「今は写真研究会に夢中です!」という田代裕実さんは、大好きな女優さんの影響で小さいころから弁護士にあこがれ、法律学科を選択。しかし「今はまだ大学に入学したばっかりで、いろいろなことに興味がある。道は1本に絞らずに学んでいきたい」と言う。 やっとサークルが決まったばかりで、何もかもこれからの1年生。そんな彼女に、法学に対する学びの姿勢を聞く。

ドラマの弁護士にあこがれて

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私の大好きな天海祐希さんが主演されていた『離婚弁護士』というドラマの影響だと思うのですが、作中でも困っている人を法律で助ける姿を見て、弁護士に憧れをもっていました。その思いから、法律学科を選びました。

何しろまだ入学したてで、法律の基礎中の基礎を学んでいる段階ですから、法律学科ならではの学びはこれからなのですが、法律を勉強して思うのは、私たちの生活の根底には法律があり、人は人が決めたルールに守られて暮らしているな、ということです。 法律とは非常に身近な存在だということを日々感じます。

日々のニュースもフォローせよ

高校と大学の学びで異なるのは、何と言っても復習より予習の比重を高めた方がいいということです。先生も授業の最後には、必ず次回の予告をしてくださるので、必ず予習をする。そうすることで、授業の理解度がぐっと高まります。

そして、日々のニュースに関心を持つことも大切ですね。先生はよく実際の事件を例に授業を進めるのですが、「こういう事件があったよね」と言われて知らないと、「これを知らないのはマズイよ」と突っ込まれてしまいます。

高校生のころは受験勉強に精一杯で、世の中で起きている事件や事故などを知る余裕もありませんでしたが、やはり新聞などを読むクセをつけておくんだったなと悔やみますね。法律では、事件に対して、どのような判例が出たのかを把握するのが大切なので、今ではきちんとニュースを見て、実社会ではどんなことが起きているのかを調べるように努力しています。

そう言えば、昔は「何が起きたのか」という事件や事故の内容そのものが気になっていたのに、今は「事件や事故にかかわった人たちは、どう裁かれるのだろう」と、報道を見る視点が変わってきたように思います。

どんどん聞いて吸収しよう

法律を学ぶというスタートラインは、みんな一緒です。最初は専門用語などわからないことだらけですが、わからないのはみんな一緒。恥ずかしがらずにどんどん先生に聞いて、何でも吸収していきたいですね。先生も親切に答えてくれるので、遠慮はいりません。

先生には裁判を傍聴するのも勉強になるよと言われています。裁判は法の現場になると思うので、今から傍聴に行くのが楽しみです。

今はいろいろなことに興味があるので、さまざまな道を模索していきたいですね。4年間でゆっくり夢を探して、楽しみながら何を極めるか決めたいと思います。

ようやくサークルも決まって、いよいよ本腰を入れて学ぶ季節です。法律に沿ってバランス良く物事を見ていける目を養いたいと思います。

田代裕実さん法学部 法律学科 1年

  • 神奈川県・私立桐蔭学園高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです