Toyo Global Leader(TGL)プログラムのGOLD認定まで、あと一歩というところまで来た第2部・イブニングコース(夜) 経営学部経営学科の小林あいさん。第2部・イブニングコース(夜)在籍の学生では初めてTGLシルバーを認定されました。幼い頃から歌うことが大好きで、高校では芸能活動を目指す仲間と学んできた小林さんですが、東洋大学入学後はだんだん気持ちが変化し、TGLプログラムを学びの道しるべとして活用しながら英語力を高め、アイルランドでの語学研修にもチャレンジしました。英語力の向上を目指して頑張っている仲間と出会えることもTGLプログラムの魅力だと考える小林さんは、「この3年間で目標に向かって突き進む力が身についた」と語ります。

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TGLプログラムを学びの道しるべに

入学時に配られた資料でTGLプログラムを知りました。説明を聞きながら、今しかできないことをしたい、いろいろな人の考え方を聞いて学びたい、そして、留学もしたい…と意欲がわきました。それでも1年次はまだ、本腰を入れて取り組もうとはしていませんでした。

TGLプログラムへの参加を念頭に勉強し始めたのは2年次からです。1年次は音楽系のサークルを2つ掛け持ちして、音楽活動が生活の中心。東洋大学の第2部に入学したのは、幼い頃から歌うことが大好きで、芸能活動を目指す生徒が集まる高校に通っていたこともあり、昼間は音楽活動を行い、夜間に勉強をしようと考えたからです。そして、経営学部を選んだのも、マーケティングや経営戦略は、いずれ自分のプロデュースに活用できると思ったからでした。ただ、心のどこかに「音楽活動だけで生計を立てられるだろうか」という不安はあり、経営学部で学べば就職する道も選択できるはず、と考えていたことも確かです。

1年次の終わり頃、勉強に力を入れずに大学生としての時間が過ぎていったら良くない、と危機感を持ち、「後悔のない大学生活を送ろう」と決意しました。そのとき、学びの道しるべにしようと思ったのがTGLプログラムでした。

授業に真剣に取り組み、留学を実現

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2年次からは、TGLプログラムの認定要件をクリアすることも考えて履修計画を立てました。Toyo Achieve English 英語講座や、英語を使って学ぶ科目を積極的に履修し、1日1コマ以上、必ず英語の授業を取り、毎日を英語漬けに。そして、語彙力を高めようと、通学時にも単語帳を手に語彙を増やしていきました。

英語力を高めるためには、学外で特別なことをするのではなく、とにかく大学の英語の授業に真剣に取り組みました。例えば、授業で配られる英語で書かれたレジュメを見て、分からない単語は辞書で調べるといったことを繰り返し、分からない部分をつぶしていく地道な作業を続けていきました。また、授業の最後に提出するリアクションペーパーは、初めは英語を少し書くだけで精一杯だったのが、続けていくうちに長い英文を書けるようになり、「この表現を使ってみようかな」など、応用できるようになっていきました。リスニング力ももちろん必要でしたが、まず英文を読めないことには言っていることの語順や意味が理解できないと考え、最初はリーディングに注力しました。

そのような学習を続けるうちに、2年次の後期ぐらいから、英語が少しずつ聞いてわかるようになった、という感触を得ました。その頃に初めてTOEICを受け、TGLプログラムSILVERの要件にはわずかに足りませんでしたが、アイルランドへ留学するための奨学金取得ラインは超えることができました。

語学研修先をアイルランドに決めたのは、大好きなアイルランドの音楽を現地で、生で聞きたいと思ったからです。アメリカやイギリスなどは将来、海外出張などで行く機会があるかもしれませんが、アイルランドはそうした機会があまりないと思ったので、大学時代に行っておきたいと思いました。そして2年次の春休みに、約5週間の語学研修に参加しました。

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GOLDは目前、4年次も英語力を磨く

アイルランドでは、授業でも生活でも会話のスピードが速く、リスニング力の弱さを思い知らされましたが、英語の授業はとても楽しく、辛いと感じることはありませんでした。学生は多国籍で積極的な人が多く、せっかくアイルランドに来ているからには得るものを得ないともったいない、という気持ちがあり、学びに対するどん欲な姿勢は見習いたいと思いました。

帰国して3年次は、専門科目の履修に注力しました。卒業に必要な単位をできるだけ取得して、4年次はまた英語に専念しようと計画したからです。英語の勉強も継続し、3年次の秋にはTOEICのスコアが590点を超え、SILVERの認定を受けました。やるからにはGOLDを目指したいと考えていたので、ようやく目標の真ん中まで来た感じがしました。

4年次は英語に関する授業をたくさん履修しようと考えています。海外インターンシップに参加したり、東洋大学と東京外国語大学との単位互換による講座も受講したりするなど、英語力の幅を広げたいと考えています。

TGLプログラムは私にとって、学びを導き、支えてくれる存在です。どうしたら英語力が高まるのかさえも分からなかった私に、TGLプログラムの要件を一つひとつクリアすることを目指せばいい、という指針を与えてくれました。要件をクリアしていくうちに、自分の学習スタイルが確立し、認定という形で努力の跡が残っていくことも、心の支えになりました。

後輩のみなさんには、TGLプログラムを目指すことで英語力が高まるだけでなく、自分と同じように頑張っている人たちに出会えることを伝えたいです。プログラムを通じて、切磋琢磨できる仲間にも出会うことができ、お互いの努力を感じ合って、さらに頑張る力になるはずです。私自身は、目標に向かって突き進む力が身についたと感じています。GOLDの認定をいただけるよう、あと1年頑張っていきます。

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小林 あいさん第2部・イブニングコース(夜) 経営学部 経営学科 3年

  • TGLプログラム SILVER認定
  • 掲載内容は、取材当時のものです