月別アーカイブ: 2017年8月

多くの学生にとっては、遠い将来のことであり、ネガティブなイメージのある「社会保障」は、なぜ必要なのでしょうか。私たちは、当たり前に毎日が続いているように思いがちですが、一秒先の未来のことなどわかりません。自分自身や、家族など周りの大切な人が、病気やケガ、失業、災害といった問題に直面するかもしれないのです。何歳まで生きることができるのか、どう備えればよいのか、こうした不確実な将来に向かって生きていくうえで直面するリスクをカバーする。そのために、社会保障があるのです。社会保障以外でも、個人や民間での備えで対処することもできますが、備えのために消費を削って経済の悪循環を招くことや、貧困や障害で備えができない人を支えるためにも、社会保障は必要なのです。ただし、再分配を伴い、リスクと負担能力の時期が連動しないため、なかなか社会的な合意形成が難しい、という問題点もあります。高齢化社会のため給付費が増大し、この数字が不安をあおっているのも事実です。しかし、まずは社会保障の良くないイメージをなくし、私たちが安心して社会生活を営むための仕組みだということを理解するべきです。そして、誰がどのように負担し、どこまでカバーしていくのかということを、これからの若い人たちが中心となって、議論していかなければならないのではないでしょうか。

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中澤 克佳教授経済学部 総合政策学科

  • 専門:経済学、応用経済学、財政・公共経済学、社会保障論

Kazumasa Okumura, ProfessorDepartment of Human Environment Design
Faculty of Human Life Design

  • Main Research Themes
    • Product Design, Interface Design

Yasushi Honna, ProfessorHuman Care and Support Course
Department of Human Care and Support
Faculty of Human Life Design

  • Main Research Themes
    • Care Work Skills, Development of Institutions for Care and Its Effect, Lifestyle Support for People with Disabilities in Community Life

下記の日程において全キャンパスの入試インフォメーションセンター「学びGallery」を閉室させていただきます。
皆様のご理解をお願いいたします。

  • 8/25(金)~ 8/26(土)
  • 9/1(金)~ 9/2(土)
  • 9/16(土)

《入試情報》

東洋大学では、紙の「入学試験要項」を作成しておりません。
入試の詳細はこちらからご確認ください。
入学試験要項

《入試イベント情報》

5キャンパスで同時開催!キャンパスを訪れ、体験しよう!
OPEN CAMPUS

入試部スタッフがみなさんの街へ!
One Day Campus

一般入試で受験するみなさんに!
受験バックアップ講座

Yuka Ozaki, Associate ProfessorDepartment of Social Psychology
Faculty of Sociology

  • Main Research Themes
    • Self-control, Self-regulation, The psychology of the conscious and unconscious

フランク王国のシャルルマーニュ(カール大帝)は、当時の風習に倣い、3人の息子たちに等分して相続をしました。しかし長男、次男が早死にをしたので、三男ルイが王を継ぐことになりました。そしてルイは、自分の長男ロテールを後継者とし、3人の息子に等分に遺産相続をしました。ところがルイは、のちに若い妻をもらい、新たに子供が生まれたのです。この子をかわいがったルイは、すでに決まっている三等分の遺産相続を取り戻し、4人目の子供にも分け前を作ろうとしました。取り分が減ることを恐れた息子たちは、結託して父親に反発しますが、長男は失敗して失脚、結果、長男の分け前が4人目の子供にわたることになりました。納得のいかない長男は再び反乱を起こし、嫉妬と憎悪を募らせて弟と結託して同盟を組みますが、弟は、長男の無能さと人柄の悪さに嫌気がさし、4人目の子供と新たに手を組むことにしたのです。この2人と対決した長男率いるロテール軍は惨敗。長男を除いた2人で、ライン川を挟んだ東側のドイツ語圏と西側のフランス語圏で地域を分割することになったのです。2人は賢く、お互いの領地の間の、川沿いの細長い領地を長男に与えることで緩衝地帯とし、のちの貿易を発展させるきっかけとなりました。こうして遺産相続争いののち、今の独仏伊が形成されていったのです。

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森田 信也教授経済学部 総合政策学科

  • 専門:言語学、ラテン語

私たちの生活に密接に関わる「民法」は、条文数の多さが学習上の悩みの種と言われますが、工夫次第で効率的に学ぶことができます。そのためには、法的思考方法を会得するとよいでしょう。「IRAC(アイラック)」という考え方を身につければ、具体的な問題を、憲法および法律に照らして平和的に解決することができるようになります。まず、当事者は何を争っているのか、「Issue(問題の所在)」を確認します。憲法や法律は最終的な問題の解決のよりどころとして示されますが、条文は文字や文で書かれているため意味内容が明らかでない場合があります。そこで、条文上の根拠「Rules(判例・学説)」をもとに法の解釈をするのです。次に、確認した抽象的なルールと、問題になっている具体的な事実を結び付け「Application(あてはめ)」をし、法律効果の有無を判断します。また「Argument(議論)」によって、自分とは異なる意見についても述べ、どのように考え、なぜその立場に立ちたいのかを明らかにします。そして問題提起をしたら、必ず「Conclusion(結論)」で終えます。法律は説得の学問だとも言われ、自分の主張を展開する際、理由を明らかにする必要があります。教えられた内容をそのまま倣うだけでは不十分です。興味を持ち、疑問を持ったものについて、自分自身で積極的に学ぶことが大切です。

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深川 裕佳教授法学部 法律学科

  • 専門:民法

このたび、本学の新たな改革の一環として、2021(平成33)年4月にライフデザイン学部を埼玉県「朝霞キャンパス」より東京都北区「赤羽台キャンパス」に全面移転する予定です。

2018(平成30)年4月に入学を希望される受験生の皆様は、1~3年次は朝霞キャンパス、4年次は赤羽台キャンパスで修学することになりますので、ご理解の上、ご出願をお願いいたします。

埼玉県や朝霞市等の関係自治体をはじめ、多くの方々のご支援をいただいて設置したライフデザイン学部も開設から既に12年が経過し、卒業生の活躍、学生の地域貢献、教員の研究成果等を通じて、社会的評価も定着してきました。
このことを大切にしながら、赤羽台キャンパスの整備計画を進め、ライフデザイン学部の教育研究活動を発展させていく所存です。

皆様のご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。

2017年9月9日(土)、東洋大学の全5キャンパスで、オープンキャンパスを開催します。
キャンパスを実際に見て、雰囲気を感じてみたいというみなさんに、キャンパスを大公開。実際に学ぶ教室、図書館、東洋大学自慢の学食など、大学生気分を味わえるイベントを開催します。
オープンキャンパスだけの特別プログラムも満載です!
各キャンパスでみなさんの来場をお待ちしております。

■オープンキャンパス日時
開催日:2017年9月9日(土)
時間:11時00分~15時00分

総合情報学部自己推薦入試において、ITパスポートの2017年8月試験合格を利用して出願をお考えの方で、合格していることを証明する書類を出願期間内に提出できない方は、入試部入試課までお電話いただけますよう、よろしくお願いいたします。

入試部入試課:03-3945-7272

Issay Narumi, ProfessorDepartment of Life Sciences
Faculty of Life Sciences

  • Main Research Themes
    • DNA repair mechanisms of radioresistant bacteria
  • *Information accurate as of time of publication

Yasuhito Sato, Associate ProfessorDepartment of English and American Literature
Faculty of Letters

  • Research Fields
    • British Literature
    • Irish Literature
  • *Information accurate as of time of publication

みなさんはギリシアと聞くと、アクロポリス神殿や哲学者のソクラテスなどを思い浮かべるかもしれません。しかし、そのような古代ギリシアと現代ギリシアは同じ「ギリシア」なのでしょうか。古代ギリシアは、東地中海全域に立ち並ぶ都市国家ポリスで構成され、国家同士が覇権を争って対立していました。最終的に現代のギリシアの領土が確定したのは、第二次世界大戦以降のことです。東ローマ帝国、オスマン帝国と支配者が変わる中、「ヘレネス」と呼ばれた古代ギリシア人は、自分たちをローマ帝国の臣民で、かつ東方正教キリスト教徒である「ロメイ」というアイデンティティを持つローマ人であると考え、ヘレネスと断絶します。その後18世紀になると、古代ギリシアを崇拝する文化的風潮を受けて、西ヨーロッパからやってきた多くの学者や旅行者によって、ロメイは「あなたたちの先祖は、偉大なるヘレネスなのだ」と教え込まれます。こうして歴史を学んだロメイのアイデンティティは、自分たちの先祖は、古代に偉大な文明を作り上げ、歴史を残したギリシア人として変遷し、歴史が再び結びついたのです。このように、古代ギリシアと現代ギリシアは、地理的、政治的にも、ギリシア人としても、単純に同じものとは言えません。しかし、そこに住む人々が、ギリシア語を話し続け、ギリシア語に基づく文化を受け継いできたからこそ、現在があります。民族意識は生まれながらにして持ち合わせるのではなく、歴史や教育を通じて作られるものなのです。

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村田 奈々子教授文学部 史学科

  • 専門:西洋近現代史

2017年8月18日(金)・19日(土)、東洋大学の全5キャンパスで、オープンキャンパスを開催します。
キャンパスを実際に見て、雰囲気を感じてみたいというみなさんに、キャンパスを大公開。実際に学ぶ教室、図書館、東洋大学自慢の学食など、大学生気分を味わえるイベントを開催します。
オープンキャンパスだけの特別プログラムも満載です!
各キャンパスでみなさんの来場をお待ちしております。

■オープンキャンパス日時
開催日:2017年8月18日(金)・2017年8月19日(土)
時間:11時00分~15時00分

得た情報をいつでも必要な時にすぐ使うため、人は記憶をします。そして人それぞれに、 “Memory Style(記憶の方法)”があります。テキストにある単語を全部、2分間でできるだけ覚え、終わったら思い出して紙に書き出してみます。覚えやすい単語、思い出せなかった単語があるでしょう。例えば、最後に見ていた単語を覚えていますね。最初に覚えた単語も思い出しやすかったはずです。音声を発してみた人はいますか? 変わった音の単語や聞き覚えのある単語などは覚えやすかったのではないでしょうか。また、場所や出来事を結び付けて連想させて覚える—Happyという単語を見るとお誕生日パーティを思い出す—という方法もあります。ほかにも、絵や画像などの視覚や、単語が書いてあった配置で覚える人、全く別々の単語に何らかの関連性を持たせたり、ストーリーを作ったりして覚える人もいます。人はこうしたさまざまな方法で、情報を取り入れ、経験と知識で理解し、連想させ、暗号化して記憶するのです。研究によると、人の記憶は、読むことで20%、聞いたことが30%、目にしたことが40%、言葉にしたことが50%、動作にしたことが60%…というように、何かを学び、覚えるには、全ての感覚を必要とします。スペルだけ、発音だけでなく、買って、食べて、話して…全ての感覚を使うのです。みなさんが、自身の学びの方法や記憶の方法を知り、その知識が語学だけではなく、ほかの学習でも役立つことに期待しています。

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スエン ウイング サム ロサ講師文学部 国際文化コミュニケーション学科

  • 専門:Teaching English to Speakers of Other Languages(他言語話者に対する英語教授法)

戦後間もなく制定された現行の刑事訴訟法は、当初予想されていなかった、近年の科学的手法を用いた犯罪捜査に、どのように対応していけばよいのでしょうか。
犯罪捜査においては、刑事手続きが法定されていて、その手続きが適正でなければならないとされています。また、この適正手続を担保するために「強制処分法定主義」や「令状主義」といった、必ず守らなければならない原則があります。捜査機関は、必要な取り調べ(捜査活動全般)をすることができますが、個人の意思に反し、個人の重要な利益(身体の自由やプライバシーなど)を侵害する「強制処分」については、刑事訴訟法に根拠がなければできない、とし、強制処分を行うには、裁判官の発する令状がなければならないとされています。では、近年用いられるようになってきた、写真撮影やビデオ撮影、開封せずに中身を確認できるエックス線検査などの科学的手法を用いた捜査活動についてはどうでしょうか。例えばGPSを使った捜査について、最高裁判所が、プライバシーを侵害しているという判断を下したケースがありました。当人の承諾や令状のないGPS捜査について、強制処分にあたると判断したのです。そして、GPS捜査が今後も広く用いられ得る有力な捜査手法であるならば、その特質に着目して憲法、刑事訴訟法の諸原則に適合する立法的な措置が講じられることが望ましい、としました。このように、科学的手法を用いた犯罪捜査を行うには、それを認めた法律の根拠規定を設けるべきなのです。こうして我々の人権は不当に侵害されず、守られるのです。

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松田 正照准教授法学部 法律学科

  • 専門:刑事訴訟法

Xueping Wang, Associate ProfessorDepartment of Media and Communications
Faculty of Sociology

  • Research Fields
    • History of International Relations
    • Post-War Japan-China Relations
  • *Information accurate as of time of publication

この動画は、2018年度「Web体験授業型入試(AO型推薦入試)」の課題動画としても使用します。
Web体験授業入試とは、動画を視聴し、レポートにまとめプレゼンテーションを試験当日に行う入試です。
詳細はこちらをご確認ください。

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坂村 健情報連携学部 学部長