幼い頃からさまざまなスポーツに親しんできた、食環境科学部食環境科学科の塚田光祐さんにとって、スポーツは常に身近な存在でした。そのスポーツに、現在は「食」の分野からもアプローチ。アスリートと食の関係性について知識を深める中で、卒業後はどんな仕事に就きたいのかも次第に見えてきました。

スポーツなしの生活は考えられない

スポーツはプレーするのも観戦するのも好きです。幼い頃からジャンルを問わず、常に何らかのスポーツをしてきたので、大学に入ってから始めたアルバイトも、スポーツに何らかの形で関わりたいと考え、スポーツクラブのインストラクターを選びました。アルバイトが終わった後はプールを使わせてもらえるので、午前中の授業がない日はアルバイトをしてひと泳ぎしてから大学に来ています。

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ほかにも、バレーボールのサークル練習が週2回、いろいろな球技を楽しむサークルが週1回、そして週末は社会人のクラブチームに参加させてもらい、ラグビーをしています。スポーツ三昧の生活ですね。スポーツは何でも好きですが、中学ではバレー部、高校ではラグビー部でしたから、これら2つのスポーツに対してはとりわけ強い思い入れがあります。ラグビーではフランカーというフォワードのポジションだったので、体を大きくするために必死に食べました。それしか体を大きくする方法がわからなかったのです。しかし、運動量も相当なものだったので、食べてもどんどん消費されてしまい、体を作る難しさを痛感しました。その経験もあって、スポーツと食の関係に興味を持ち、この学科を選んだのです。

知らないことを学べる面白さを実感

私は高校で文系だったため、大学に入ってから化学には苦労していますが、それ以上に知らないことを学べる面白さを毎日実感しています。一番好きな授業は、運動を多面的に学ぶことができる「運動生理学」です。この授業では、日頃から運動との関わりが深い私自身にも生かせる知識が得られます。

また、大学では、サプリメントの摂り方を初めて学ぶことができました。体を大きくしなければと必死だった高校生当時の自分が、このサプリメントの知識を持っていたらどんなに良かっただろうと思うほどです。バランスのよい食事に加え、そこにサプリメントも上手に取り入れるとさらに大きな効果が得られることを、スポーツに関わる一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

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将来はまだ漠然としてはいるものの、「サプリメント後進国」と言われている日本にもっとサプリメント文化が普及し、有効に活用してもらえるような仕事ができればと思うようになりました。また、2019年に開催されるラグビーワールドカップにも、大学で学んだことを生かして、何らかの形で関われたら、と考えています。

塚田 光祐さん食環境科学部 食環境科学科 2年

  • 新潟県立巻高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです