フランス語演習Ⅰでは、会話を中心に授業を進めています。文法の授業で学んだ仕組みを実際に使うことで、フランス語の音を意識するようにします。
この授業では、「中性代名詞」が日常の中でどのように使われているかをテーマとしました。先生と学生が会話したのち、学生同士がお互いに質問し合います。教室にいる学生全員が先生と会話を交わすことが時間的に難しくても、学生同士で話すことで、全員が確実にフランス語を話すことになります。また、先生とでは緊張してしまう学生も、学生同士ならスムーズに会話できるかもしれません。そして最後は交わした会話を暗記し、学生に発表してもらいました。同じ教室でフランス語を一緒に学ぶ同級生の発表を聞くことで、学生たちは「自分にもできる」という気持ちになれます。
高校で全ての生徒が英語を学び、世界のビジョンを持っていると思いますが、「国際化=英語化」ではありません。英語以外の言語や文化も学ぶべきです。そういう意味で、フランス語を教え、フランス語圏の文化を伝えることができるのは、うれしく、また大切なことだと思っています。

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ブランシャー ニコラ准教授経済学部 総合政策学科

  • 担当科目:フランス語演習Ⅰ・Ⅱ、時事フランス語、検定フランス語、 比較都市計画、ヨーロッパの言語と文化Ⅰ

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