人間環境デザイン学科は、人を取り囲むすべての環境を「デザイン」の視点で考えていくことを目的としています。電化製品や車の “かっこいい” “ワクワクする” といった「デザイン」とは違い、「ユニバーサル・デザイン」はどんな人がどんな時にどんな所で使うのか、という視点で考えます。
ユニバーサル・デザインの目的は、使えない人をなくし、使いやすい製品や環境を提供することにあります。「動く歩道」に横線を引くことで歩道のスピードがわかり、乗るタイミングを調整し、どんな人でも安全に利用することができる、などが挙げられます。
このように、人が快適に使える環境は、デザインによって作り出すことができます。しかしそれは、人をのけ者にするデザインを作ることができるということでもあります。
特定の人をのけ者にしないデザインを考えるには、まずは実際にまちを歩くなどして問題を検証する必要があります。障害のある人だけでなく、いろいろな人が参加し、お互いが体験を共有することが重要です。そして、意見交換を通して互いの立場を理解し、「みんなで一緒にまちをつくっていく」ことが、ユニバーサルなまちにつながっていくのです。

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川内 美彦教授ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科

  • 専門:ユニバーサル・デザイン等
  • 掲載内容は、取材当時のものです