持続的開発なくして人類の未来はありませんが、環境というのは脆弱で、有限で、未知なものです。そこで、持続的開発のためにわれわれができることは何かを考えると、“Think globally, Act locally”、つまり“大きく考えて小さく行動する”を実践することができます。先生の場合はモデル生物“メダカ”を使い、環境健康科学研究を行っています。
メダカを使った実験というのは小スケールですが、実験で得られた結果をいかにして考えていくかが非常に重要になります。現在行っている研究には「モデル生物“メダカ”で環境生物と人生態系を守る」という大きなタイトルを付けていますが、その根底には科学的な根拠があります。そして、その科学的根拠を見渡すような哲学的なビジョンさえあれば、“Think globally, Act locally” でも結果を伴う実のある研究ができるのです。小さなメダカも、ヒト疾病モデル生物として人類の幸福に貢献しているのです。
この研究を通して、環境の安全性を評価することができます。持続的開発のための環境生態系評価手法を開発し、人類の幸福に貢献することが、先生の研究が目指すところです。

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柏田 祥策教授生命科学部 応用生物科学科 環境健康科学研究室

  • 専門:環境汚染化学物質の環境生態系および生物進化への影響

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