病気で入院している小学生や中学生が、病気療養中でも教育を受けることができる「病弱教育」という制度があります。この制度には、学習の遅れの補完・学力の補償、積極性・自主性・社会性の涵養、心理的安定への寄与、病気に対する自己管理能力といった意義があります。また、入院していても学校があるということが、治療上の効果として大きいことも分かっています。
文部科学省は2013年、病気療養児に対する教育の充実について、病院を退院後も通学が困難な病気療養児への対応を求めました。その手段の1つに、訪問教育やICT等を活用した指導があります。病気の子どもにとって、ICTの活用は学習の空白を補うこと、身体活動の制限等の課題を解決するために有効です。授業では、ICTを活用して病気の児童生徒にどのような教育を行っているかを、大阪市立光陽特別支援学校の橘岡正樹先生にWEB会議で話してもらいました。
今後はこれまでの教授・学習活動をさらに促進するICTの活用だけでなく、できなかった教授・学習活動をできるようにするICTの活用も期待されます。

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滝川 国芳教授文学部 教育学科

  • 専門:教育学、特別支援教育

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