員の環境を整えることで、企業の競争の優位性を確保することができるという考え方にシフトしていったのです。これは経営戦略とも相まって、場当たり的な採用をなくし、人間性を尊重した公平、公正な組織づくりにもつながっています。こうした企業の諸活動について、会計ファイナンス学科では金融的資源の観点から、マーケティング学科では製品・サービスの販売や営業の観点から、専門的に学ぶことができます。社会で役立つ科目を学び、よりよい社会生活を送れるようにしましょう。

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幸田 浩文教授経営学部 経営学科

  • 専門:経営学史、人的資源管理論
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