見守ってくれた近所の方々に恩返しをしたい

わたしの地元は埼玉県の小川町というところで、まだまだ昔ながらのご近所付き合いが残っている土地柄です。わたし自身、近隣のおじさん、おばさんに優しく見守られる中で育ちました。福祉に興味を持ったのは、お世話になった方々に少しでも恩返しをしたいと思ったからです。3年次に社会福祉協議会のご協力のもと行った1ヵ月に渡る実習が印象に残っています。社会福祉協議会職員が人と地域のつながりを強めるため、サロン活動や小地域福祉活動を提案・支援したときには、自治会役員や民生委員等を中心に、主体的に参加してくださる方が続出。地域のためになりたいという強力な住民パワーを感じました。そんなパワーを結集することができれば、時間はかかるかもしれないですが、きっと地域の問題は、解決していける。そう確信しました。

大学で学んだことを地域のために生かしたい

3・4年次のゼミでは、『住民ボランティアが行う配食サービスの意義と可能性』を研究テーマにしました。高齢者や障がいのある方に住民ボランティアが食事を自宅に届けるサービスなのですが、配食だけにとどまらず、安否確認などそこから多くの可能性が広がるのではないかという仮説を立て、アンケートやインタビュー、参与観察といった手法も取り入れ、研究しました。ボランティア側も多くは年配の方々で、ご自分の楽しみや社会参加となっている面もあるなど、様々な要素を考え合わせると、福祉のまちづくりそのものにもつながっていく可能性があることがわかってきました。わたしももうすぐ社会福祉協議会の職員。学んだことをフルに生かして地域のためになる仕事をしていきたいです。

4年間の学び

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実習で体験した障がいのある方とのスポーツレクリエーション

1年次

目的を見失っていたときに出会った福祉の専門誌
大学入学後、関心のあった”福祉”を学び始めましたが、知らないことの多さに驚き、戸惑い、「これから、何を頑張ればいいんだろう?」と壁にぶつかってしまいました。一人で自分を見つめ直すため図書館に足を運ぶようにしたところ、福祉関係の専門誌『Juntos』を発見。興味を持ち、ファイル作成をするうちに、そんな悩みはすっかりなくなりました。

2年次

育児放棄の母親を題材にした映画を分析し見えてきたこと
映画『誰も知らない』の中で描かれていた育児放棄をした母親の姿は、衝撃的でした。そのような状況になってしまった家族が近所に住んでいても、見て見ぬ振りをする社会や環境、周りとの関係性がそこには影響していると感じました。ご近所同士、自然と声をかけ合うことができる”お互い様”の社会を取り戻すために頑張っていきたい。そう思うようになりました。

3年次

美術創作のサークル長となり作品展示会も実施
『Nebula』という美術創作のサークルに所属し、3年次にはサークル長になりました。メンバーみんなが楽しめる空間を作りたい!一人ひとりの得意なことを生かしたい!そんなことを目標にしていました。ときに励ましながら、ときに一緒に作品をつくりながら、はじめての学外展示会開催にこぎつけることができ、みんなで成長することができたと感じています。

4年次

福祉関連の2つの資格を取得。今も社会福祉士の資格を目指す
高齢者や障がいのある方に対して、生活しやすく住環境を整備する際、関係機関と利用者を結ぶ役割となる福祉住環境コーディネーターと、介護技術やその考え方を学ぶことができるホームヘルパーの資格を取得しました。いずれも、福祉の仕事をする上で役に立つ知識を得ることができました。
高校時代のわたし
具体的な目標を決めないと頑張れない性格で、2年次には東洋大学志望を固めていました。オープンキャンパスにも参加して感じた朝霞キャンパスののんびりした雰囲気も気に入りました。受験勉強は、過去問題を解くことを中心に、試験の特徴に慣れることを重視しました。

アドバイス

好奇心を持って生活すれば必ず新たな発見があるはず
毎日、どんな気持ちで大学生活を送るかによって、4年間の意味はまったく違ってくると思います。わたし自身、入学直後スランプに陥ってしまいましたが、自分をよく見つめ、興味あることに向かって進んでください。必ず新たな発見があるはずです。

島野 明日香さんライフデザイン学部 生活支援学科 生活支援学専攻4年

  • 内定先:社会福祉法人鶴ヶ島市社会福祉協議会
  • 埼玉県立熊谷女子高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです