英文科受験も考えたほど英語が好きで、将来は海外で働きたいと希望している企業法学科の諸越祐大さん。法律はもちろん、英語学習にも力を入れており、英語だけで平和学や国際政治学など専門科目を学ぶことができる、企業法学科の充実した英語科目に満足しているそうだ。

暮らしとビジネスの細部に宿る法律

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高校時代から英語が好きで、将来は海外で働きたいと思っています。英文科など、英語を学ぶことのできそうな学部の受験を考えていたのですが、高校3年生の時に、海外企業との取引が多い仕事をしている父に相談すると、「今は会社内部がしっかりしないといけない時代だから、企業コンプライアンスを勉強することも大切だ」と勧められ、企業法学科を志望しました。

今はまだ2年生なので専門科目は少ないのですが、「民法」や「会社法」など企業実務に欠かせない専門科目は、これまで知らなかった学びの領域で、すべてが新鮮です。「モノを買う」といった日常のことから、「会社を起業する・経営する」というビジネスの世界まで、幅広く細かな法律が介在しているのです。特に2年生から受講を始めた「会社法」の授業では、会社とはどういうものなのか、という初歩の部分から始まり、どういった事業展開をすると違法行為になってしまうのか、企業活動を支える制度にはどのようなものがあるのか、と具体的な内容ばかりで、引き込まれています。

充実した英語の授業に大満足

企業法学科では、思っていた以上に選択できる科目の中に英語関係のものが多く、英語を学びたかった自分にとっては、とても魅力的です。英語で開講されている「平和学」や「国際政治学」などの専門科目も受講しています。自分の英語力ではまだ、先生の英語が聞きとれないこともあるのですが、耳が慣れてきたのか段々聞き取れるようになってきました。一緒に受講している学生には留学生も多く、平和についてどう考えるのか、などについて留学生も含めた学生同士で英語でディスカッションしています。高校までの英語の勉強とはまったく違う実践的な学びです。

在学中に1年くらいワーキング・ホリデーに行きたいと思っているので、自分なりに単語や文法などの高校時代の英語の勉強の復習をしています。実は大学受験の際も塾には通わず、独学で行いました。英語の勉強も、会話は無理ですが、自分でできる範囲は独学でやってみようと思っています。

まずは英語を身につけ、アメリカやカナダなどの外国で働きながら、いろいろな体験をしたいと思っています。外国の友だちと、英語でジョークを言い合ったり、洋画を字幕なしで楽しんだりできたらいいですね。留学ではなく、ワーキング・ホリデーでの渡航では休学せざるを得なくなるかもしれませんが、現役で入学できたので、1年間の海外体験をして卒業年が少しぐらい遅くなっても構わないという気持ちでいます。

英語を自在に操りたい

将来は、外資系企業に就職して、海外で働くのが夢です。父がよく海外へ出張し、英語を使って仕事をしている姿を見て、あこがれてきました。また以前ハワイで、外国の人が日本語を自在に操っている姿を見て、逆に日本人の自分が英語を使いこなせて働けるようになりたいと思ったのです。英語と法律の知識を身につけ、英語を自在に操って外資系企業で企業法務などを担当できたらいいですね。3年次からは、「国際法」や「外国法」が本格的に受講できるようなので、今から楽しみにしています。

諸越祐大さん法学部 企業法学科 2年

  • 東京都・私立佼成学園高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです