教師になるためのカリキュラムや講座が充実

中学生のころから憧れていた小学校の教諭。東洋大学を選んだのは、小学校の教員免許が目指せる数少ない私立大学だったからです。教師になるためのカリキュラムや講座がとにかく充実。3年次には、就職・キャリア支援課主催の教員採用試験対策講座が行われています。資格スクールの講座なので分かりやすく、さらに低料金で受講できるのも魅力です。このほかに、大学での学習と平行して4年間継続的に小学校の現場を体験できる、東洋大学独自の「往還型教育実習システム」があります。この実習では大学で学んだことを現場で検証したり、現場で発見した課題を大学でさらに詳細に研究するなど、教員になるための知識を深め、スキルを高めることに役立ちました。将来の教師像もより明確になりました。

現場を数多く経験して、人間として大きく成長

大学4年間の集大成として臨んだ教育実習。最後に研究授業として選んだのは、国語の授業で「自分流枕草子をつくろう」というもの。古人の季節の楽しみ方を自分流にアレンジして体験。子どもたちは興味津々で、夢中になって取り組んでくれました。終了後に「中学校で枕草子を学ぶのが楽しみ!」という感想をもらい、先生としての手応えと充実感を得る授業となりました。2年次に初めて行った模擬授業は緊張の連続でしたが、そのときと比べると、この2年間で大きく成長したと思います。「往還型教育実習システム」で多くの現場を経験できたことが役立ちました。子どもたちの目線を大切に、これからはオリジナリティあふれる授業を作っていきたいと思います。

4年間の学び

2014061608_img_02
2014061608_img_03
ライフセービングクラブの仲間たち

1年次

サークル活動で、コミュニケーションについて深く学ぶ
ライフセービングクラブに所属。他大学との交流や社会人の方々とのつながりも増え、敬語の使い方から人との関わり方まで、コミュニケーションについて深く考える機会になりました。

2年次

児童の立場で授業を体感し、教え方を再確認
先生役となる通常の模擬授業のほかに、生徒の立場になって授業を体験。図工の授業ではものづくりに挑戦したり、家庭の授業では調理実習を行ったりと、どのように教えれば、児童が授業に興味を持てるのかを再確認しました。

3年次

大学主催の講座を活用し、試験準備も万全
春期休暇を利用して行われる就職・キャリア支援課主催の「教員採用試験対策講座」を受講。8日間の集中講義。同じ教職を目指している参加者たちと触れ合うことで、「自分も頑張らないと」という気持ちにさせられました。先生という仕事への思いも、さらに強くなりました。

4年次

大学からの推薦で、講演会など様々なプログラムを体験
埼玉県教育委員会主催の教員養成セミナーを受講するための推薦をいただき、様々なプログラムを体験しました。このプログラムでは教育実習のほかに、元校長など、教育のプロによる講演会や小学生との自然体験学習などがあり、将来、教員になったときに現場で役立つ知識や実務を学ぶことができました。
高校時代のわたし
小学生のころから、地元のスイミングクラブに入って水泳に取り組んでいました。中学時代には水泳指導員のサポートボランティアを経験し、子どもたちと触れ合う楽しさや教える喜びを実感。高校生になっても指導を続けたことで、教師を目指したいと強く思うようになりました。

アドバイス

知らない世界に飛び込んで、視野や人脈を広げてみよう
自分の行動ひとつで世界は大きく広がります。積極的に自分の知らない世界を体験して、視野を広げてみましょう。サークルや実習などを通して、いろいろな世代の人との交流もできるので、社会人になっても必ず役立つはずです。また東洋大学は教員採用試験対策講座などサポートが充実しているので、目標を持っている人にも最適な環境です。

森下 賢人さん文学部 教育学科 初等教育専攻4年

  • 内定先:埼玉県小学校教諭
  • 埼玉県立熊谷高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです