幼い頃から、文房具店を営む両親の姿を見て育ち、将来はお客さまが喜ぶ何かを販売する仕事に携われたら、と考えてきた野上悠さん。物が売れるしくみを学ぶためにマーケティング学科に入学し、現在は、学びの面白さを感じながら日々を過ごしている。東洋大学に入学してから、学び、留学、サークル…とやりたかったことをすべて自分の力で実現してきた行動派だ。

データ分析やプレゼン力を切磋琢磨

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実家が文房具店を経営しているので、幼い頃から両親がモノを売る様子を見て育ちました。そして、将来はお客さまが喜ぶ何かを販売する仕事に携わりたいと思い、そのためにまず「売れるしくみ」を学ぼうと、マーケティング学科を選びました。でも、学び始めてわかったことは、マーケティングとは単純に企業の販売方法を知ることだけではないということです。もっと幅広く、社会のさまざまなシーンに当てはまるものでした。販売するモノやサービスを介して、どうすれば企業とお客様がより良い関係を築くことができるのか、そのしくみのすべてがマーケティングであり、学ぶほどに面白さを感じています。

2年次から、国際マーケティング論を学ぶ「李炅泰ゼミ」に入りました。このゼミは2~4年生を合わせて30人ほどのアットホームな雰囲気。毎週交替で誰かが発表するため、先輩方のプレゼンテーションの様子も間近に見て学ぶことができるのは、自分にとって良い刺激となっています。李先生からは研究方法からプレゼン方法まで、優しく丁寧に、そして的確に、アドバイスしていただいています。2年次は数人でグループを作り、テーマを決め、1年間かけて共同研究してきました。

私は2人の同級生と「iPhoneの囲い込み戦略」をテーマに、研究しました。図書館で文献を探し、マーケティング論の枠組みを調べ、データを読み解きました。ソフトバンクモバイルにインタビューの依頼もしましたが、残念ながら実現はできませんでした。でも、その経験も含めて、3人で意見をぶつけながら研究をまとめたことは、大きな自信になりました。3年次は個人研究をするので、現在はテーマ選びをしているところです。市場アンケートや企業インタビューなど、フィールド調査も取り入れた研究に取り組みたいと考えています。

春には念願の短期留学も実現

私は高校生の頃から、大学に入学したらやりたいと考えていたことが3つありました。

1つは企業の経営についての勉強です。まさに希望通りの経営学部に入学でき、現在は毎日楽しく学んでいます。

2つ目は海外留学です。英語が好きで、いつか海外に行って直接英語を学びたいと思っていました。そして、ついに2年次の春休みに国際交流プログラムの「短期集中語学セミナー」を利用し、1か月間のオーストラリア短期留学に行くことができました。参加するにあたっては、事前準備として、大学のSCAT(現:LEAP)プログラムを受講していました。その練習のかいがあってか、ホームステイ先のホストファミリーとの会話も楽しむことができました。こうしたせっかくの学びの成果を大切にするため、現在は東洋大学で学ぶ外国人留学生と交流するなどして、英会話の勉強を続けています。

3つ目はフットサルです。中学生の時、女子サッカーチームに入っていたので、またサッカーをやりたいと思っていました。女子もマネージャーではなく、自分でプレーできるフットサル・サークルを大学内で見つけることができました。週に2回練習し、現在は女子部の代表をしています。

人と接する仕事がしたい

東洋大学には、私のやりたかったことが実現できる環境が整っていました。高校時代に思い描いていた3つのことがすべて実現でき、毎日が充実しています。将来についてはまだ漠然としていますが、ゼミでの共同研究や留学、フットサルを通し、自分は人と接することが大好きなんだなと感じています。

たくさんの人と出会い、相手に自分の考えを伝え、相手の意見を聞き、気持ちよく交流する。友人の数は、高校時代とは比較できないほど増えました。将来は、マーケティングの知識を生かしつつ、お客様と接することができる職場で活躍したいと考えています。

野上悠さん経営学部 マーケティング学科 3年

  • 所属ゼミナール:李炅泰ゼミナール
  • 千葉県立千葉西高等学校出身

  • 掲載内容は、取材当時のものです