大学にある豊富な資源。生かし方は自分次第
入学して感じたのは、学びに関してはもちろん、就職に関しても、一連のキャリア形成支援プログラムなどを通じて幅広く情報が得られるということでした。そんな大学を活用しない手はないと思い、1年次の夏を過ぎたころから、積極的にセミナーやガイダンスなどに参加するようになりました。また、学習面では元々興味があった民法だけに偏らないよう、幅広く履修するように心がけました。就職・キャリア支援課主催の『仕事フォーラム』に参加したのも1年次のこと。将来は、教育関連の民間企業に進もうと思っていたのですが、卒業生からリアルな仕事の話を伺ったことによって、より広く可能性を模索してみようと考えるようになりました。
人生の先輩との出会いが公務員志望を後押し
マラソン大会で知り合った40代の女性に、教育関連の仕事をしたいこと、それ以外にも幅広く経験したいことなどを相談しました。「じゃあ、公務員がいいんじゃない?」とおっしゃってくださって、真剣に公務員の道を考えるようになりました。都庁を受けると決めたのは3年次の12月と遅く、正直あせりました。それでも、公務員試験対策講座に参加して、力をつけることができました。特に、時事問題と教養論文の講座は役に立ったと感じています。おかげで、合格することができました。まずは、教育関連の業務に就きたいという思いはありますが、これまで以上に幅広い視野を持ち、自分の可能性にブレーキをかけない働き方をしたいです。
4年間の学び
1年次
- 本当にやりたいことは何? 将来につながる模索がスタート
- 夏ごろまでは、ただ授業に出ているだけという状態でした。これでは駄目だと思い、心機一転。他学部の授業を受けたり、就職・キャリア支援課主催の就職関連のセミナーやガイダンスに参加したりする中で、本当にやりたいことを真剣に考え始めました。自ら求めれば大学はしっかり応えてくれます。単純なことですが、大きな気付きでした。
2年次
- 塾講師のアルバイトで課題解決力を身につける
- 塾講師のアルバイトを通じて、教育の難しさ、奥の深さ、そして大切さを感じました。なかなか成績が上がらない生徒について、どうカリキュラムをつくるか。そして、保護者にどうご説明してご納得いただくか。常に、見直しと検証をする中で課題を正しく把握し、対策を立て、プレゼンする力がついたと感じています。
3年次
- 視野を広げてくれた出会い。公務員への志望を固める
- マラソン大会で出会った女性はご自身が公務員だったこともあって、具体的な仕事のことを織り交ぜてアドバイスしていただきました。特に、都庁のような大きな自治体であれば、部署間異動をすることによって、本当に幅広い業務に携われることを教えていただいたことが大きかったです。
4年次
- 1日13時間の受験勉強。出遅れを挽回して見事合格
- 公務員試験の受験勉強を始めたのが3年生の12月と遅かったこともあり、大学の公務員試験対策講座によって効率良く勉強できたことは、本当に良かったと感じています。同じ目標を持つ仲間と励まし合うことによって頑張ることができました。
- 高校時代のわたし
- 毎日、部活のバレーボールに打ち込んでいました。そんな中でも、オープンキャンパスに参加し、大学ごとの違いを自分の肌で感じたり、学部で学べる内容をしっかり調べ、キャンパスライフのイメージをふくらませていました。受験勉強を始めたのは、部活を引退した3年次の夏から。過去問題をひたすら解いて弱点を補うようにしました。
アドバイス
- 知りたいという気持ちを大切に。可能性を追求すること
- 大学の4年間は、大いなる成長、大いなる変化の時間。興味の対象は広がったり移り変わったりしていくことでしょう。そんな変化も総合大学である東洋大学はしっかり受け止めてくれます。ですから、知りたいという気持ちを大切に貪欲に知識、情報を求めるようにしてください。必ず応えてくれると思います。
宮原 一菜さん法学部 法律学科4年
- 内定先:東京都
- 埼玉県立蕨高等学校出身
- ※掲載内容は、取材当時のものです