月別アーカイブ: 2016年1月

試験会場や集合時間等を受験票や入試要項で確認のうえ、時間に余裕を持って試験会場にお越しください。
なお、試験当日の交通機関の遅延等により試験時間の変更がある場合には、入試情報サイトにてお知らせいたします。

入学試験実施にあたり、学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザ等)の蔓延が確認された場合、関係行政機関等の対応を考慮した上で、試験実施について具体的な措置をとる場合があります。
また、感染症に罹患し治癒していない受験生が確認された場合、同じく関係行政機関等の対応を考慮した上で、試験実施について具体的な措置をとる場合もあります。
詳細については措置内容が決定後、本サイトに随時掲載いたします。

体調管理にご留意のうえ、入学試験に臨んでください。

一般入試における以下の試験日程・会場において、収容人員に達したため、出願登録時に選択できなくなっております。

2月11日試験 横浜会場

すでに上記日程・会場で出願した方でも、「東京(白山キャンパス)会場」に変更となっている場合がありますので、「マイページ」もしくは受験票にて試験会場を確認のうえ、当日お越しください。

中学時代から「社会科の教員になりたい」と強く希望していた、文学部教育学科の富沢早也香さんは、「教員免許が取れる大学で学びたい」という思いで東洋大学に入学しました。そして、1年生からの努力が実り、4年生の10月には教員採用試験の合格を手にしたのです。夢をかなえるため4年間まい進してきましたが「教職を目指す者にとって、この大学の環境が良かったことも結果を出せた理由の1つ」と微笑みます。富沢さんは卒業後「生徒たちと一緒に成長していく教員」を目標に、教育界へ進んでいきます。

楽しみを増やす“社会科の魅力”を伝えたい

中学時代の先生たちに大変お世話になり、今でも連絡を取り合っています。その先生方との出会いが、教員を目指すきっかけになったと思います。

もう1つの理由は、父が中学校の教員だったこと。父は音楽の教員なので、私も音楽会などに出掛ける機会が多くありました。そこで父の教え子たちが楽しそうに歌ったり演奏したりしている姿を見ていて「お父さんはこんなふうに指導しているんだな、先生っていいなあ」と心がささやいたのかも知れません。

社会科の教員を目指したのは、中学時代に社会が一番好きな科目だったから、ということもありますが、社会科の知識があるとさまざまなことを楽しめるからです。例えば、生徒たちが修学旅行で古都を訪れた時、歴史や文化を少しでも知っていたらより楽しめますよね。そうした“社会科の魅力”を伝えていきたいのです。

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教員を目指す仲間と、恵まれた環境が力になる

教職課程を取っていたので1〜2年生の頃は月曜から土曜、毎日5限まで授業がありました。毎日忙しいのに「いずれ役立つかもしれない」と、家の近くの学習塾で中学生に国語を教えるアルバイトを始めたので、余計多忙になりました。その後、3年生になり、やっと授業数が減ったと思ったら、教員採用試験の勉強に突入。大学時代は「あっという間の4年間」でした。

実は、「教員免許が取れるなら、どの大学だって同じ」だと、入学前は考えていました。しかし、東洋大学の教育学科は「教員になる!」という意志の強い学生が多く、刺激を受けました。みんな目標が同じなので、励まし合い「4年間一緒に頑張った」という思いがあります。試験勉強で辛くなった時は、お互い「どんな勉強しているの?」「どこの採用試験受けるの?」などという話をしながらがんばってきました。

また、大学には教育職員を目指す学生のための教職支援室があります。私は週1回教職支援室を訪れ、教員採用試験合格のための学習計画について相談したり、面接対策や論文指導などを受けたりしていました。支援室の先生と話をするだけでも「よし、やろう!」という気持ちになるので、自分のモチベーションを高めるためにも活用していましたね。さらに、ゼミの須田将司先生にも度々教員採用試験の相談に乗っていただきました。

そうして、教員採用試験に合格し、中学校の社会科教員になる夢がかないました。同じ目標をともにする教育学科の友達、教職支援室やゼミの先生の励ましや指導は大きな力になりました。東洋大学は教職における学習環境が良く、周りの人間関係に恵まれたことも目標達成の要因と実感しています。

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教育実習で、予想外の“やりがい”を発見

4年生の6月、母校の中学校へ3週間の教育実習に行きました。その9月には、特別支援学校での教育実習が2週間ありました。「この免許も取得できるなら取っておこう」という程度の気持ちでしたが、実際に教育実習を経験し特別支援学校の教員の仕事をしたいという気持ちが高まりました。特別支援学校には、肢体不自由で自分から動きづらい生徒が多く、いろいろな面でサポートが必要でした。すぐに反応は返ってこないのですが、接しているうちにだんだんうれしそうな表情になったり、ニコニコ笑ってくれるようになったり、そういう小さな変化に大きなやりがいを感じました。後から聞いた話ですが、その学校の保護者会の中で「富沢先生良かったよね」と、私の話題になったそうです。教育の仕事は「がんばったことが生徒や保護者にも伝わる」のだと感動しました。

そして4年生の10月、教員採用試験に合格し、目標達成。でも、ここがスタートラインです。教職に就いたら、まず1年間生徒たちと向き合い、次の年はもっと、次の年はさらにもっと、というように「成長し続けたい」という思いが強くあります。生徒も成長していきますが「自分も現状に満足することなく成長し続ける」教員でありたいです。そして、一人一人の笑顔があふれるクラスを作れるように努力していきたいと思います。

富沢 早也香さん文学部 教育学科 人間発達専攻 4年

  • 内定先:埼玉県教育委員会
  • 所属ゼミナール:須田将司ゼミナール
  • 出身校:私立星野高等学校

ラグビー好きの家族の影響で3歳からラグビーを続けてきた、経済学部経済学科の渡邊博文さんは、東洋大学ラグビー部を活性化させた立役者。ラグビー一筋のように見える渡邊さんですが、入学当初から「ラグビーだけではなく、さまざまなことを経験して大学生活を充実させたい」と望んでいました。授業も、仲間とのコミュニケーションも、部活も。「やりたいことを全部やるために」取った手法は自分の意識も改革し、より能動的になったそうです。志望していた企業から内定を得て、今、新たな一歩への期待をふくらませています。

伸びている大学で、満足のいく学生生活を求めて

東洋大学は部活動にも力を入れており、「あらゆる面で伸びている大学」だと聞いていたこともあって、第一志望でした。入試前に何度か一人でふらっとキャンパスを見学しにきて、学食の味を確かめてもいたんです。キャンパスライフに、ものすごく大きな夢を抱いていましたね。

でも、いざ入学してみると、予想以上にラグビー部の練習が厳しくて、1年生の夏休みに本気で「ラグビー部を辞めよう」と思いました。周りの学生がしっかり授業に出て、サークルを楽しんだりアルバイトをしたりしているのに、「自分はなぜこんなにきつい練習ばかりしているんだろう」と、もがいていたのです。

そして、「明日でラグビー部を辞める」と決めた日、「部活で疲れた」という理由で授業に出ないのも、周りの仲間と遊ぶ時間がないのも、「本当にラグビーのせいなのか?」と自問自答したんです。考えてみたらラグビーのせいではなく、ダラダラしている時間が多かったかもしれない。だとしたら、授業・遊び・部活の3つを両立させる努力をしてみて、それでダメだったらラグビー部を辞めることにしようと考え直しました。

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意識を変えたら部活も楽しく、成績もアップした

3つをこなすには、とにかく時間管理が必要だと思ったので、生まれて初めてスケジュール帳を買いました。そして、真新しいページに授業や課題提出日、友達と遊ぶ時間や部活の予定など「やりたいことと、やるべきこと」を1時間単位で書き込み、時間管理をスタート。その日から大学生活が大きく変化していきました。

スケジュール管理が上達し、「ここは少し時間が空いている。友達と遊ぶには時間が足りないけれど、この課題は全部できそうだから課題に取り組む時間にしよう」というように、時間のムダ遣いをしなくなりました。友達と楽しむ時間も増え、2年生修了時には簿記の資格を独学で取り、4年生からは就職活動が始まるので、卒業に必要な単位数を3年生修了時までに取る計画を立てて達成しました。

普段の授業では、レポートをしっかり計画的に提出することを意識しました。時間管理をするようになってからは、期日の約1週間前に提出することが多くなりました。そうしているうちに成績もアップして、その結果、成績優秀者だけが申請できる奨学金を得ることができました。

時間の使い方が上手くなるにしたがって、「これも予定に組み込める、これもやろう」というふうに、さらに能動的に動けるようになったと思います。先を見越して、そのために今できる行動を考え、準備ができるようになったのです。就職にあたっては、希望通りの広告会社から内定をいただきましたが、先を読む力や能動的な行動力は就職活動にも効果的だったと考えています。

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1部昇格の夢を後輩に託し、希望通り広告業界へ

3歳から19年間やってきたラグビーは、自分の中で大きな存在になっていました。そこで、4年生になり「ラグビー最後の年」と捉え、「ラグビーをしっかり終わらせよう」と決めたんです。

東洋大学は「関東大学ラグビーリーグ戦グループ」の2部に所属し、1部昇格を目標としています。それまでのラグビー部は以前の私のように、監督に言われてなんとなくラグビーをやっているメンバーが多かったのかもしれません。そこで4年生全員と「本気で1部に昇格するために何をすべきか」を話し合いました。私は2、3軍のキャプテンを任されていたので「試合に出ることの少ない選手も頑張れるチーム」を作ろうと決意し、チームを盛り立てていきました。特別なことをしたわけではなく、声を出すことから始めました。誰にでもできることを人一倍やっただけなんです。

その結果、東洋大学ラグビー部は変わりました。2部8チームの4位ですが、上位の3校は強豪校揃いで勝つのが非常に難しい状況にあります。でも、上位3校とシーソーゲームを展開したり、1トライの僅差まで渡り合ったりするまでになりました。「あと、ほんの少し」。悔しかったけれど、そこまで引き上げていくことができました。

引退試合の関東学院大学戦も負けてしまいましたが、1年間ものすごくがんばったという思いが強かったので、最後は素直に大泣きできました。その日の夜、次々と後輩が部屋をノックするんです。「博文さんのおかげで本当に楽しい1年間でした」「今年1年ありがとうございました!」一人一人が気持ちを伝えにきてくれて、本当にうれしかったですね。

卒業後は希望していた広告会社で勤務しますが、学生時代に得た時間管理術と、何かに一生懸命取り組む姿勢は、社会人になっても活用できると確信しています。

渡邊 博文さん経済学部 経済学科 4年

  • 内定先:株式会社ジェイアール東海エージェンシー
  • 所属ゼミナール:川崎一泰ゼミナール
  • 出身校:私立春日丘高等学校出身

一般入試における以下の試験日程・会場において、収容人員に達したため、出願登録時に選択できなくなっております。

2月9日試験 横浜会場

すでに上記日程・会場で出願した方でも、「東京(白山キャンパス)会場」に変更となっている場合がありますので、「マイページ」もしくは受験票にて試験会場を確認のうえ、当日お越しください。

これからの社会に対応する力を身に付ける学習では、教師は経験と勘だけに頼るのではなく、科学性を持つ必要があります。その1つがISM教材構造化法による教材分析とカリキュラム構成です。
ISM教材構造化法とは、教材から学習要素を抽出し、それらの関連性をコンピュータによって見やすい構造チャートにすることで、要素間の関係を分かりやすくする方法です。このチャートは、教師ならば授業設計や教材作成に利用することができますし、学習者なら知識の整理に役立ちます。また、コンピュータは正解を与えてくれるものではありませんが、思考支援のツールとして利用できます。ただし、たとえば「タブレットが手に入ったからこれを生かした授業をする」では本末転倒です。目的達成のためにタブレットを入手する、というのが正しい順序です。
教師を目指す学生には、こうした、新たな学びのための科学的なスキルや、新たな授業に対する評価のスキルを身に付け、ICTをうまく活用してほしいと思います。

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長谷川 勝久教授文学部 教育学科

  • 専門:教育工学、数学教育学

日本の働き方はこのままでいいのか、変えるとしたらどのような方法があるのかをテーマに授業を行いました。これは学生が講義を受動的に聞くのではなく、議論したり、成果を発表したりする参加型授業です。
学生たちはグループを作り意見を出し合うほか、卒業した先輩にも同席してもらって話を聞き、参考となる資料を探しに図書館へ行きました。今の学生はインターネットを使うので情報の幅は広いものの、浅く、「つながり」を見つけることもあまり得意ではありません。しかし、図書館で目的の書籍を探せば、棚に関連性のある図書をたくさん発見することができます。さらに、街へ出て道行く人に話を聞いたり、今回のように先輩にヒアリングしたりすることで情報がつながり、人とのつながりも生まれます。新しい発明ではなくても、新しい組み合わせによって、新商品や新サービスが生まれる際にも、「つながり」によってさまざまなものが結合されていくのです。
学生のみなさんには、その場の空気を読もうとするのではなく、自分の考えを発信し、議論し、納得し、周囲とつながっていけるような力を身に付けていって欲しいと思います。

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今村 肇教授国際学部 グローバル・イノベーション学科

  • 専門:労働経済学、社会的企業、社会的経済・連帯経済、社会関係資本

現代社会は市民の生活のあり方や価値観が多様化することで、社会が複雑化し、個別化が進んでいます。そのような社会における貢献の形の1つに、「ボランティア活動」があります。ボランティア活動とは公益となるもの、つまり「不特定多数の人に利益のある活動」を指します。ボランティア活動の特色は自発性があること、多彩で機動的なこと、先駆性・開拓性・創造性があること、そして市民が当事者であることです。一方、善意の押し付けになる恐れや、自発性な取り組みには限界がないといった弱点もあります。
また、行政だけに頼らず市民も担い手として連携・協働する公共は「新しい公共」と呼ばれています。さらに企業のCSR(利益の追求だけでなく社会や環境に与える影響に対しても担うべき責任)については、本業を生かした社会貢献活動にシフトしてきています。
学生のみなさんはまず、身近な社会貢献から始めてみることをおすすめします。するとその活動の課題が見付かり、その課題の解決方法が見えてくることでしょう。

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林 大介助教社会学部 社会福祉学科

  • 専門:子どもの権利、子ども参加、模擬選挙、主権者教育/シティズンシップ教育

一般入試における以下の試験日程・会場において、収容人員に達したため、出願登録時に選択できなくなっております。

2月10日試験 横浜会場

すでに上記日程・会場で出願した方でも、「東京(白山キャンパス)会場」に変更となっている場合がありますので、「マイページ」もしくは受験票にて試験会場を確認のうえ、当日お越しください。

一般入試における以下の試験日程・会場において、収容人員に達したため、出願登録時に選択できなくなっております。

2月8日試験 横浜会場
2月9日試験 埼玉(朝霞キャンパス)会場

すでに上記日程・会場で出願した方でも、「東京(白山キャンパス)会場」に変更となっている場合がありますので、「マイページ」もしくは受験票にて試験会場を確認のうえ、当日お越しください。

Google Chrome(グーグル クローム)ブラウザを使ってTOYOWebStyle会員登録およびマイページログイン機能を利用する際に、エラーになる問題が報告されておりました。
ご利用の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

現在は復旧し、通常通り会員登録およびマイページログイン機能をご利用頂けるようになっております。

今後このようなことのないよう再発防止と、よりよいサービスのご提供につとめてまいります。

「研究で大切なのは、結果を得ること。しかし、その結果に向かって挑戦や努力を重ね、粘り強く取り組む姿勢を身に付けることも同様に大切」と話す大学院理工学研究科機能システム専攻の岳明(ガク メイ)さん。大学4年生から所属した機能材料研究室では、学部で学んだ専門分野とは違った分野に飛び込み、研究に取り組みました。学部卒業にあたり、就職か進学かを悩みながら、せっかく始めた研究を中途半端に終わらせたくないと、大学院へ進みました。2年間の大学院での学びを経て、いよいよ社会へ出る岳さんは、世界を舞台に仕事をしていきたいという目標の実現に向けて、今、新たな一歩を踏み出そうとしています。

建学の理念に共感し、東洋大学に進学

私は2006年に中国・北京の中国国際展覧センターで開催された北京モーターショーを訪れ、日本の自動車産業の強さと工業機械の技術に大きな衝撃を受けました。もちろん日本の自動車メーカーの名前は以前から知っていましたが、これほどまでに技術が高いとは思ってもいなかったのです。燃費の良さや車体の軽量さに圧倒されました。このことがきっかけとなり、地球環境を考え、人に感動を与えるエコカーを開発したいと考えるようになり、日本への留学を決めました。

大学を選ぶ際には、東洋大学が100年以上の歴史を持つ総合大学であることはもちろん、「諸学の基礎は哲学にあり」「多様な価値観を学習し理解するとともに、自己の哲学(人生観・世界観)を持つ人間を育成する」という建学の理念に共感し、この大学で学びたいとの思いを強くしました。また、海外の大学や研究センターで活躍した教授や研究員が多数在籍しているため、国際的な視野を育むには最適な学びの環境であると感じました。

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研究を続けるため大学院へ

私は現在、大学院理工学研究科機能システム専攻に在籍し、機能材料研究室に所属しています。「C12A7結晶の生成と色素増感型太陽電池への応用」に関する研究に取り組んでいます。色素増感型太陽電池とは、酸化物半導体や有機色素を利用する有機太陽電池の一種です。現在、色素増感型太陽電池はまだシリコン型太陽電池よりも性能が低いものの、幅広い可能性があることに興味を持ち、その性能向上をテーマとして卒業研究に取り組んできました。なかでも、エレクトライドC12A7の物性の新奇性に着目し、色素増感型太陽電池の発電効率向上を目指して研究を進めています。こうしたテーマで研究を始めたのは大学4年生になり、研究室に配属されてからのことです。私は北京出身ですが、大気汚染は深刻な問題であり、自然エネルギーの中でも日常生活と密接な関係を持つ太陽光発電に興味を持ったことがきっかけでした。

しかし、私は学部在学中、現在の研究テーマとは離れた機械系の分野を専門に学んでいました。そのため、研究室配属当初は知識不足もあって、電流さえ流すことができませんでした。それでも、研究室で同じテーマについて研究している先輩と協力し合いながら、意見交換を重ね、試行錯誤を繰り返しました。その間にも多くの学術論文などを読み、積極的に新しい知識を取り入れました。その結果、電流は流せるようになったものの、大学4年の1年間では十分に性能を上げるところまでは到達することができませんでした。それでも、研究に手応えは感じており、このまま研究を続ければ必ずより効果が上がると確信がありました。そこで、学部卒業後に就職はせず、大学院に進み、研究を続けてきました。学問だけに専念できる期間は、人生でも限られています。学ぶことが許されている時期に存分に学びたいという思いもあったのです。

研究においては結果を出すことも大切ですが、その過程で得るものは大きいはず。私は1つの研究に打ち込むことで粘り強さやチャレンジ精神を養うことも、研究の結果を得ることと同様に大切なことだと考えていました。これまでの研究を通じて、未経験のことでも向上心を持ってあきらめず、可能なリソースを使って取り組み続ける力を身に付けることができました。

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日本から世界へ技術を発信できる技術者に

私は視野を広げ、競争力を向上させ、人生のオプションを増やすという目的を持って、留学をしました。大学院を卒業してこのまま帰国したら、せっかく開けた世界や可能性が狭まってしまうのではないかと思い、今後も日本に残り、働き続けようと考えました。そのため、就職活動では中国に支店のある企業という観点から会社を探すことはせず、グローバル展開をする技術力の高い会社で働きたいという思いを実現できる会社を探しました。そして、縁あって自分が求めていた会社から内定をいただくことができました。

今後は大学や大学院で身に付けた専門知識と技術を生かして、お客様や社会が抱える課題に技術者として素早く対応し、日本から世界へ技術を発信していけるようになることが目標です。そして、英語の勉強にもますます力を入れ、国際社会で活躍できる素地づくりに励みたいと思っています。

岳 明(ガク メイ)さん大学院理工学研究科 機能システム専攻 2年

  • 所属ゼミナール/研究室:機能材料研究室
  • 出身国:中国

日本製のテレビの鮮やかな映像に感動し、日本の技術力に憧れを抱くようになった大学院学際・融合科学研究科バイオ・ナノサイエンス融合専攻の董軍(トウ グン)さん。その思いは日本への留学、そして東洋大学での6年間の学びへとつながりました。卒業後は日本の企業に就職し、技術者として実践を積み、そのキャリアをいずれ母国で生かすという目標に向かって前進します。東日本大震災で周囲の知人が続々と帰国してしまうなか、「新学期も近いし日本の建物は地震では倒壊しない」と日本にとどまった勤勉さが、董さんに専門知識や日本語力、研究力といった大きな財産をもたらしました。

日本の高い技術力に憧れ、留学を決意

幼い頃、父が日立のテレビを買ってきました。当時はかなり高価な買い物だったのですが、家に置かれたそのテレビは人の毛根が見えるほど鮮明な映り具合で、子供心に衝撃を受けました。日本製はなんと性能が良いのかと感激したのが、日本の技術力に興味を持ったきっかけです。わが家で20年も活躍してくれた、その高い耐久性にも驚かされたものです。

父の友人に日本へ留学経験のある方がいたので、私は日本のことをいろいろ聞かせてもらって育ちました。また、私はロボットが好きで、日本製の二足歩行のロボットにも感銘を受けました。そういった経緯から、日本に留学して学び、技術を身に付け、日本の企業に就職して技術者になりたいと考えるようになったのです。

来日してまずは日本語学校で日本語を学びながら、先に日本に来ていた知人から、日本の大学について教えてもらったり、自分で調べたりしました。そして東洋大学川越キャンパスのオープンキャンパスに参加したところ、施設が充実していることに好感を持ち、ロボットについて学ぶにはふさわしい環境だという印象を受けました。また、そのオープンキャンパスで機械工学科のロボットの研究を目にして、この大学の機械工学科で学びたいと心が定まりました。

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進学か就職か迷い、大学院への進学を選択

現在は複雑流体研究室に所属し、直流磁場中における超常磁性粒子のクラスター構造について研究しています。磁性粒子とは、粒径数百ナノメーター~数十マイクロメーターほどの大きさの、磁性体微粒子です。磁性粒子が液体中に分散したものを磁性コロイド溶液といい、そこに磁場を加えると、多様で複雑なクラスター構造が形成されます。私は直流磁場中の常磁性粒子が形成するクラスター構造を実験的および数値的に解析するという、この分野では比較的基礎に当たる研究を行っています。

大学4年生のとき、進学するか、あるいは就職するか、かなり悩みました。早く日本の企業に就職して実践的な技術力を身に付けたいという思いも強く、一時は就職に気持ちが傾きました。しかし私の目標は、日本で技術力を得て、最終的には中国で技術者として活躍することです。日本以上に学歴を重視する中国では、大卒か院卒かで、就職にも大きく差が出ます。長い目で考えれば進学したほうが将来のためになると、研究科へ進む道を選びました。最初こそ迷ったものの、研究科での学びが非常に充実していたので、結果としては正しい選択だったと思います。

東洋大学では、学部で機械工学の知識を身に付け、副専攻でロボティクスも学びました。大学院学際・融合科学研究科では、先端ナノテクノロジーを研究しました。この6年間を通して、専門知識、研究力、日本語力、コミュニケーション能力が得られ、日本文化への理解が深まったと感じます。東日本大震災のときはお台場でアルバイトをしていて、レインボーブリッジを歩いて帰りました。後になって怖い体験をしたことに気付きましたが、周囲の人が落ち着いて整然と行動していたし、建物が倒れているわけでもなかったので、そのときは被害の大きさが分かっていませんでした。この震災で知人は何人も帰国してしまい、そのまま戻ってこない人もいました。私も両親から帰ってくるように言われましたが、日本での学びを続けたい気持ちが大きく、そのままとどまりました。

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将来は日本と中国を繋げる技術者に

日本で暮らしているうちに、日本が伝統文化を大切にしていることが分かり、素晴らしいと感じました。また、日本人は真面目で仕事に対して熱心に取り組み、きちんと挨拶を交わすなど、礼儀正しいことに感銘を受けました。日本の働き方に慣れた状態で中国に帰ったら、しばらくは仕事の仕方の違いに違和感を感じるかもしれませんね(笑)日本食も大好きになりました。中国の山東省出身で、主食は米よりも麺や饅頭だったのですが、日本の米のおいしさに驚き、日本では毎日お米を食べています。マグロの刺身を初めて見たときは生の豚肉かと思いましたが、今では好物です。

卒業後は日本の電子部品メーカーへの就職が決まっています。中国に支社を持つ会社なので、最初は国内で働き、いずれ中国支社で働くことを希望していますが、まずは会社から頼りにしてもらえるような社員になれるようにがんばります。留学の経験によって培われた日本語力や異文化に対する柔軟性、そして東洋大学で学んだ機械工学、ロボティクス、ナノテクノロジーの知識を生かし、日本と中国を繋くことのできる技術者を目指します。そしていつか技術者として、母国のものづくりに貢献したいと思っています。

董 軍(トウ グン)さん大学院学際・融合科学研究科 バイオ・ナノサイエンス融合専攻 2年

  • 所属ゼミナール/研究室:複雑流体研究室
  • 出身国:中国

プロ野球では、選手にとって契約内容が複雑で難解なうえに、契約における交渉力が弱いため、球団と選手では球団のほうが立場が強いという力関係があります。そこで選手は、代理人やエージェントといった専門家に、自分の代わりに契約の交渉をしてもらいます。また、選手同士が集まって力を合わせる、つまり労働組合を作るという手段もあります。球団経営に関わる法律は多数あり、チケット販売やテレビの放映、人気選手のグッズ販売なども、契約が行われます。このように、「契約」という法制度は、スポーツの世界には極めて深く関係しています。
日本のスポーツビジネスはまだ未開拓で、今後ビッグビジネスに発展すると言われています。そして、そのビジネスを支える仕組みとして「契約」があります。現在はスポーツに対する深い理解を前提として、法的な知識と法的思考力を併せ持つ人材がスポーツに関するあらゆる分野で強く求められています。法律を学ぶみなさんの中からも、スポーツビジネスの発展に貢献していくことのできる人が生まれることを期待します。

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清水 宏教授法学部 法律学科

  • 専門:民事訴訟、民事紛争処理、スポーツ法学

2016年度から3コース制が導入される総合情報学部。スポーツフィールドでICT(情報通信技術)を生かせる人材の育成を目指すのが、「スポーツ情報コース」です。このコースでは、文系出身でも理系の知識を身に付けることができるという、文系・理系の枠を超えた学科の特色が色濃く反映されています。文系からのアプローチでどのような学びを深めていけるのか、臨床心理士やヨガセラピスト、芸術療法士などの顔も持つ加藤千恵子先生にお話を伺いました。

スポーツから得られるデータを分析

スポーツにはさまざまな可能性があります。身体機能を高め健康を促進するだけでなく、国境や言葉を超えた交流ができたり、閉ざされた心を開くことができたりします。競技を応援することで愛国心や愛校心を育む、一体感を得るといった側面もあります。心も身体も支える、それがスポーツです。

日本は世界有数の長寿国ですが、健康でいられる時間が長いとは限りません。これからの時代は、スポーツを通して健康寿命を延ばすことがますます求められていくでしょう。また、障害者スポーツを通して障害者への理解をより深め、積極的にボランティアを行うことも非常に重要です。

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このように、スポーツは人の心身と深く関わっています。「スポーツ情報コース」では、スポーツをデータとして捉え、分析します。スポーツが好き、スポーツ選手、スポーツを学びたいといった学生のためのコースであると同時に、スポーツ選手の心理を学び、心理的なデザインをするなどの授業もあるため、心理学に興味がある人にも学びがいがあります。さらに英語教育にも力を入れていくので、日本から世界へ発信するような仕事を目指す人にも適していると言えるでしょう。

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データをフィードバックすることでスポーツに貢献

「スポーツ情報コース」では、心理や生体の情報を取って分析し、統計学など理系の要素も取り入れて検証し、それをスポーツのデータとして生かす学びを取り入れます。そのため、授業ではスポーツ選手の性格検査を行い、競技、ポジションごとにどのような特徴があるかを分析します。また、スポーツ選手全員に合うメンタルトレーニングは存在しないので、「これをやれば絶対に成功する」などというものは当てになりません。そこで、個人差を考慮したメンタルトレーニングを考える必要があります。そのためには、どのメンタルトレーニングが実際に効果があったのか、バイオフィードバックや心理検査を使って測定します。さらに集中していた時の心拍数など、心理状態と動きとの関係や生体情報との関係をデータに取るといったことも行います。

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体育会で活動している選手には、自分自身のデータを取ってもらい、自らの成長を追ってもらうことを予定しています。選手自身がこのコースで学ぶことにより、これまで以上のパフォーマンスを上げるような結果につながれば理想的です。もちろん健康のため、あるいは趣味としてスポーツを続けたいという人に対する「健康スポーツ」についても、分析したデータをフィードバックすることで、社会に貢献できる側面が大きいとも言えるでしょう。

この「フィードバックする」ということが、「スポーツ情報コース」の大きな特色でもあります。スポーツから得られるデータを分析して検証するだけでなく、得られた結果を実際の競技にフィードバックすることで、チームや選手の実力向上に寄与できるのです。すでにラグビー部では実践していますが、私はヨガセラピストでもあるので、来年度からはヨガをしている際の心理生体データを取り、その結果をメンタルケアに反映させたいと考えています。

また、「スポーツ情報コース」では、学生たちに実際にスポーツを行ってもらいます。しかし、その種目で強くなることを目指しているわけではありません。目的はあくまでもデータの取得と経験です。障害者スポーツにも挑戦することは、データ分析能力のみならず、人間性を高め、意識改革につながるかもしれません。学生に、パラリンピックに関する意識調査を行ったこともありますが、障害者や障害者スポーツに対する理解はまだまだ不十分であるのが現実です。2020年のオリンピック開催国としても、この現状を改善するとともに、障害者スポーツの各種競技へもフィードバックしていきたいと思っています。

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卒業後に広がる多彩な職業

「スポーツ情報コース」の強みは、心理・生体・データ解析が一体化していること、そして文系として捉えつつ、理系の要素を取り入れているということです。文系の意識で学びながらも理系の知識を得られるので、高校では文系だったという人が総合情報学科に進み、2年次にこのコースを選んでも、違和感なく学べます。

スポーツ関連企業、フィットネスクラブ、スポーツイベント企画会社、市役所のスポーツ振興課などへの就職はもちろん、卒業後はスポーツ企業のみならず、医療、介護、保健、心理、情報、デザインなど、さまざまな分野の企業への可能性が広がります。

文系であるが、理系もできる。実際にスポーツも行い身体を使いながら、そのデータ分析のために頭も使う。この柔軟性やバランスが、将来の選択肢をより豊かにしているのです。

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加藤 千恵子教授総合情報学部 総合情報学科

  • 専門:メンタルヘルス、スポーツ心理学、ヨーガセラピー、心理統計、アートセラピー

軍記物語『太平記』には、後醍醐天皇の家臣である新田義貞の、金ヶ崎城での戦いの場面があります。そこには、「兵糧攻めに遭った武士たちが最初は魚を釣り海藻を食べてしのいでいたが、皇族が乗る大切な馬を殺して食し、ついには死んだ人間の肉まで食べた」と記されています。また、3月6日の戦いでは、飢えて衰弱した武士たちは到底戦える状態ではなかったとあります。しかし歴史的事実は、戦いはその1日のみではなく、3月2日から交戦、飢えて動けないとあった武士たちも交戦していました。
軍記物語は史実を踏まえて作られたものですが、なぜ文学にはこうした虚構の部分が必要なのでしょう。それは、歴史資料は勝者の記録がほとんどですが、物語の場合は敗者の気持ちにも触れることで、多角的に人の心を描くからです。物語を読み解き、さまざまな状況の人間について考えること、それが文学を学ぶことなのです。
授業では実際に太平記の絵巻物を見て、触れてみます。古典文学は読むことも大事ですが、現物を見ながら考えることも重要なのです。

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和田 琢磨准教授文学部 日本文学文化学科

  • 専門:日本文学

音楽ソフト生産金額は年々減少しています。一方、作詞者、作曲者から著作権を預かって管理し、音楽の利用者に使用許諾を与えるJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)が徴収している著作権使用料は安定しています。それはなぜでしょうか。
原盤ビジネスは音源ビジネスともいい、レコード製作者にはレコードに対して独占的排他権(著作隣接権)が与えられています。しかし、レコード製作者は音に対する権利しか持っていないので、CDを売る、音楽を有料配信するなどのビジネスに限定されます。一方、JASRACの行っている出版ビジネスはライセンス・ビジネスといい、音楽が使われさえすれば著作権使用料を徴収することができます。そのため、放送・カラオケ・楽譜など取引先は幅広く、安定したビジネスを行うことができるのです。レコード会社とJASRACは、異なる権利に基づいて、異なるビジネスを行っているのです。
このように、音楽ビジネスは「音楽著作権」という権利に基づくビジネスとなります。これは、音楽業界に限ったことではありません。法学部では、こうした法律とビジネスとの密接な結びつきについて学んでほしいと思います。

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安藤 和宏准教授法学部 法律学科

  • 専門:民事法学、新領域法学

東洋大学では、入試の志願状況を本サイトトップページで随時公開いたします。
1/9より、日曜・祝日を除き、毎日更新予定です。

出願は、本サイトからの受け付けとなります。冊子の願書は発行しておりません。
なお、出願書類の郵送は、それぞれの出願期間内に行ってください。

入学試験実施に伴い、以下のように入構措置(大学構内への入構禁止)をとらせて頂きますのでご注意ください。
解除の時間については、不測の事態(交通機関の遅れ等)により変更になる場合があります。

2016年1月

1月14日(木) 21:30以降
実施場所 川越キャンパス

1月15日(金) 終日
実施場所 川越キャンパス・板倉キャンパス

1月16日(土) 終日
実施場所 川越キャンパス・板倉キャンパス

1月17日(日) 19:00まで
実施場所 川越キャンパス・板倉キャンパス

1月30日(土) 22:00以降
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス・川越キャンパス

1月31日(日) 終日
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス・川越キャンパス

2016年2月

2月1日(月) 16:00まで
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス・川越キャンパス

2月6日(土) 終日
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス

2月7日(日) 終日
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス

2月8日(月) 終日
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス

2月9日(火) 終日
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス

2月10日(水) 終日
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス

2月11日(木・祝) 17:00まで
実施場所 白山キャンパス・朝霞キャンパス

2月26日(金) 終日
実施場所 白山キャンパス

2月27日(土) 16:00まで
実施場所 白山キャンパス

2016年3月

3月4日(金) 終日
実施場所 白山キャンパス

3月5日(土) 終日
実施場所 白山キャンパス

3月6日(日) 17:00まで
実施場所 白山キャンパス

その他、各キャンパスの事情により変更となる場合があります。

保存および印刷の際は、下記PDFをご活用ください。

大学入試センター試験実施に伴い、全てのキャンパスにおいて、入試インフォメーションセンター「学びGallery」を閉室いたします。

閉室日:2016年1月16日(土)

なお、インターネット出願に関するお問い合わせは、以下のとおり受付しております。

インターネット出願 サポートセンター
TEL 0120-752-257
2015年12月14日(月)~2016年3月6日(日)9:00~20:00
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皆様のご理解をお願い致します。