授業やバイトを通して理想のマネジメントを学ぶ

1年次に体調を崩し、前期は1日も授業に出席できず、後期からのスタートでした。当初は必死で勉強しました。それが実を結び、2年次からは生活のリズムも整い、学業と共にアルバイトにも力を入れられるようになりました。全国に店舗展開するカフェで接客を担当。3年次には店舗のリーダーとして、新人の教育やスタッフのマネジメントを任されるなど、運営業務を経験。2年次に履修した「サービスマネジメント」の授業で学んだ、従業員満足度を高めることが、良質な顧客サービスの提供に直結するという考えを、現場で実践することができました。また、このアルバイトを通して、将来の自分の働き方を考えるようにもなりました。

実践的な実習で、得意分野を生かす

3年次に履修したゼミでは、学園祭での出店事業に取り組みました。ニーズの調査から、商品の選定・開発、事業の資金を得るためのOB・OGへのプレゼンテーション、調理・接客まで、店舗運営のすべてを学生だけで行います。この中でわたしは副社長として、すべての工程を管理。各担当者と密に連絡をとって調整を行う仕事です。この実習でも、スタッフのモチベーションを意識したマネジメントを心がけました。最終的には目標額を達成し、株主にも利益を還元。初めてのことばかりで、事業の難しさを痛感しました。大学生活で学んだ、従業員が仕事を本気で楽しめる組織づくりやマネジメントという視点を大切にして、スタッフやお客さまから信頼されるホテルマンを目指していきたいと思います。

4年間の学び

2014061603_img_02
2014061603_img_03
本格的な事業運営を初めて経験することとなった学園祭の出店事業

1年次

授業で学んだ語学力を、海外で実践
前期で休んだ遅れを取り戻すため、後期は「観光学概論」「ホスピタリティマネジメント」など基礎となる科目を履修。通学中の電車なども利用して復習に力を入れ、1年次に必要な単位数を取得しました。

2年次

インターンシップから自分の働き方を模索
授業の一環であるインターン実習に参加。ホテル業界の厳しさやホスピタリティの大切さを実体験することで、卒業後の自分の働き方もイメージできるようになりました。

3年次前期

アルバイトでリーダーを経験し、マネジメント業を学ぶ
アルバイト先でリーダーとして店舗運営を担当。スタッフとのコミュニケーションに注力し、すべてのスタッフが仕事を本気で楽しめる環境づくりに取り組みました。スタッフの離職率も改善し、実践からマネジメント業を学ぶことができました。

3年次後期

実践的なゼミ研究で、ビジネススキルを高める
ゼミ研究の「学園祭の出店事業」で、学生だけで本格的な事業運営を経験。事業のしくみの理解はもちろん、プレゼンテーションスキルも身に付けることができました。

4年次

支援体制を活用し、積極的に就職活動に取り組む
就職活動中は、面接対策や履歴書の添削などで就職・キャリア支援課を利用。落ち込んだり、悩んだりしたときには、個別相談で親身なアドバイスを何度もいただきました。それが心の支えとなり、就職活動を着実に進めることができました。
高校時代のわたし
オーケストラ部の一員として3年次の11月まで活動していました。部活動が理由で勉強がおろそかになるのが嫌で、3年次の春から受験勉強をスタート。進学塾にも通い、受験科目の英語、国語、世界史については基礎から復習。本番は、焦ることなく取り組めたと思います。

アドバイス

自分に問いかけながら、常に全力で取り組もう
大学では、高校時代では考えられなかった世界の広がりを実感します。アルバイト、インターンシップ、そしてゼミの研究など、様々な場面で社会とつながっていて、精一杯取り組むことで、その先にある夢をつかむことができます。また、どんな働き方をしたいのか自分に問いかける作業も必要です。そのプロセスを経ることで、さらに成長した自分に出会えるはずです。

柴田 拓也さん国際地域学部 国際観光学科4年

  • 内定先:株式会社ニュー・オータニ
  • 千葉県立幕張総合高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです