月別アーカイブ: 2017年6月

哲学が長きにわたって何を問題にしてきたのかについて、古代ギリシャの哲学者プラトンを例に考えてみましょう。神話では、自然現象をはじめとするさまざまな現象について、神々を擬人化し、説明をしてきました。例えば、祈りをささげて雷を鎮めようとするなどです。一方、哲学では非擬人的な説明をします。例えば、雷は空気の動きの何かしらの作用が起こしている、物質の相互作用がすべての現象を起こしていると説明するのです。これは神話とは大きく違う考え方です。しかしプラトンは哲学者でありながら、この世界に起きているさまざまな出来事を、物質の相互作用だけで説明するのは不十分だと考えました。著書「パイドン」の中で、牢獄の中で刑死した、彼の師匠であるソクラテスが、逃げることもできたのに、なぜそこに座って刑死を受け入れたのかについて触れています。物質の作用だけで説明がつくなら「なぜなら、彼の骨が今そこに座っている状態だから」でしょう。しかしプラトンは、ソクラテスがその刑を受けることが正しいと判断したから、そこにいる、ソクラテスが目に見えない「正しさ」を持っていたからだと説明するのです。確かに、さまざまな現象は、目に見えるものだけでは説明がつかない、「正しさ」のような非物体的なものが作用している、と考えなければ説明がつきません。私たちがこうした目に見えないものについて語るとき、それは実際に何を語っているのかを考えること、それこそが哲学の重要な問題であり、中心課題なのです。

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坂本 邦暢助教文学部 哲学科

  • 専門:ルネサンス、近世哲学

Nobumitsu Miyanishi, ProfessorDepartment of Food Life Sciences
Faculty of Food and Nutritional Sciences

  • Research Field
    • Structural-Functional Analysis of Sugar Chains and Carbohydrate-Related Molecules
  • *Information accurate as of time of publication

労働市場において、学生と企業が出会い、需要と供給、競争の末に採用が決まると、企業はその人の適性をみて、職種を分けて配置をします。企業の諸活動は、管理的機能(ヒトの管理)・会計的機能(現金・資産の記帳)・財務的機能(資金の調達と運用)・保全的機能(財産と従業員の保護)・技術的機能(工場など、製品・サービスの生産)・商事的機能(営業など、製品・サービスの販売)の6つに分かれています。また、人的資源・物的資源・金融的資源・情報的資源の4つの資源が有効的に配分され、効率的に運用されています。なかでも人的資源については、景気が落ち込んだ90年代中ごろから、急激に重視されるようになりました。従業員は従来のような、企業の“歯車”のような扱いではなく、企業にとって資産、資本、財産です。能力を開発、育成し活用すること、休日や勤務時間などの労働条件、福利厚生や労働組合など、あらゆる面で従業員の環境を整えることで、企業の競争の優位性を確保することができるという考え方にシフトしていったのです。これは経営戦略とも相まって、場当たり的な採用をなくし、人間性を尊重した公平、公正な組織づくりにもつながっています。こうした企業の諸活動について、会計ファイナンス学科では金融的資源の観点から、マーケティング学科では製品・サービスの販売や営業の観点から、専門的に学ぶことができます。社会で役立つ科目を学び、よりよい社会生活を送れるようにしましょう。

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幸田 浩文教授経営学部 経営学科

  • 専門:経営学史、人的資源管理論

Taku Nedachi, ProfessorDepartment of Applied Biosciences
Faculty of Life Sciences

  • Research Field
    • Stress adaptation mechanisms of neurons and muscle cells
  • *Information accurate as of time of publication

河川の生態系を保全する方法のひとつに、「魚道」が挙げられます。魚類や甲殻類等は、エサ、産卵、種類ごとの棲み分け、季節による水温の変化などに対応しながら移動をしますが、堰やダム、頭首工(農業用水を用水路へ引き入れるための施設の総称)などの河川横断構造物によって行く手が妨げられるため、魚道を作って遡上・降下を助けるのです。魚道の中でも、古くから用いられ、その9割を占める「階段式魚道」は、アユやサケなどの流れに逆らって泳ぎ、直立な側壁を好む性質で、比較的水産価値、遊泳能力の高い魚に限られます。これを、今後の子孫繁栄や生態保全のため、多種多様なすべての魚類・甲殻類の移動に対応できるように改善していくことが求められます。また、理想的な流れを作るための呼び水水路を設置するなど、魚をうまく魚道に誘導する工夫や、遡上の際に跳躍して外敵に見つかる危険や、土砂がたまることで流れができづらくなるなどの問題点にも対応し、魚が遡上しやすい魚道の流れを作ることも必要です。このように、対策することや、すべきことは多くあります。河川生態を考慮した川づくりのためにどのようにしたらよいのか、何ができるのか、多くの知見を積み重ね、努力をし、みなさんと一緒により良い環境づくりについて考えていきたいと思います。

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青木 宗之准教授理工学部 都市環境デザイン学科 水工学研究室

  • 専門:水理学、河川工学、環境水理学、魚道、魚類行動、河川生態、流体力

Makoto Nonaka, ProfessorDepartment of Business Administration
Faculty of Business Administration

  • Research Field
    • Information System, Software Quality Management
  • *Information accurate as of time of publication

2018年度に行われる全ての入試についての募集人員、入試科目等の情報を公開しました。
掲載内容はあくまで予定ですので、出願される前に必ず入学試験要項をご確認ください。

東洋大学では冊子の大学案内、入学試験要項を作成していません。
過去の入試結果から最新の入試情報まで、入試選びに必要な情報はすべて本サイト
<TOYOWebStyle>に集約し、随時更新を行っています。
TOYOWebStyleメンバーの皆様には、過去の入試問題などのメンバー限定の情報もご覧頂けます。

Kentaro Kawasaki, ProfessorDepartment of Accounting and Finance
Faculty of Business Administration

  • Fields of Study
    • Economics/Public finance
    • Financial studies
    • Economics/Applied economics
  • *Information accurate as of time of publication

ビジネスや国際経営の世界で英語の重要性が高まる中で、英語を母国語としない私たちは、どのような英語を使えばよいのでしょうか。私が提案しているBELF(Business English as Lingua Franca)は、英語を母国語としない人同士がコミュニケーションをとることができる言語です。つまり、母語話者、非母語話者のいずれにも中立な共通のコードだといえます。共有知識や専門知識、ビジネス用語などを利用して簡単に話すことができ、正確さよりも、相手の言いたいことを推し測り、理解する能力が求められます。
授業は日本人と留学生が共に学ぶクラスで行い、他文化の人と英語でコミュニケーションをとる場合、何が一番難しく、それらをどのように乗り越えてきたかについて、グループでディスカッションしてもらいました。「ボディランゲージが一つの解決法になる」「お互いに専門用語を理解していると通じ合いやすい」「母語と英語が入り混じることがあるため、話す相手やその国に合わせて、一番わかりやすい言語やアクセントを意識するとよい」など、興味深い意見も聞かれました。今後みなさんが英語で会話をするときには、正確さや速さだけでなく、どのように会話を進め、どのように交流を深めていくのか、国際舞台で活躍するためにはどうすべきかなどを意識し、英語の学習者ではなく、英語の使用者であることを忘れないでほしいと願っています。

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藤尾 美佐教授経営学部 会計ファイナンス学科

  • 専門:応用言語学(英語教育)、異文化コミュニケーション、国際ビジネスコミュニケーション

学祖祭に伴い、下記の日程において、全キャンパスの入試インフォメーションセンター「学びGallery」を閉室いたします。

閉室期間:2017年6月6日(火)

皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解をお願いいたします。

Ryo Matsumaru, ProfessorDepartment of Regional Development Studies
Faculty of Global and Regional Studies

  • Research Field
    • Disater Risk Reduction and Management
    • Water Resources and Water Environment
    • Civil Engineering
    • Development Assistance
  • *Information accurate as of time of publication