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「障がいのある子どもの子育てを通して思うこと」実施報告

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【講演会要旨】

住田氏の講演会では、「子育て支援センター」の紹介と共に、住田氏自身が自閉症という障害特性を持つお子さんを育てられてきた中で感じられた葛藤や人権の問題について、自身の体験談を交えて紹介していただきました。

幼少期に公園に連れ出しても、走り回ってしまって、なかなか目を離すことができず、本人の発散も必要なため、人目を避けて公園に通っていたこと。小学校の学校選択に際して、地域の子どもと一緒の学校に通いたいという強い想いから、小学校の特別支援学級を選択したこと。そうした選択をしたことで、近所に出かけると、今でも本人のことをよく覚えてくれている多くの人たちから声をかけられ、安心して地域生活を送れていることなどが語られました。最後に、兄弟の想いとして、妹さんのお兄さんに対する素直な想いが感想文として紹介されました。

障害のある子どもを育てている保護者の方の話は、初めて聞いたという学生がほとんどでしたが、今回の講演会を通して、障害のある人の人権やその家族の方の葛藤などについて学ぶ良い機会となりました。

講演会に参加した生活支援学科生活支援学専攻1年生の感想文の抜粋です。

Aさん

障害があるなしに関係なく、地域理解が重要だと思いました。私の弟も自閉症と診断され、家でよく大声を出したり、暴れまわったり、現在中学2年生で力も強く、よく蹴られ、喧嘩もします。私は親の立場で障害と向き合ってはいないので、親の不安や、苦労を聞いたことがありません。住田さんの思っていたことを私の母も思っていたのかと考えると、親の存在はとても大きいものだと感じました。障害があるから外に出られないと思っている人は、まだまだたくさんいると思います。私も今回初めて「なかよしぱあく」のような場所があることを知ったので、多くの人に知ってほしいと思いました。障害と向き合うには、地域の支えと協力、そして理解が大切だと思いました。

Bさん

私は住田さんの話を聞いて、公園に行くにも周囲の目が気になり、自分も常に緊張状態だったということが印象に強く残った。他の親子が10時くらいから来るので、その前に行くようにするなど、なるべく周囲から子どもを離そうとし、避けるようにしていたことが、住田さんの心にも負担になっていたのかなと感じた。障害のある人のライフステージは、無い人に比べ、限られていることが分かった。そのことで、もっとこうしたら障害のある人への理解が深まり、地域で協力していけるか考えていきたいと思った。大変な時に支えてもらったお母さんが、また若いお母さんが悩んでいるときに必ずフォローする側に回ってくれるというような話を聞いて、素敵だなと思った。

Cさん

私の中学校では「10組さん」と呼ばれる特別支援学級がありました。合唱コンクールや体育祭で、そのクラス、誰よりも一生懸命に行事に参加している姿を3年間ずっと見てきました。これだけでも、私にとっては十分恵まれた環境だったと思います。しかし、今思えば、そうした環境の中で、もっと10組さんの人たちと関わることができたら良かったのではないかと思いました。自分が周囲の人にしてもらったことを、今度は自分が周囲の人に返していくという助け合いの輪が「なかよし」を中心に広がっているのだなと感じました。

Dさん

住田さんが育児でどんなことがあったのか、実際にあったことを聞いてとても考えさせられました。障がいという条件があるだけで、他のお子さんと同じように楽しい生活、その子らしく生きていけないということはあってはならないと思います。これからも「なかよし」を通じて、障がいを持つお子さん、そしてその家族が普通に暮らし、その中で幸せを見つけられるなら、と思います。焦らず、人と関りを持つ中で、その子のペースでその子らしい成長を見ることができる素敵な場所だと思いました。

Eさん

子育て支援センターや障がい児学童保育などの存在を知らなかった。いかに普通児と障がいを持っている児童の交流がないかを思い知った。「理解ある社会」や「心のバリアフリー」と言っているが、交流が少ないままだと距離は縮まらないのかなと思った。障がいを持っている人が地域で生活していくには、どのような支援を行い、家族の負担を減らすことができるのか、社会福祉士としてできることを考えていきたいと思った。

 

  
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