食環境科学部食環境科学科の金子沙妃さんは、大学のイベント実行委員として活躍する一方、サークルの代表としてメンバーが楽しく参加できるよう汗を流し、知恵を絞る立場です。予定が詰まった毎日ですが、やはり生活の中心は学業。大学院進学を検討するほど、日々本気で取り組んでいます。

就職か大学院進学か、現在思案中

実家も群馬県ですが、通学するには遠すぎるので大学の近くで暮らしています。田舎の雰囲気には地元で慣れていましたが、それでも板倉キャンパスに初めて来た時は「ここは相当な田舎だ」と思いました(笑)。ここまでキャンパスの周りに何もないところだとは思っていなかったので、入学直後は、イメージしていた大学生活とはちょっとギャップがありました。

学ぶことについても、想像していたことと違っていました。食品のことを学びたいという漠然とした気持ちで入学したら、勉強が驚くほど大変で…。ここまで勉強漬けの日々になるとは思ってもいませんでしたから、最初は「大変なことになった」と慌てたものです。今では、3年生になってもまだ毎日授業があることも、当然のように受け入れていますが…。すっかり板倉キャンパスになじんでいるものの、今でも学食だけは白山キャンパスがうらやましいかぎりです(笑)。

最近興味深かった授業は「調理科学実習」です。どの着色料を使うとどのような色が付くのか、どの薬品を使うと牛肉の色が落ちないのかなどを、実際に試してみる実習です。当初は、料理ができる調理実習ではないことが残念だったのですが、実際に実習を受けてみたら、むしろ夢中になるほどの面白さでした。

将来は食品開発の仕事に就きたいという思いがあるのですが、研究職は大学院卒でなければ採用されません。そのため、大学院への進学も選択肢の1つではありますが、これ以上両親に甘えていいのかという迷いもあります。今のところは進学を視野に入れつつ、就職活動も並行して進めようと考えているところです。

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積極的に参加してきた課外活動

日々勉強に追われているものの、大学での課外活動には1年生の時から積極的に参加してきました。現在はスポーツ大会やイルミネーション点灯式、学園祭などの実行委員をしているほか、さまざまな球技を楽しむサークルとテニスサークルにも入っています。ただ、今は球技サークルの代表を務めているので忙しく、さらに実験やアルバイトもあるので、テニスサークルにはほとんど参加できなくなってしまいました。

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サークルの代表は、11月の学園祭で新しい代表を指名して交代します。ただのメンバーだった時は楽しく参加しているだけでしたが、今はやはり違います。また、私たちの学年は「楽しければいいよね」という姿勢で活動してきましたが、後輩たちはもっとしっかり活動したいという意欲があるので、プレッシャーも感じます。しかも、大所帯のサークルは苦手だったはずなのに、気がつけば100名以上の団体に。しかし、卒業してから「大変だったけれど、やってきてよかった」と思えるよう、代表が交代する学園祭まで走り抜けたいと思っています。

金子 沙妃さん食環境科学部 食環境科学科 3年

  • 群馬県立尾瀬高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです