自然科学の中の生理学とは、生命現象を機能の側面から研究する分野で、先生はその中でも循環生理学、環境生理学について研究しています。循環系は各臓器に酸素や栄養を供給する血液量の調節を行っており、必要なところに血液を供給します。血液が循環しないと臓器は機能しません。中でも脳は全てをコントロールする重要な臓器なので、適切に血液を分配しないとうまく機能しなくなってしまい、血流が足りず失神したり、脳梗塞を起こして言葉が出なかったり、手足が動かせなくなったりします。しかし、こうした症状を引き起こすメカニズムは明らかにされておらず、脳への血流量がどのように調節されているのかは分かっていません。そこで先生は、調節系、供給、脳の機能を結び付けて考える研究も行っています。同時に、脳機能そのものだけでなく、「代謝、脳血流、体循環調節、脳循環調節がリンクして脳の機能を維持している」と、総合的に考え、研究を進めています。

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小河 繁彦教授理工学部 生体医工学科

  • 専門:健康・スポーツ科学、応用健康科学、循環生理学
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