学術講演会
江戸幕府の成立にとって、徳川家康・秀忠・家光三代の将軍の歴史的意義が重要なのは言うまでもない。家康は1600(慶長5)年関ヶ原の戦いに勝って天下を掌握し、1603年征夷大将軍となり江戸に幕府を開き、以後265年続く政治体制の基礎を築いた。家康も秀忠も将軍職を退き、家康は駿府で、秀忠は江戸城西丸で、束縛のない自由な立場の大御所として、それぞれに年寄(のちの老中)や才能によって用いられる出頭人を置き、全国的な視野からの支配を行った。すなわち将軍と大御所との二元政治である。
当初は長子相続制も確定していないので、次の将軍に誰がなるかも決まりがなく、また諸制度も整備されていなかったので、年寄や奉行などの個性による政治運営がなされていた。しかし家光の後期以降は「人」から「職」へと職制が整備されてくる。そして兵農分離制や石高制が進み、キリスト教の禁止に伴い外交・貿易が統制され、幕藩体制が確立するのである。
ここでは3人の将軍が子や兄弟、年寄、そして家康の側室らに宛てた自筆書状を中心に各3点の写真コピーをテキストとし、釈文(くずし字を活字化したもの)と読み下し文をも添えて分かりやすく解説し、その政治情勢や3人の人間性にも触れながら、江戸幕府の成立過程における三代の略史、とりわけその政治上の位置について述べてみたい。
| 講演名 | 江戸幕府の成立と徳川三代 |
|---|---|
| 講師 | 大野 瑞男(東洋大学名誉教授) |
| 日程 | 5月27日(水)14:00~15:30(90分) |
| 会場 | 東洋大学 白山キャンパス |
| 受講料 | 無料 |
| 定員 | 100名 |
往復ハガキの往信に「江戸幕府の成立と徳川三代」受講希望と記入のうえ、(1)住所、(2)氏名(フリガナ)、(3)電話番号を、返信用には返信先を明記のうえ下記宛にお送りください。
または、封書で(1)~(3)の記載事項を便箋等の用紙にお書きいただき、官製ハガキ1枚に返信先を明記のうえ同封してお送りいただいても結構です。
※ お申込は、お1人につき1講座、1枚でお申込ください。
※ 下記申込期間終了後に「受講証」をお送りいたします。
〒112-8606 東京都文京区白山 5-28-20
東洋大学 エクステンション課 「江戸幕府の成立と徳川三代」係
TEL : 03-3945-7635
平成21年4月1日(水)~5月15日(金)必着
都営地下鉄三田線「白山」駅、東京メトロ南北線「本駒込」駅、下車、いずれも徒歩5分
※ お車、自転車等でのご来場は不可。