「経済」とは、生活に必要なモノやサービスを生産・消費する活動、仕組みのことです。
私たちの社会は、政治や文化などとともに、こうした「経済」によって構成されています。社会のさまざまな要素がどのように働いて経済が動いてきたかということを、過去から現在にかけて順を追って検討する学問が「経済史」です。
現代の経済には、過去の経済の動向が反映されています。経済理論は、こうした過去の経済現象の研究から発展しているので、経済史を学ぶことで、経済理論や現代経済への理解も深めることができます。
第二次世界大戦後の日本経済は、高度成長を実現しました。それは、旺盛な個人消費と企業の設備投資がもたらす、国内の需要主導の成長でした。さらにこの高度成長は、若い労働力の豊富な供給や政府によるインフラの整備、国内石炭から輸入石油へのエネルギー革命、欧米の最新技術の導入といったさまざまな要素に支えられていたのです。
経済を考えるには、「カネ」だけではなく、さまざまな側面にも目を配る必要があります。みなさんも広い視点を持って経済を勉強してください。

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島西 智輝教授経済学部 経済学科

  • 専門:エネルギーの生産・利用の歴史、オーラルヒストリーを活用した労働史
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