まちのデザインを考える際は、俯瞰の視点で全体の構成をとらえることが大事です。そうすると「ここに道路があるといい」といった町の流れもよく見えてきます。一方、目線を下げれば、その道路をつくるために立ち退かなければならない人の「暮らし」や「思い」に気づきます。これからは上意下達の都市計画ではなく、この「住民目線を大事にしたまちづくり」の時代になっていくでしょう。
まちづくり、まちのデザインに興味がある人は、ぜひたくさんのまちに出かけてみてください。すると「このまちのつくりはいいな」とか「このまちは居心地がいい」などと感じるところと、「ちょっと落ち着かない」、あるいは暗い印象を抱くところなどが出てきます。そのようにいろいろ感じる要因を、自分の力で見出してください。それを積み重ねることで、まちが持っている本来の姿や課題が見えるようになっていきます。「まち」は私たちの暮らしの質を左右するもの。だからこそ、まちをデザインする必要があるのです。

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菅原 麻衣子准教授ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科

  • 専門:地域コミュニティ計画、住民主体の地域づくり、都市の居住環境整備

  • 掲載内容は、取材当時のものです