「生活環境デザイン演習ⅠA」の授業では、障害のある方や高齢者の生活環境を充実させるための支援技術を、デザインや工学の分野からアプローチして学んでいます。今回は「重度障害者の姿勢保持を考える」をテーマに、難病患者のための椅子作づくりに取り組みました。
まず、モデルさんの体の型を取らせてもらい石膏型をつくりました。次の授業では、それをもとにどのようなデザインが良いか、角度や高さはどうするか、といったことを考えてシートと背もたれを制作しました。今回はその中間報告を行い「仮合わせ」をして、ご本人に合っているかをチェックするという授業でした。翌週はこれを完成させ、さらに次の週にはグループごとに発表することを予定しています。
人間環境デザイン学科は「ユーザー・センタード・デザイン」をテーマにしており、学生たちにはユーザーがどのようなニーズを持っているか、そのニーズを実現するにはどのような技術が必要かを学び取ってもらいたいと思っています。ものづくりは楽しい作業であると同時に、難しさもあり、失敗もあります。しかし、失敗した時にその原因を考え、どうすれば解決するかを探求していくのが、ものづくりの面白さでもあるのです。

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繁成 剛教授ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科

  • 専門:リハビリテーション工学、支援技術、工業デザイン

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