企業は業界トップの「リーダー企業」、リーダーの地位を狙う2番手の「チャレンジャー企業」、ある特定の分野でリーダーを目指す「ニッチャー企業」、ただちにリーダーの地位を狙えないような「フォロワー企業」に分けられます。例えばコンビニエンスストア業界であれば、リーダー企業はセブンイレブン、チャレンジャー企業はローソンとファミリーマート、ニッチャー企業はミニストップ、スリーエフなど、フォロワー企業はデイリーヤマザキとなり、戦略定石は順に周辺需要拡大戦略、差別化戦略、集中戦略、模倣戦略となります。
この理論が実際に行われているのか、ミニストップの社員を招いてお話をしていただいたところ、ミニストップが実際に集中戦略を行っていることがわかりました。大手コンビニが「近くて便利」で集客しているところに対して、ミニストップは集中差別化戦略を採用し、遠くても足を運んでくれるという自社独自の顧客を開拓し、3,000億円以上の売り上げを達成することができているのです。
このように、理論と実践は一致します。経営学部で経営学の理論を学ぶことは、企業経営の実践の場でも役立つのです。

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井上 善海教授経営学部 経営学科

  • 専門:中小企業経営、経営戦略、事業創造

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