現場を体験しなければ分からない大切なこと

3・4年次の保育実習でお世話になった保育園や幼稚園をはじめとして、現場を数多く体験できたことは、わたしにとって大きな財産となっています。4年次の実習で幼いころの体験と授業で学んだことをもとにパネルシアターを提案しました。パネルシアターとは、パネルを舞台に見立て、キャラクターなどの絵を貼ったり、動かしたりして物語を展開するもの。子どもたちは、大喜びの様子でした。子どもたち一人ひとりには個性があり、身体的、精神的な成長度合いも様々。そんな状況で、それぞれの能力を伸ばしていくことは簡単ではありません。そのため保育士には、臨機応変に対応できる判断力と行動力が必要。現場で得たことを忘れずに生かしていきたいと考えています。

就職に大いに役立ったキャリア支援室の情報

保育園か幼稚園か、公立か私立か、地域はどこかと検討する中で、悩むこともありました。そんなとき、多くの情報をくださったキャリア支援室の方には本当に感謝しています。その地域の幼児教育の特徴から制度の充実ぶり、保護者の特性まで教えていただきました。最終的に、東京都港区立の保育園に絞ることができたのもそのおかげです。公務員試験対策講座なども利用し、晴れて合格することができました。実は、母も地元の幼稚園で働いていました。あるとき、母が園児に絵本を読んで聞かせている姿を同僚の方がご覧になって「先生、楽しそうにしてますね」と言われたそうです。わたしもそう言われるような保育士になりたいと思っています。

4年間の学び

2014061606_img_02
2014061606_img_03

実践的なスキルが身に付いた模擬保育

1年次

長期休暇を利用して地元の幼稚園でボランティア
長期休暇時には、地元茨城の幼稚園と保育園で保育補助のボランティアに参加。子どもの成長する姿だけでなく、保育者の仕事というものを具体的に知ることができました。

2年次

多くの観点に立つことの大切さを教えてくれた模擬保育
保育士役と園児役に分かれて模擬保育をするという授業が増え、より実践的なスキルを身に付けることができました。ほかのグループの学生から意外な指摘をされることもあり、保育方法についても多くの観点から考察することの大切さを実感しました。

3年次

レッジョ・エミリア市の手法に見た子どもの創造性を伸ばす教育
イタリアのレッジョ・エミリア市が取り組んでいる先進的な幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」*をゼミの研究テーマに。私が実習で行ったのは、椅子をつくることでした。指導するというスタンスは決してとらず、あくまで一緒につくっていくというスタンスで臨むことがポイント。適切なガイドをすることによって、子どもたちの創造力が確かに育まれると感じました。
  • ※:イタリアレッジョ・エミリア市の幼児教育の現場において、永年実践されている教育手法。子どもたち一人ひとりの意思を尊重し、各々の感性を生かすことが重要という理念に基づき、子どもの想像力と創造力の向上を追求する点に特徴がある。

4年次

一緒に過ごした子どもたちが卒園していく姿に感激
ボランティア先の保育園や幼稚園の運動会や卒園式に参加したのも良い経験となりました。特に、1年間見てきた子どもたちが卒園していく姿には感激しました。
高校時代のわたし
志望大学を決めるための情報収集を始めたのは、3年次の春ごろのこと。東洋大学に決めたのは、4年制大学の中でも福祉や教育の分野に力を入れている大学と知ったからです。先輩が進学していて、親しみを感じていたこともきっかけの一つです。

アドバイス

雰囲気を直接感じることが大切できれば日常の大学の姿も
お勧めしたいのは、気になる大学があったら、直接足を運んで自分の目で確かめてみること。わたし自身、高校の先生からアドバイスをいただいて、いくつもの大学に行きました。オープンキャンパスや文化祭といったイベントを利用するのももちろんですが、普段の大学の姿を見ることも参考になると思います。

糸川 黎さんライフデザイン学部 生活支援学科 子ども支援学専攻4年

  • 内定先:東京都港区立保育所
  • 茨城県・私立鹿島学園高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです