月別アーカイブ: 2017年7月

Makoto Fujisawa, Associate ProfessorDepartment of Nutritional and Health Sciences
Faculty of Food and Nutritional Sciences

  • Research Field
    • Biological science
    • Functional biochemistry
  • Main Research Theme
    • Explicating the connection between food and microorganisms at the molecular level
  • *Information accurate as of time of publication

Terutoshi Tada, ProfessorDepartment of Information Sciences and Arts
Faculty of Information Sciences and Arts

  • Research Field
    • Image Arts and Sciences
    • Information Media Design (Image Arts, Web, CG, Animation, Games)
  • *Information accurate as of time of publication

神は、天地創造以前にまず天使らを創造しました。天使らは、人間に勝る知識を身につけ、きわめて知的な存在でしたが、全能ゆえ、自分の知性に最強の誇りを抱き、「自分が自分の神である」と神に逆らい、堕落し、悪魔となっていきました。天使は純粋に霊的存在であるため、モノという概念がなく、神が造った物質的世界の意義を理解し信頼することができなかったという側面もあり、悪魔からすれば、自分たちこそ正しいことをしていると思っていたのかも知れません。伝統的キリスト教思想は、知性の限界を自覚し、徳や善を行い謙虚であることといった知性の本質の中に、自分に見えるものがすべてであり、他の一切が無意味で愚かだと馬鹿にする我欲や傲慢さといった反知性を見出していて、知性の本質と悪魔の神話的由来を重ね合わせて理解しているのが興味深いところです。また、神は自由も持ち合わせていて、例え悪を選んでも、それを阻害することはしませんでした。ただ、神に従って善を選び続けていなければ自由ではなくなっていく、神話で悪魔が地獄に落ちるのはそういうことです。こうした悪魔像には、現代の行き過ぎた合理主義や、知性主義、これらを使って他人の財産や自然の生命を奪い、自分の利益のみを限りなく追及するといった現代社会の傾向に似たものがあります。哲学が目指しているのはそうした破滅的な知性ではなく、日常を営んでいく知恵に他ならないのです。

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中里 巧教授文学部 哲学科

  • 専門:近世および現代哲学

企業金融、中でも“投資政策”の重要性について、東京スカイツリーを例にお話しします。負債を抱えていた東武鉄道は、長年の経験に基づくノウハウと、もともと自社で保有していた土地を有効活用して、東京スカイツリーを中心とした、商業施設やオフィスの複合施設「東京スカイツリータウン」を開業しました。タワー業への参入で、地デジ電波塔使用料での安定収入や、展望台の観光収入での増収を見込み、不動産業、レジャー産業など他事業の収益向上といった新たな成長戦略に向け、この投資プロジェクトを検討したのです。これは、大規模な投資政策として注目されました。投資の理論では、投資によって得られる将来収益の予想額を、現時点での価値(現在価格)に置き換えて考えます。実行するプロジェクトの現在価値から投資額を引いたものを正味現在価格(NPV)と言い、これが投資の判断材料になります。スカイツリー事業の場合、タワーについては電波塔使用料、展望台の営業利益などで投資可とされましたが、周辺の商業施設やオフィスの賃貸料利益はマイナスであると算出されました。しかし、東武鉄道の利用増や、関連するグッズやお土産の販売による増収など、鉄道業ゆえのシナジー効果も生まれ、予想以上の結果をもたらしたのです。このように、収益の見込める事業への投資政策やその的確な判断が、企業の成長性を向上させます。個々の企業が得意分野を活かし、収益力向上につながる投資政策を見つけていくことが重要です。日々、企業金融にかかわる題材には事欠きません。企業金融について学び、理論だけの理解にとどまらず、現実の問題と結びつけて考えていきましょう。

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堀田 真理准教授経営学部 会計ファイナンス学科

  • 専門:応用ミクロ経済学、コーポレートファイナンス

Yuko Yagi, Associate ProfessorHuman Care and Support Course
Department of Human Care and Support
Faculty of Human Life Design

  • Research Keywords
    • Nursing Care, Social Care Work, Disaster Care
  • *Information accurate as of time of publication

社会学部メディアコミュニケーション学科は、メディア業界に関する様々な授業を行っています。そのひとつが2年生の必修授業、「メディア・キャリア論」です。新聞社、テレビ局、出版社、映画や広告会社、さらにインターネットの分野までメディア業界をリードする有名企業の幹部の方たちがゲストで講義してくれます。
今、メディア業界は激動の時代を迎えています。講師の方たちはそれぞれの分野の仕事の内容、直面している課題と新たな取り組みなどを豊富なデータとともに説明してくれます。メディア業界への就職を目指す学生にとっては、第一線で活躍する幹部の方たちのお話を直接聞くことができる、貴重な機会となっています。

現役の社長や役員も講師として登場

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メディアコミュニケーション学科では、大学での4年間で、情報学、社会情報学、マスコミ学の3つの領域について学びます。具体的には、メディアの特性、メディアが発信する情報の分析、メディアが生み出すコミュニケーションの効果などについて、その理論と実態、歴史を学びます。
だからと言って難しそうな講義ばかりではありません。映像に興味のある学生には実際に短い作品を作る「映像制作」の授業があります。記者や編集者に関心のある人向けには、新聞記者OBの方が直接指導してくれる「マスコミ文章作法」という授業もあります。さらにコンピューターに関心のある人にはコンピュータプログラミングの授業など、実践的な技能を身につけるための授業も充実しています。
さて、専門科目である「メディア・キャリア論」は、2年生の必修科目です。大学2年生は就職活動の準備をするのはまだ早いですが、メディア業界について当事者から直接、お話を聞くことで、将来について考える機会を持ってもらうことがこの授業の目的です。2017年度にこの授業を担当している薬師寺克行教授は、朝日新聞社の元政治部長、論説委員で2011年に東洋大学教授に就任しました。全15回の授業のうち、13回はゲスト講師が講義を行います。朝日新聞社のほか、日本経済新聞、岩波書店、文芸春秋社、講談社、日本テレビ、Yahoo! Japan、博報堂、東宝、さらには吉本興業と皆さんが知っている有名な会社の幹部の方たちが自らの経験を踏まえて、とても刺激的なお話をしてくれます。

新聞が社会に果たす役割を知り
これからの新聞のあり方を見つめる

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2017年度の授業で最初のゲストは、朝日新聞社代表取締役社長の渡辺雅隆さんでした。冒頭、朝日新聞社の組織や活動を説明する動画が上映されました。みなさんは新聞社には新聞記者しかいないと思っていませんか。実は新聞社にはとても多くの種類の仕事があります。新聞紙面に掲載されている広告を担当するひともいます。甲子園の高校野球も新聞社が主催です。また新聞の発行以外に、絵画などの展覧会やクラシック音楽などの演奏会を開催したりします。また、最近は紙だけでなくインターネットを使った情報発信にも力を入れています。
渡辺さんは、「若い世代で新聞離れが進んでいると言われますが、実は、みなさんがインターネットなどを通じて目にしているニュースは、もともと新聞社やテレビ局などが作ったものです」と説明しました。そうです。ネットのニュースサイトに載っているニュースの多くは、新聞社やテレビ局が作ったものです。知っていましたか?
さらに渡辺さんは、「インターネットにはだれが書いたかわからない情報があふれています。こうした出所不明の情報はどこまで信じることができるでしょうか」と問いかけました。具体的に2016年4月に起きた熊本地震の直後に「動物園からライオンが逃げた」というデマ情報がネット上で拡散して大騒ぎになり、動物園の業務を妨害したとして情報の発信者が逮捕されたという事件を紹介してくれました。
このニュースは一体、だれが書いたものなのかというニュースの発信元を意識して情報に触れることが大切です。同時にSNSで間違った情報をリツイートして拡散することがいかに危険なことであるかということを渡辺さんは強調しました。
また、2011年3月の東日本大震災の際には、現地への交通が遮断された状況の中で多くの記者がさまざまな手段で被災地に駆けつけ、不眠不休で取材して原稿を送り続け、情報の精度を高めていったことを、映像を通じて紹介してくれました。
「地震発生直後は、テレビも携帯電話も通じず、被災者の方々にとっては、新聞が唯一の情報源でした。そんな状況下で記者たちは被災者の方々に支えられ、たくさんの人々の人生に触れました。現地で今、何が起きているのかを伝えていくことが記者にとっては使命なのです」と当時を振り返りました。

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「メディアは権力を監視するウオッチドッグ(番犬)であるべき」という言葉を知っていますか。政府や地方自治体、大企業などを監視し、問題があれば批判するのが新聞やテレビの役割だという考え方です。渡辺さんは、こうした新聞の役割は変化すべきだと話しました。
「新聞の取材対象は森羅万象です。記者は読者の目となり、耳となって現地で取材を重ね、隠された事実を発掘していく『調査報道』を重視しています。そして、取材を通じて『事実』をいかに積み重ねていくかということが大切なのです。新聞が権力を批判するだけの時代は終わりました。これからは、私たちが直面する世界的な課題をどのように解決していけばよいのかを、読者とともに模索し、答えを生み出してかなければならないのです。つまり“ソリューション・ジャーナリズム”の時代になったのです」
「ソリューション」というのは、「問題の解決策」というような意味です。ですから、「ソリューション・ジャーナリズム」というのは、これまでのように問題を見つけ出し権力を批判するだけでなく、ではどうすればいいのかについて、読者と一緒に解決策を考え提起しているようなジャーナリズムという意味です。
朝日新聞社は2016年から「ともに考え、ともにつくる」という企業理念を打ち出しています。渡辺さんは、児童虐待やいじめなどをテーマとする連載記事の中で特に読者の反響が大きかった「小さないのち」という記事を紹介しました。また、世界の人々とともに地球が直面する環境問題について話し合う「朝日地球会議」といった国際フォーラムをはじめ、社会や読者とともに社会課題に向き合い、よりよい未来をデザインしていくための解決の糸口を探る「未来メディアプロジェクト」といった活動を通じて、新聞社としての新たな道を歩んでいることを紹介し、講義を終えました。

メディアの仕事には社会を変えていく役割がある

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薬師寺教授は、この講義の目的について、次のように語ります。
「メディアの仕事には、社会をより良くするために変えていくという役割があります。それを理解し、そこで働いてみたいと思う人が一人でも出てくれば、社会はよくなるでしょう。それが大学での学問の目的でもあり、多くの企業が望んでいることだと思います」
メディアコミュニケーション学科には毎年、160名以上の学生が入学し、卒業するときにはおよそ4割が情報・通信分野を含む広義の”メディア業界”へ就職しています。
(過去5年間の業種別内定先は、メディア18%、情報・通信19%です。詳しくは下記の学科のウェブサイトを参考にしてください。
http://www.toyo.ac.jp/site/dmdc/future01.html
「メディア・キャリア論」の講義は、高度情報化社会におけるメディアのあり方について、情報そのものについて学問としての理解を深め、さらに、メディア業界の現状と未来について考えるきっかけとなっています。

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薬師寺 克行教授社会学部 メディアコミュニケーション学科

  • 専門:メディア論、政治過程論

経済学において生産とは、「労働(人やその賃金)」や「資本(建物や機械)」といった生産要素を投入して生産物を生み出す行為をさします。そして、その生産要素が低価格であれば、コストが低減されます。そのため先進国では、労働よりも相対的に安い資本をより多く使用し、途上国では、資本よりも安い労働を多く使用します。しかし、資本を増やしていくことはできても、労働には限界があるため、途上国では先進国の先端的な技術を取り入れ、自国の実情に合わせて移転・改良していきました。これが「技術革新」であり「経済発展」の大きな原動力となるのです。
明治時代に入り、世界各国より格段に低かった日本の所得水準は、機械を使用する欧米の生産方法を改良して取り入れたことで、他国との格差を減らしていきました。例えば「人力車」は、江戸時代に用いられていたかごに比べると、「労働」は二人から一人に減りますが、「資本」は座席や車輪がついて、輸送人数も増えます。人力車は西洋の馬車のように馬や大きな座席を必要としないため、当時の日本の実情に合わせて急速に普及していきました。日本の人力車はその後、アジア各地にも輸出され、インドなどではオートバイに座席が付いたものが現れるなど、今でも進化し続けています。その一方で、日本では経済発展がさらに進み、人力車が発展することはなくなりました。それがなぜなのかを考えてみましょう。

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藤井 信幸教授経済学部 国際経済学科

  • 専門:日本経済史

Masako Ota, Associate ProfessorDepartment of Nutritional and Health Sciences
Faculty of Food and Nutritional Sciences

  • Research Field
    • Sports Nutrition
    • Characteristics of Washoku
    • Functional Displays of Food, Supplements
  • *Information accurate as of time of publication

2018年度入学試験要項を公開しました。
公開した入学試験は以下のとおりです。

■公募制推薦入試
■外国人留学生入試
■外国人留学生(編入学・転入学)入試
■海外帰国生入試
■国際バカロレアAO入試 ※渡日前含む
■社会人特別選抜入試
■編入学・転入学試験
■社会人編入学・転入学試験

出願にあたっては入学試験要項を必ずご確認下さい。
なお、冊子の入学試験要項は発行しておりませんので、あらかじめご了承ください。

この動画は、「Web体験授業型入試(AO型推薦入試)」の課題動画としても使用します。
Web体験授業入試とは、動画を視聴し、レポートにまとめプレゼンテーションを試験当日に行う入試です。
詳細はこちらをご確認ください。

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佐藤 節也教授国際学部 グローバル・イノベーション学科

  • 専門:グローバルコミュニケーション

2017年7月15日(土)・16日(日)、東洋大学の全5キャンパスで、オープンキャンパスを開催します。
キャンパスを実際に見て、雰囲気を感じてみたいというみなさんに、キャンパスを大公開。実際に学ぶ教室、図書館、東洋大学自慢の学食など、大学生気分を味わえるイベントを開催します。
オープンキャンパスだけの特別プログラムも満載です!
各キャンパスでみなさんの来場をお待ちしております。

■オープンキャンパス日時
開催日:2017年7月15日(土)・2017年7月16日(日)
時間:11時00分~15時00分

孟子の生きた戦国時代は、戦争が日常化し、殺人と奪略が繰り返されました。人間性が極度に貶められ、挫折し、人々は「人間とは何か」、「人間が生きる意味とは何か」を考えました。そこで孟子が出した答えが「性善説」です。為政者の徳によって国を治めるのが正しく、大切なのは仁義だと主張し、武力統治によって乱れた国政を“率獣食人(獣を率いて人を食わしむ)”と表現しました。政治家たちの家にはたっぷりの肉と肥えた馬がいる一方で、人民は飢えに苦しみ、行き倒れている。これでは間接的に食人のようなものだ、と、かなり強い表現を用いたのです。孟子は、人類が滅びてしまわないよう、人と人との信頼を基盤に据えた社会の構築を目指し、互いに助け合い利他的であろうとすることこそが人間の本性なのだと訴えました。
では、今の世の中はどうでしょうか。格差が広がり、飽食と飢餓が背中合わせだと言われるのはなぜでしょう。先進国が肉をたくさん食べるため、家畜に与える穀物の需要が広がり、途上国の人々に穀物が行き届かない状況が地球規模で起こっているためです。こうした、見えないところで加害者になっている構造的暴力は、まさに孟子の言った“率獣食人”ではないでしょうか。孟子の書をただ読むだけではなく、その時代からの問題提起として受け取り、私たちが何をして、どのような社会を作っていけばよいか、孟子に問いかけ、問題解決の道を模索していきましょう。

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小路口 聡教授文学部 東洋思想文化学科

  • 専門:中国哲学・宋明儒学

Nobuyoshi Fujimatsu, Associate ProfessorDepartment of Mechanical Engineering
Faculty of Science and Engineering

  • Research Field
    • Mechanical Engineering/ Fluid Engineering
    • Comprehensive Engineering/ Aerospace Engineering
  • *Information accurate as of time of publication