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国際教育アドミニストレーター協会(AIEA)事務局長ダーラ・ディアドルフ氏を招聘しました

東洋大学では、『フルブライトスペシャリストプログラム』の採択を受け、国際教育の第一人者であるダーラ・ディアドルフ氏をフルブライト招聘研究員として2018123~13日の期間に本学国際学部にお迎えしました。

ダーラ・ディアドルフ氏は、国際教育専門家として、米国デューク大学リサーチフェロー、国際教育アドミニストレーター協会(AIEA)事務局長、国内外の多くの大学の招聘教員を務められ、国際教育および異文化コミュニケーション能力評価に関する著書・論考を多数発表されています。

招聘期間中、本学ではディアドルフ氏を囲み様々な交流プログラムを開催しました。

初日である123日(月)、ディアドルフ氏は国際教育センター長である高橋一男教授を表敬訪問し、本学の国際化の取り組みについて意見交換を行いました。また、国際教育等に携わる本学教員との意見交換を兼ねた昼食会、UMAP事務局との意見交換会、ISAS2.0運営委員会事務局との意見交換会も同日に実施されました。本学が事務局を務める国際コンソーシアムUMAPや、本学が受審している国際大学協会(IAU)による国際化戦略助言サービス(ISAS2.0)など、国際化の取り組みの質を担保すべく取り組んでいる各取り組みに関して、同氏の豊富な経験や知見をもとにご助言を頂きました。

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ディアドルフ氏(中央)、芦沢真五教授(左)、高橋一男センター長(右)

127日~10日、氏は関西大学が開催するCOILセミナー参加のため大阪に滞在された後の1211日(火)、再び来学されました。異文化コンピテンシーの能力開発に関する学生ワークショップが開催され、国際学部、国際観光学部他から学生19名及び教員1名が参加しました。本ワークショップは、同氏が中心的に携わり、タイ、ジンバブエ、コスタリカ、オーストリア及びチュニジアの5カ国でパイロット的に実施されている異文化コンピテンシー向上に関するUNESCOプロジェクトの方法論(Story Circles)に基づいて実施されました。


参加者は4グループに分かれ、最初に文化・宗教・国籍・ジェンダー等多様な人々を理解すべく対話し、繋がるために必要な能力・スキルを出し合い、次に異なる文化的背景を持つ人と接した自身の経験談やその経験から学んだことを共有しました。更に、グループの仲間の体験談から受けた印象を話し合い、最後に本ワークショップに参加して学んだことや気付いたことを共有しあいました。これらのグループアクティビティを通じて参加者は、自身の文化への気付きや、相手の話を理解すること、相手に深く共感するプロセスを実感しながら学びました。


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1212日(水)、異文化コンピテンシーに関する世界的な研究ネットワークであるICC Globalについての講演を実施しました。同講演はWebinarでも配信されました。講演会場には、本学教職員だけではなく、一橋大学、明治大学、民間企業等、様々な組織や機関から参加があり、同様にWebinarでも各地域からも視聴がありました。


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講演会場の様子


講演冒頭、芦沢教授(国際学部)が講演概要について説明をし、その後、ディアドルフ氏が異文化コンピテンシーの重要性、世界的な潮流、ICC Globalの取り組み等についての講演を行ないました。


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冒頭に講演概要の説明をする芦沢真五教授(国際学部)


ディアドルフ氏は講演の中で、21世紀の現代社会において、グローバル化の拡大に伴い、多様な文化的背景を持つ人々が交わる機会が急速に増えている一方、社会的な分断や不平等も同時に起きているという地球規模の課題に対し、異文化コンピテンシーという概念がより重要になってきているということを説明しました。そして、異文化コンピテンシーの能力開発及び評価(Assessment)ではプロセスが重要視されているということ、そのプロセスにおいては、もっと知りたいと思う気持ち(wonder)や好奇心(curiosity)を積み重ねていくことが大切であると強調しました。


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異文化コンピテンシーに関する講演をするディアドルフ氏


参加者からは、ICC Globalが世界全体の取り組みとして進められている中、それを日本の高等教育に落とし込む場合の課題(例えば、政府との連携や政策との調和等)に関してなど、活発な意見交換がされました。


ディアドルフ氏の本学滞在中には、上記プログラム以外にも学生・教職員との交流が行なわれ、同氏の招聘は本学の学生・教職員にとって実り多いものになりました。