幼い頃から「将来の夢は?」と聞かれても答えられなかったと語る、経済学部経済学科の石田真希さん。大学に進学してからは、意識的に「悩んでいないでとりあえずやってみよう」「一度決めたことはやり抜こう」と心掛け、憧れの先輩にならってスチューデントアシスタント(SA)を目指して勉強に励みました。SAの先輩や教授など世代の異なる人々と交流しながら視野を広げ、勉強やアルバイトを通じて根気強さを培った石田さんは今、「大好きな横浜で働く」という新しい夢への一歩を踏み出そうとしています。

スチューデントアシスタントの先輩に憧れて

高校生の頃までは数学が好きで、数学を生かせる学部に進学したいと考えていました。その頃は特に、将来の夢が定まっていなかったので、「経済学を学べば応用が利くのではないか」と選択したのが経済学部でした。

入学後初めての中間テストで100点を取ることができたことをきっかけに、「やる気を出せば良い結果を残せるかもしれない」と、常に上位を目指す意欲がわいてきました。その意欲をさらに後押ししたのが、スチューデントアシスタント(SA)の存在です。東洋大学には優秀な成績を収めている学部の先輩が後輩に科目を教える制度があり、私も入学したばかりで不安を感じていた頃、SAに経済学を教えてもらいました。年齢の近い先輩なので質問もしやすいですし、優しくて、憧れもありました。次第に「私もSAになりたい!」と考えるようになり、さらに勉強に熱が入りました。

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SAとしての活動が、交流の幅を広げた

そして、2年生に上がるときに、1年次の学部の成績優秀者に選ばれました。それからは「以降も絶対選ばれよう!」と心に決めて努力を続け、2年次、3年次でも成績優秀者に選ばれました。3年生からは、念願だったSAになることもできました。3~4年生で選抜されるSAは、各学年8人程度です。入学当初から勉強をがんばってきたかいがありました。

SAの主な役割は疑問を抱えている学生をサポートすることです。マンツーマンで教えることも、2~3人を同時に教えることもありました。実体験を踏まえているので「ここはきっと迷うだろうから、重点的に」「こうすれば分かりやすいのでは」と考えながら指導することができ、何より教えることで、自分自身の理解もより深まりました。

SAになったことで先輩や教授とのつながりが増え、世代の異なる人とも話すことができるようになったことは大きな収穫です。今でもSAの先輩とは、仲良く交流しています。教授とも答案の採点をしながら雑談するなど、話す機会が増えました。大学の先生は、なんとなく話しづらい、距離が遠い存在だと思っていましたが、接してみるとどの先生もフランクで、相談もしやすかったですね。

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さまざまな分野で「大好きな横浜」に関わりたい

就職活動に向けては、「自分の意見をきちんと話せるように」とディベートを行うゼミに参加したほか、民間企業の説明会にも積極的に参加するなど、さまざまな活動を行ってきました。3年生の夏には、神奈川県庁のインターンシップを経験。政策や仕事内容などに触れた結果、自分が本当に関わりたいのは「県」という大きな行政単位ではなく、「市」のように小さな行政単位なのだということがはっきりしました。

そして、私が4~5歳までを過ごした大好きな横浜市への就職を希望しました。横浜市は他の市区町村に先駆けて「待機児童ゼロ」の取り組みを行うなど、民間企業のようにアクティブに仕事ができるのではないかと感じたからです。自分が「やりたいこと」が定まっていない分、経済や観光、スポーツなど、どんな分野でもやりがいを持って関わることができると感じたのも理由の1つです。面接では、SAになるために勉強に励んできたことや、勉強と両立しながらひとつのアルバイトを根気よく続けてきたことなどをアピールし、評価していただけたのではないかと思います。

私は、自分でやると決めたら最後まできちんとやり遂げたいタイプ。負けず嫌いな面もあります。大学生活では資格試験にも取り組み、「勉強でがんばる」と決めたからにはそれを貫いてきました。悩んでいる時こそいろいろなことにチャレンジし、何かを極めること。それが自分の道を切り開いていくことにつながるのだと、実感しています。

石田 真希さん経済学部 経済学科 4年

  • 内定先:横浜市役所
  • 所属ゼミナール:児玉俊介ゼミナール
  • 出身校:栃木県立栃木女子高等学校

  • 掲載内容は、取材当時のものです