月別アーカイブ: 2016年4月

2016年(平成28)年度入学試験の成績開示は終了しました。

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全国合同進学相談会スケジュールを掲載しました。

全国合同進学相談会

全国各地で開催される大学合同の進学相談会に、東洋大学も参加します。東洋大学に関するどんな疑問・質問にもお答えします。ぜひ、お近くの会場にお越しください。

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私たちは球面上で生活をしています。球面上の直線を使ってできる球面三角形、球面多角形から、「球面幾何学」について考えます。
球面上で2点を結ぶ方法に、緯線や経線があります。また距離を測るための線を測地線といいます。球面上の2点で球を切断したとき半径が一番大きくなるのは球の中心を通るときで、この円を大円といいます。緯線は赤道が大円、経線は全て大円です。大円は、球面における測地線です。球面に大円を2つ描くと、2つの大円に挟まれた球面二角形ができます。面積を求めると、2Θとなり、球面二角形の面積が大円2つのなす角度Θによって決まることが分かります。また、球面三角形は3つの大円に囲まれる三角形です。内角の和からπを引いた値が球面三角形の面積となるので、球面三角形の角度の和は必ずπを越えなければならない、すなわち、球面幾何学の世界では三角形の内角の和は180度にはならないのです。
こうしたことは、今すぐ役に立つことではないかもしれません。しかし、無駄と思われることを真剣に考えるというのは、人間らしくてよいことだと思います。「面白いと思うことを突き詰める」ことの大切さをみなさんに伝えていきたいものです。

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吉野 隆教授理工学部 機械工学科

  • 専門:形態形成や創発に関わる数値シミュレーション

4月29日(金)から5月5日(木)の期間、入試インフォメーションセンター「学びGallery」は閉室させていただきます。

皆様のご理解をお願いいたします。

東洋大学の各キャンパスに開設されている「学びGallery」は、東洋大学や学びについて知りたい、入試情報や資料がほしい、大学生活について質問したいという、みなさんのための情報ステーションです。学生スタッフが一人ひとりに丁寧にご案内いたしますので、どうぞお気軽にお訪ねください。

オープン時間

白山キャンパス
月曜~土曜 9時~17時

朝霞キャンパス、川越キャンパス、板倉キャンパス
月曜~金曜 9時~17時、土曜 9時~13時

  • ※:祝日、夏季・冬季休暇、大学休日等を除く
  • ※:事前予約は不要です。お気軽にお越しください。

教科書に沿って、先生が授業で教えたからといって、必ずしも子供たちに正しく定着しない、ということがあります。ある全国学力調査では、一つの問題で、多くの生徒が同じ間違いをしたという結果が出ました。一人だけが間違えるのではなく、クラスの半数以上が間違えるなら、何かしら原因があるはずです。この授業では、なぜ定着しないのかという理由と、定着させるにはどのような授業をすればいいのかを、学生たちにグループになって話し合ってもらいました。その結果、生徒たちの立場に立った授業をする、ストーリー性を持って説明するなどの意見が出されました。
教科という学習内容と直接密接に関わる、幅広い教科教育学研究のなかで、「教師が教えたようには学ばないことがある」ことを知り、「子供たちが共通して誤った理解をするのはどんなところか」「それはなぜなのか」「では、どんな指導が必要か」について研究するのも一つの領域です。そしてそれこそが、教科教育学研究のおもしろさでもあるのです。

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栗原 久教授文学部 教育学科

  • 専門:社会科教育学、公民教育、経済教育

「羅生門」は芥川龍之介がとても大事にした作品です。文中の「こんな事を云った」「大体こんな意味の事を云った」に挟まれた一文は、初出の形では間接話法でしたが、後に直接話法に変わっています。ところが、老婆の言ったことがそのまま書かれてあるのに、「こんな事を云った」「大体こんな意味の事を云った」は残されているのです。それはなぜでしょうか。老婆が言ったことを直接聞いて受け止めているのは下人です。下人が、“自分にとって都合の良い解釈をした”というのも一つの考え方です。揺れ動く下人の感情を描くことで、龍之介は自分の心の弱さを映したのかもしれません。
また、「ふいに右の手を面皰(にきび)から離して」という部分の面皰とは、下人にとって都合の悪いもの、つまり「良心」です。面皰を気にしているうちは、まだ泥棒になるわけにはいかない、と人間性を失っていませんでした。人間が持つ最低限の良心を、ここではあえてグロテスクな面皰として表現しているのです。
「作者は下人を批判している」という角度で読んでみると、龍之介の言葉により親しみを持つことができるでしょう。

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山崎 甲一教授文学部 日本文学文化学科

  • 専門:芥川龍之介の言語空間―君看雙眼色、夏目漱石の言語空間

1960年代から80年代頃にかけてのバンコクは都市化が進み、人口増加に住居が間に合わずスラムができました。80年代には2,000カ所以上のスラム街が存在しましたが、UCDO(都市コミュニティー開発局)のサポートによって、大きく改善されたのです。
UCDOが行うスラムのまちづくりは、その場所に住む人たち自身によるスラムの改善、区画整理、土地の共有、再建、そして土地の移転や購買という5つの方法で行われました。さらに小口融資も行われた結果、水上家屋に住んでいた人々も生活が改善され、普通のアパートや家に住むことができるようになりました。同じ地域に暮らす人々がお互い助け合い、情報交換するコミュニティ―ネットワークも機能するようになりました。90年以前のタイはトップダウンで発展してきましたが、UCDOによって、ボトムアップによる発展が実現したのです。最近ではこのスタイルが世界中に広がりを見せており、小口融資やコミュニティーネットワークなどは、世界のスラムのまちづくりでは常識となっています。

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髙橋 一男教授国際学部 国際地域学科

  • 専門:社会学、アジア社会論、情報・コミュニケーション論、メディア論

現代社会は、電気・電子・情報技術によって動いています。電気エネルギーがなくなったら、水処理、社会維持システム、医療(CTやMRI)、電動アシスト、電車や自動車、エレベータ、ロボット、通信、ネットなどは機能しなくなり、私たちの生活は成り立たなくなるでしょう。
電気エネルギーの大量消費社会となった今、主力のエネルギーとなる火力・水力といった大電力の不足を補うには、風力・太陽光の小電力のほか、企業や家庭などで、プラグインハイブリッドカーのバッテリーに電気エネルギーを貯蔵し、必要なときに使用するといった「エネルギーのネットワーク」の活用が重要です。こうしたエネルギーを有効利用し、回収し、自然エネルギーを電気エネルギーに変換活用していくうえで、電気機器・パワーエレクトロニクス装置、制御の技術が活かされているのです。
今後は、従来の化石燃料社会から、水素エネルギーや自然・再生可能エネルギー社会への転換が求められます。エネルギーや環境の問題は重要ですが、すぐに解決策が見つかるわけではありません。パワーエレクトロニクス装置や制御は、こうした問題解決に大きく貢献する技術として注目されています。みなさんが電気電子情報分野における技術者・研究者として活躍していくことを期待しています。

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堺 和人教授理工学部 電気電子情報工学科

  • 専門:電気電子工学/電力工学、電力変換・電気機器

この授業では、日本政府が集めた英語のデータを学生に解析してもらいます。多くの学生たちは、英語で日本に関する研究に取り組んだ経験はありません。言語を直接教えるのではなく、英語でデータの内容を理解することによって、言語力が身についていくのです。
授業では、アンケートデータを用いた日本の物価変動という研究の方法を紹介しました。
まずデータが掲載されているウェブサイトをもとに、国内13の各都市の商品の値段を比較します。続いて家賃を比べ、計算してデータを詳細に分析。そして13都市の年間コストを比較して物価の変動を分析した結果、物価が一番安いのが松山で、一番高いのは東京であり、その差額は180万円にも及ぶということが分かりました。最後は全員でどんなことを理解したか、何が興味深かったかなどについて話し合い、結論を導き出します。
この方法は英語で情報を読み解いていくので、英語力が高まり、英語に対する自信もつきます。これはグローバル人材やグローバルリーダーへの一歩となるでしょう。

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ロバート ヒューズ准教授国際学部 国際地域学科

  • 専門:EFL Education. Language Arts, Literature, and Composition. Psychology. Applied Linguistics. Intercultural Communication, International Relations.

社会福祉士は相談援助を行う専門職なので、学問として学ぶだけでは現場で力を発揮できません。そのため、学生は3年生になると実習に行きます。ソーシャルワーク演習は、その現場実習に備え、相談者を想定して支援計画を立てるといったシミュレーションを行う授業です。
今回の授業では社会的排除(ソーシャル・エクスクルージョン)と社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)の事例について考えます。学生たちにはあらかじめ、取り上げたい事例を探して来てもらいました。学生は事例を探すことで課題や問題点に気が付きます。その解決方法を調べ、考え、自分の言葉にして発信し、さらにグループで議論することで、より良いアイデアを形にしていきます。
今日はグループで扱う事例を決めるところまで、授業を進めました。次回はその事例についてグループ内で議論したあと、そのまとめをグループごとに発表してもらう予定です。グループ演習を行うことで、自分の考えや価値観の偏りに気が付くこともあります。こうしたグループダイナミクスの中で、新しい可能性がより広がっていくことが期待されます。

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門 美由紀助教社会学部 社会福祉学科

  • 専門:地域福祉、ソーシャルワーク、国際福祉